パスタぎらい の商品レビュー
もともとパスタの類はあまり好きではないが、急に食べたくなるのがナポリタン。 日本式ナポリタンが超大好き。 ヤマザキマリさんの本を読んで、ああ確かにケチャップ味のパスタなんてイタリアで食べたことなかったなぁと思い出した。 子どもの頃、お出かけした時にデパートであるいはレストランで、...
もともとパスタの類はあまり好きではないが、急に食べたくなるのがナポリタン。 日本式ナポリタンが超大好き。 ヤマザキマリさんの本を読んで、ああ確かにケチャップ味のパスタなんてイタリアで食べたことなかったなぁと思い出した。 子どもの頃、お出かけした時にデパートであるいはレストランで、「洋食」を食べるのが大好きだった。 オムレツ、カレー、コロッケ、シチュー。 日本で独特の進化を遂げ、日本でしか食べられないものになったもの。 ウィンドウの中の色とりどりの蝋細工に、ワクワクした。 イタリアではパスタはメインではなく、あくまでもセグンドあたりでコースの前菜として出てくるものといった位置づけ。 量も少なくあっという間に食べきる感じだったが、そのお味はどこで食べても美味しくて、さすがイタリアは違うぜ!と感心したのを覚えている。 味覚の記憶=旅の記憶 私の場合は、それに「匂いの記憶」も加わるが、味の記憶というのは特にいつまでたっても忘れないものだ。 ヤマザキマリさんの創作の原点が、イタリアでの貧乏暮らしの中にあるのかもしれないね。 イタリアのコロナが1日も早く終息しますように。
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『テルマエ・ロマエ』で一世を風靡した漫画家・ヤマザキマリが主にイタリアの食事について語る本。 一時期、北海道でグルメレポーターをしてただけあり、日本の食事にも非常に精通しており、エッセイとして普通に面白かった。
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テルマエロマエで有名な漫画家、ヤマザキマリさんの食エッセイ。イタリアを中心に、海外の様々な料理についてユーモアを交えて語られていて、テンポの良い文章だったので楽しく読めた^ ^やはり、ポルトガル料理は美味しそう。是非行ってみたい!
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食事、生活を見直そうと、オーガニックという言葉が行き交うこの時代に、大声を上げてスナック菓子の美味しさを伝える作者。人を惹きつけさせ面白く感じさせる作者の自己主張こそがこの作品の魅力だと思います。
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17歳でフィレンツェに留学、イタリア暮らし35年。海外生活の長い筆者の日本食とイタリアほか世界の食に関する多彩なエッセイ。 紀行と同様、食に関するエッセイは難しい。おいしさを伝えるだけでは単なる自己満足、表現力のほか独自の切り口がなくては読者の心は動かせないように思う。 日本...
17歳でフィレンツェに留学、イタリア暮らし35年。海外生活の長い筆者の日本食とイタリアほか世界の食に関する多彩なエッセイ。 紀行と同様、食に関するエッセイは難しい。おいしさを伝えるだけでは単なる自己満足、表現力のほか独自の切り口がなくては読者の心は動かせないように思う。 日本のナポリタンをイタリア人の友人に食べさせてもなかなか受け入れられない。たまに日本に帰るとイタリア料理にが恋しいでしょうと気を使われたり、お弁当は日本独自で日本のアニメを見た外国人が不思議がったりあこがれたり、など。 海外暮らしが長い日本人なら他にもたくさんいるだろう。だが筆者には鋭い視点、切り口とマンガでも文でも表現する手段がある。そして常人を超えた食欲と食に対する執着心。 気楽に読めつつも、実はなかなか奥が深いと思わせる一冊でした。
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著者が、海外滞在中に日本食を渇望する気持ちがよく分かる。 私の場合、子どもの頃、海外に住んでいたので、日本に帰国したときの楽しみは、卵かけごはんを食べることだった。 日本の食文化の寛容性の高さと、アレンジする技術の素晴らしさが良く分かる。 他国の現地で食べるのも、異国情緒を感じら...
著者が、海外滞在中に日本食を渇望する気持ちがよく分かる。 私の場合、子どもの頃、海外に住んでいたので、日本に帰国したときの楽しみは、卵かけごはんを食べることだった。 日本の食文化の寛容性の高さと、アレンジする技術の素晴らしさが良く分かる。 他国の現地で食べるのも、異国情緒を感じられて良いだろうなぁ。 現地に着いたら、現地の食べ物を躊躇せず頂く、というヤマザキさんの姿勢が素晴らしい。
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久しぶりにイタリア文化に関する本を読んだ。 でもイタリアの話というよりはヤマザキマリさんの食に関する愉快なエッセイといった感じかな。 楽しく読みました。
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もうどこかで読んだこともある話も多いけれど、何度読んでも面白いヤマザキマリさんのエッセイ。エッセイなのに新書なんですね。個人的だけど、食文化論ということでしょうか。 ヤマザキマリさんが一番好きなのは日本のナポリタンというのはもう有名ですが、これはイタリアでは「パスタ」とは認められ...
もうどこかで読んだこともある話も多いけれど、何度読んでも面白いヤマザキマリさんのエッセイ。エッセイなのに新書なんですね。個人的だけど、食文化論ということでしょうか。 ヤマザキマリさんが一番好きなのは日本のナポリタンというのはもう有名ですが、これはイタリアでは「パスタ」とは認められていないらしい。ケチャップやタバスコなんてとんでもない。でも、食べさせたら好評だったという皮肉・・・。 ペペロンチーノなんて、貧乏パスタ。 イタリア人におけるオリーブオイルとバルサミコ酢について。食いしん坊が書いた食のエッセイは、とにかく面白いです。
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テルマエロマエの著者が書いた、イタリア料理を中心とした食文化エッセイ。 ペペロンチーノの立ち位置、日本のイタリア料理店の実力、日本発祥のスパゲティナポリタンのイタリアでの評価、パスタにタバスコはNG、外人もラーメン好き、米を巡る調理法の違い、パンは日本が一番、オリーブオイルやバル...
テルマエロマエの著者が書いた、イタリア料理を中心とした食文化エッセイ。 ペペロンチーノの立ち位置、日本のイタリア料理店の実力、日本発祥のスパゲティナポリタンのイタリアでの評価、パスタにタバスコはNG、外人もラーメン好き、米を巡る調理法の違い、パンは日本が一番、オリーブオイルやバルサミコ酢の重要性、酒、チーズなど、各国の食文化が判って大変面白い。漫画家は文章が面白いので良い。 欧州はどこもそうなのか、食に関しては非常に保守的。イタリアではパスタにケチャップ・タバスコというだけで、拒否反応。ワインもフランス産などシャンパンも含めて、そもそもロクに売ってもいない。 こと食事に関しては、日本が圧倒的にNo.1だと思う。世界中あらゆる国の料理が簡単に食べられるし、どれも美味しい。それにさほど高くない。酒もチーズもビックカメラに行けば全世界のあらゆる種類が普通に売っている。食事に保守的な国が多い中、貪欲に世界の料理を取り込む日本。この多様性は評価に値する。
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