パスタぎらい の商品レビュー
日本とイタリアの食事の話。 たしかに、日本の独自進化はすごい。 多分オタク気質がなせる技なんだろうが ナポリタン、コロッケ、カレーなどの海外にない洋食というジャンルの凄さ。 あとは茶湯とか、やっぱ独自進化すごいな。
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美味しいと思えないものを無理やり食べるところから「味覚の外交力」が始まり、寛容性が生まれるのかもしれない。 食の寛容性は日本が突出している。異国の珍しいものでも躊躇なく食べ、世界中のあらゆる料理や調味料が手に入る。和食の繊細な味から、スナック菓子のバリエーションまで、ここまで豊...
美味しいと思えないものを無理やり食べるところから「味覚の外交力」が始まり、寛容性が生まれるのかもしれない。 食の寛容性は日本が突出している。異国の珍しいものでも躊躇なく食べ、世界中のあらゆる料理や調味料が手に入る。和食の繊細な味から、スナック菓子のバリエーションまで、ここまで豊富な国はない。 ヨーロッパ各国はそれが中々難しい。ワインやチーズにしてもその土地の産地のものしかほぼ置かれていないし、そもそも需要がない。また、料理に関しても然り。 だがローマ人は違う。貪欲な食欲と食への探究心を持っている。
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(2020/10/11読了) ヤマザキマリさんの、食エッセイ集。 これまたサスガである。食に関しても、その体験の濃さがある。世界各地の食文化に対する考察も去りながら、おにぎり愛、たまご愛、餃子愛は筋金入りである。 話は当然、比較文化論じみて来るのだが、日本人が持つ受容性、偏...
(2020/10/11読了) ヤマザキマリさんの、食エッセイ集。 これまたサスガである。食に関しても、その体験の濃さがある。世界各地の食文化に対する考察も去りながら、おにぎり愛、たまご愛、餃子愛は筋金入りである。 話は当然、比較文化論じみて来るのだが、日本人が持つ受容性、偏食とグルメなどへ転がって行くのが面白い。 なお、「パスタぎらい」とタイトルに謳っているが、本文中にある通り、コロナ禍でイタリアのパスタが食べられない現状、いやが上にもパスタ渇望が湧き上がる。その気持ちは痛いほどワカル。
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読書の感覚を取り戻したくて読んだところ、期待通りサクッと楽しく読めた。 海外好き、ごはん好きにはたまらない一冊。イタリアはじめシリア、米国など海外に長く住んだ著者が出逢った各国の美味しいもの(必ずしも著者の感想は美味しいばかりではないが)、また日本のごはんの素晴らしさなどが語られ...
読書の感覚を取り戻したくて読んだところ、期待通りサクッと楽しく読めた。 海外好き、ごはん好きにはたまらない一冊。イタリアはじめシリア、米国など海外に長く住んだ著者が出逢った各国の美味しいもの(必ずしも著者の感想は美味しいばかりではないが)、また日本のごはんの素晴らしさなどが語られる。ワインナショナリズム(ヨーロッパ各国の人々は基本的には自国ワインを好む)などは、世界中あらゆる国のワインが街のスーパーにも並ぶ日本と対比すると興味深い。
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「食文化」というカテゴリーに絞れば、日本の"外交能力"は他国に比べて突出している。 そんな日本人であり 日本に生まれ暮らしていることは幸せだと思う
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世界の食文化を紹介するエッセイでは ありますが、やはり日本の食の寛容さ は世界でも突出しているらしい、と感 します。 寿司などの高級食もあれば、ジャンク フードとも言えるスナック菓子も種類 が豊富でとても美味しい。 スナック菓子はアメリカが発祥である にもかかわらず、今や日本...
世界の食文化を紹介するエッセイでは ありますが、やはり日本の食の寛容さ は世界でも突出しているらしい、と感 します。 寿司などの高級食もあれば、ジャンク フードとも言えるスナック菓子も種類 が豊富でとても美味しい。 スナック菓子はアメリカが発祥である にもかかわらず、今や日本の食べ物と 言っていいです。 ラーメン、カレーなども説明不要で しょう。 この何でも受け入れて自国の食べ物に してしまう寛容さは、外国語の習得が 苦手な日本人であることの裏返しでは? と著者は指摘します。 せめて「食」だけでも。という考察に は納得してしまう一冊です。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
イタリア、リコリス味のジェラートがあるそう。 トスカーナ地方の人はモツ料理好き。ランプレドットというのが作者のお好み シリア産のオリーブオイルは美味。 ヤマザキマリも珈琲が苦手とのこと あと酸味のある果物が苦手。 イチゴ一粒に一時間くらい必要。グレープフルーツなど柑橘系はお手上げ。
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<目次> 第1章イタリア暮らしですが、なにか? 第2章あなた恋しい日本食 第3章それでもイタリアは美味しい 第4章私の偏愛食 第5章世界をつなぐ胃袋 あとがき 日本人の(食を)受け入れる受容性、味覚の外交力
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高価な店で高価な食材を使った料理でなくても、食を楽しむことはできると思える。それは誰でも食で人生を豊かにできるということ。著者の経験談もふんだんに盛り込まれて、美味しく楽しい一冊。
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ヤマザキマリさんのバイタリティは、食に関しても人生に関しても尊敬に値し、憧れます。でも、リアルに身近にいる人だったら、きっと仲良しにはなれないと思う...
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