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今昔百鬼拾遺 鬼 の商品レビュー

3.8

92件のお客様レビュー

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  2. 4つ

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2020/01/11
  • ネタバレ

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京極堂&榎木津の役回りを敦子と女学生呉美由紀が演じた作品 できれば前者版を見たかった ところで鬼の正体は土方歳三なの?

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2020/01/05

京極さんにしては短い作品でしたが、いつもやっているようなことを短い中に織り交ぜながら短くぎゅっと落としてるのはさすがですね。 ただ、僕的には助走が長いなあって感じはありましたが、動き始めてから凄い勢いでいくスピーディーな感じはワクワクしましたし、真相はびびった。

Posted byブクログ

2020/01/05

シリーズ物だが、単発でも読める作品。 「鬼」の解釈を問う、捉えるかを自分なりにも考えたくなる。 思い込みや常識は、個々人にしか通用しないと改めて感じる。

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2019/12/31
  • ネタバレ

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かなり久し振りの百鬼夜行シリーズで嬉しかったが、京極堂らメインは出ないスピンオフ。 中禅寺敦子ら脇役がメインで、少しがっかりした。 「刀」と「鬼」がテーマの殺人事件で、同著者の著作「ヒトごろし」と同じようなこと(土方にまつわる涼という女と刀)が語られていて、どうやら世界観は繋がっているらしい。 このシリーズは単独の世界観として読んでいて、ちょっと唐突感があった。 この時代、まだサイコパスなど心のことが知られていないときに、怪異としてではなく、人間の起こした事件として終わったのは良かった。 研師の大垣が言う、どんなに美術品だと言い繕っても刀は人殺しのための道具、という台詞は良かった。 時代の所為なのか、物分かりの悪い賀川という刑事には少しイラついた。

Posted byブクログ

2019/12/08

ずーっと待ってる本編はなかなか続きが出ないけど、スピンオフ的なのが出たので購入。 このシリーズと、別のシリーズが繋がるとは。 それにしても、相変わらず上手い。ぐいぐい読まされてしまった。 お兄さんたちはどこへ行っているのやら。

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2019/11/24

相変わらず面白い。一気に読める。2日で読んだ。まさかなぁ、鬼があの人とはなぁ。 最後の某探偵顔負けの大演説で、私のモヤモヤもとってもスッキリして、何かこう「憑物」が落ちたような気がしたわよ。 そうだよね。 罪は罪だよ。 「かっこ悪いぞ、大人!」ってやつだね。

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2019/11/17
  • ネタバレ

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 中禅寺敦子を中心としたストーリー。拝み屋も名探偵も出てこないため、京極堂シリーズと比べると、爽快感やあのズシッとくる重みも少ないですが、敦子とともに謎にはまっていく感覚は京極夏彦お馴染みの体裁。  『絡新婦の理』で例の事件に巻き込まれた女子高生の呉美由紀が、敦子に相談をするところからはじまり、女子高周辺で多発している辻切り事件との関連が深まっていく。  京極堂シリーズで数少ない常識人キャラの敦子目線のストーリー第一作。

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2019/11/13

百鬼夜行シリーズの番外編シリーズ 敦子さんと絡新婦の理に出てきた呉美由紀がコンビ シリーズなのに3ヶ月連続刊行されてしかも出版社が全部違う 3冊分を1冊にまとめたらいつも通りの京極の厚さになるんだがねぇ 「嘘実妖怪百物語」を読んで、暫くは京極は控えるとか言いつつ手を出してしま...

百鬼夜行シリーズの番外編シリーズ 敦子さんと絡新婦の理に出てきた呉美由紀がコンビ シリーズなのに3ヶ月連続刊行されてしかも出版社が全部違う 3冊分を1冊にまとめたらいつも通りの京極の厚さになるんだがねぇ 「嘘実妖怪百物語」を読んで、暫くは京極は控えるとか言いつつ手を出してしまった ストーリーは、連続辻斬り事件が起きている中、代々斬殺される家系の女の子が斬り殺される事を恐れながら被害者になってしまって… その被害者と美由紀が同じ学校で親しい仲、敦子さんはその相談を受けると 新選組 鬼の副長 土方さんの使ってた刀 斬殺される家系の因縁 このあたりが呪いめいているんだけど、読み終わってみればやはりいつもの京極だねぇ 研師の話がよかったかな 刀は人を斬るもので、汚れはするが穢れるものではないとか何とか 敦子さんが探偵役を務めてるけど、兄との違いをところどころで意識してるし 解決はするものの、落とし所まで到達できない それを美由紀がキレて正論を振りかざして収めるというスタイルなのか まぁ、この配役ならそうなるのが自然 そう考えると、京極堂の落とし所の付け方の見事さが改めてわかってくる ま、京極堂は出てこないんだけどね

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2019/10/29

こんなに薄いのに、しっかり京極堂シリーズを読んだ気持ちになれるなんて、いやはや。 薄いのは京極堂の蘊蓄がないからかな。 というより、妖怪出てこないものね、今回。 鬼は鬼でも鬼の副長。人間。 ハル子さんは怖いし、反社会的云々と敦子さんが言いたくなるのもわかるけど、いやいや気もおかし...

こんなに薄いのに、しっかり京極堂シリーズを読んだ気持ちになれるなんて、いやはや。 薄いのは京極堂の蘊蓄がないからかな。 というより、妖怪出てこないものね、今回。 鬼は鬼でも鬼の副長。人間。 ハル子さんは怖いし、反社会的云々と敦子さんが言いたくなるのもわかるけど、いやいや気もおかしくなるよ、と。 斬り殺される運命と断じられて、その刀が近くにあるんだから。 そりゃ怖いでしょうよ。 美由紀に近付いたのも、意図あってのことかもしれないけど、近しさも感じてたんじゃないかなあ。 悲運同士というか。 でも美由紀はきっとさばけてるから、ハル子さんは羨ましく思ってたり。 色々妄想ですが、考えてしまった。 最後のシーンの美由紀はかっこ良かったね。 あと、表紙の写真が良い。

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2019/10/27

家の女は縁のある日本刀で切り殺される、という因縁話。この話は途中で出てくるのだが、気を付けていなかったせいか、因縁という感じがしなかった。なんだか、軽い話なのか重い話なのかわからず、「つまらない」というのとは違うが、妙に不満感が残った。

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