今昔百鬼拾遺 鬼 の商品レビュー
切ないというか、やるせないというか、感情のやり場に困る話だった 事件の構造自体は単純で、『絡新婦の理』の真逆って感じ 随所随所に京極先生らしい文章が混ざってて興奮した 何より、女学生の雰囲気をしっかり表現出来てるのはすごいと思った
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"鬼"という言葉が持つ力と不運な巡り合わせで人生が狂っていった人々の業や因縁が短いページ数の中でしっかり描かれていました。 呉美由紀ちゃんカッコいいな、まさかの榎木津系統には笑いました(笑)
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『先祖代々、片倉家の女は斬り殺される定めである』 昭和の辻斬り事件と呼ばれる連続通り魔事件の七人目の被害者、片倉ハル子について友人の美由紀から相談を受けた中禅寺敦子は、片倉家と鬼の刀の因縁について調査を始める。 百鬼夜行シリーズの中禅寺敦子を中心としたスピンオフ作品。兄の秋彦ほ...
『先祖代々、片倉家の女は斬り殺される定めである』 昭和の辻斬り事件と呼ばれる連続通り魔事件の七人目の被害者、片倉ハル子について友人の美由紀から相談を受けた中禅寺敦子は、片倉家と鬼の刀の因縁について調査を始める。 百鬼夜行シリーズの中禅寺敦子を中心としたスピンオフ作品。兄の秋彦ほど話が長くならず(笑)、でも感情に左右されず客観的に現実的に思考する所は兄譲りなのかな。 事件の真相は衝撃的だし、関係者たちの迷いや後悔にバシッと喝を入れる美由紀の啖呵が気持ちいい。 百鬼夜行シリーズ本編よりは肩の力を抜いて読める本でした。
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百鬼夜行シリーズとあるので、妖怪モノ、ホラーっぽいモノを期待していたら、そうではなかった。日本刀による連続殺人事件。グロさはほとんど無い。犯人は?会話形式で話が進む推理モノだった。
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比較的サクサク読めた。 人名と地名、事件名とか結構こんがらがってしまったけど本編よりも読みやすい。 敦子の呪いとか祟りは存在しない、考えが一貫している感じとか真相のみを追い求める姿が好き。
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再読 連続殺人鬼が誰かも気になりぐんぐんと読み進めてしまう 事件の中の登場人物の描写がわかりやすくいつもの京極堂シリーズより断然読みやすい このシリーズ、また続けて欲しい
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身の回りで次々と仲良しが死んでしまう女学生が「昭和の辻斬り」なる事件について編集者に相談するお話。昭和の辻斬り最後の被害者である女学生の先輩は自分が殺されることを予想していたようでー「先祖代々、片倉家の女は斬り殺されるんだ」 真実の1って前くらいまではなんとなく予想できたのですが...
身の回りで次々と仲良しが死んでしまう女学生が「昭和の辻斬り」なる事件について編集者に相談するお話。昭和の辻斬り最後の被害者である女学生の先輩は自分が殺されることを予想していたようでー「先祖代々、片倉家の女は斬り殺されるんだ」 真実の1って前くらいまではなんとなく予想できたのですが、最後の落とし所は意外でした。トゥルーエンド感のある小説です。
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面白かった。 中禅寺敦子さんが主役のミステリー。 呉美由紀さん懐かしい! 思わぬところで土方歳三の名前が出てきて、「ヒトごろし」につながるのかなあ(未読)こういうイメージの土方なのかなあ、ちょっと読みたくなってきたと思いました。 4月27日東京行き新幹線の中で。
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さらりと読めた 駆けずり回って解決するわけじゃなくて基本会話で進む 登場人物の名前覚えられなくて苦労した…
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久しぶりの京極夏彦。新刊が出たので、既刊本から読み返し中です。 こちらは主人公が若い女性なので、価値観や考え方がまた変わってとても面白く読めました。刑事さんの子供刑事ぶりがコミカルで笑えた。(子供刑事ってあだ名、すごく的をえてる!) 鬼に関する講釈は、京極堂不在のため薄いので、...
久しぶりの京極夏彦。新刊が出たので、既刊本から読み返し中です。 こちらは主人公が若い女性なので、価値観や考え方がまた変わってとても面白く読めました。刑事さんの子供刑事ぶりがコミカルで笑えた。(子供刑事ってあだ名、すごく的をえてる!) 鬼に関する講釈は、京極堂不在のため薄いので、ここらへんかなりページ数の削減になってる。続きが読みたい!
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