今昔百鬼拾遺 鬼 の商品レビュー
分厚すぎて読めない本の人。2〜3人目あたりから話が始まって、推理してる端から斬られるくらいにハラハラしてくれてもよかったかなぁ。さて、『絡新婦の理』を読むか、最初からか、『河童』に行くか。
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やっと読めた。やっぱりミステリーがメインというか、時代や文化、歴史について書かれている所が多く個人的には好きだった。
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2022/4/2 そういや最近京極堂ご無沙汰やなと思って読んでみた。 古本屋も探偵も小説家も出てこなかったわ。 ご無沙汰過ぎて彼らの近況に触れられてもそれがどんな事件だったかもわからない。 ご無沙汰しすぎやな。 姑獲鳥からまた読みたくなってくる。 この本は敦子が活躍するけど敦子はそうでもなく、子供刑事と依頼者の女子高生がいい味。 女子高生の最後の啖呵は特によかった。 しかし私は探偵に会いたかったんだよ。 探偵出てる新刊はどれだろ?
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敦子が明治大正期を夜明け前の暗い時間帯みたいって言ってるの分かる 因縁を因縁たらしめてるのってやっぱり非科学的なものじゃなくて人間の妄執だよな〜 刑事の息巻く訊問といまいち的を得ない証言する登場人物の掛け合いがまどろっこしいんだけど緩急あって面白い
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「迚(とて)も恐い——と云っていました」 から始まる物語。百鬼夜行シリーズのスピンオフに位置する作品。書痴である京極堂こと中禅寺秋彦の妹の敦子が昭和の辻斬り事件に挑む。被害者は7名。依頼者の呉美由紀の先輩にあたる高等部1年の片倉ハル子も被害にあった。犯人が用いた凶器は日本刀。た...
「迚(とて)も恐い——と云っていました」 から始まる物語。百鬼夜行シリーズのスピンオフに位置する作品。書痴である京極堂こと中禅寺秋彦の妹の敦子が昭和の辻斬り事件に挑む。被害者は7名。依頼者の呉美由紀の先輩にあたる高等部1年の片倉ハル子も被害にあった。犯人が用いた凶器は日本刀。ただの日本刀ではない...鬼の日本刀だ。片倉ハル子も被害にあう前に謎の言葉を残している。鬼の因縁...。調査が進むにつれて片倉家の歴史が紐解かれていく。 鬼とは本来はないもの、存在しないのではなく、ないという形を指すらしい。さてこの事件は鬼とどうかかわりがあるのか。思いもよらない過去に繋がった時、ページをめくる手が止まらない。 京極夏彦の構成大好き。漢字の使い方、表現の仕方もこだわりを感じる。京極さんにしては読みやすい分量でサクッと読める。この勢いで京極作品全部読んでいきそうだ。
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番外編だった。 登場人物は、古本屋の妹だけで今回は彼女が探偵だった。 他の連中は名前が出てきていた。 今も他事件で他に行っている。前回事件の話あり、時系列を辿る様。
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ここに書かれた鬼のひとりが新撰組土方歳三 物語は彼が託した刀をめぐり因縁が産みださ れるのだが、例により登場人物の大量の語り に読者は流される(言葉の濁流ですな) 本シリーズは本来の摩訶不思議な存在は出て こないので、古書店の主のような憑き物祓い がないが、主役の呉美由紀が語る語彙の少な いながらも本質をつき事件を鎮めるのが魅力 絡新婦の理で重要な役どころをした呉美由紀 さんが本シリーズの主役なのね(´・ω・`)
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「迚も怖い」 昭和の辻斬り魔に迫る。鬼と呼ばれた土方歳三の刀が関連するので、「ヒトごろし」を読んだ方がよさそうな。 鬼の刀を闇扱いせず、武器は護身用ではない、それは殺人道具であり、護身なら防具だと、殺せる道具と技を持ちながらそれをしない強い心がないと殺してしまう「そういう偉え人は...
「迚も怖い」 昭和の辻斬り魔に迫る。鬼と呼ばれた土方歳三の刀が関連するので、「ヒトごろし」を読んだ方がよさそうな。 鬼の刀を闇扱いせず、武器は護身用ではない、それは殺人道具であり、護身なら防具だと、殺せる道具と技を持ちながらそれをしない強い心がないと殺してしまう「そういう偉え人は道具より強えんだ。大抵の連中は、持ち道具負けちまうんだよ」と研ぎ師に言わせるあたりがとてもニクイ。 「森脇メモ」「造船疑獄事件」で稀譚舎他部署が騒がしいとあったので、気になって調べたら大規模汚職事件。 「鵼の碑」に関係あったりして。
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大好きな京極堂シリーズの作品が出ていることを知らず、本屋で偶然見つけた時は嬉しくてニヤニヤが止まりませんでした。 講談社、角川、新潮、3つの出版社から出す3部作の1作目です。今回は中禅寺敦子とみんなが大好き?呉美由紀ちゃんのが巻き込まれ、解決していく。 京極堂シリーズの女の人って怖い人が多いですよね。。 娘が罪を犯してしまい、それを止めるために殺してしまう母親。誰も報われないですね。それ以外にも道はあったのにと思ってしまいますが、自分がその立場だったら、ギリギリまでなんとかなるのじゃないか、ここで犯行をやめさせれ隠せるのではないか、家族だったらそんな他人から見たら愚かだと言われる選択をしてしまうかもしれません。
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持つ手が疲れるほどの分厚さに怯んで京極さん未体験の方にも、この程度の厚さならお試しいただけるのではないでしょうか。百鬼夜行シリーズではありますが、1冊も読んだことがなくても大丈夫。 舞台は昭和29年。日本刀で人をバッサリ斬るという通り魔事件が発生。最初の被害者は怪我で済んだのに...
持つ手が疲れるほどの分厚さに怯んで京極さん未体験の方にも、この程度の厚さならお試しいただけるのではないでしょうか。百鬼夜行シリーズではありますが、1冊も読んだことがなくても大丈夫。 舞台は昭和29年。日本刀で人をバッサリ斬るという通り魔事件が発生。最初の被害者は怪我で済んだのに、犯人はどんどん腕を磨き、腕をもがれた人の次は皆絶命。 京極作品の雰囲気を知るにはもってこい。そんな時代のことは知るわけもないのに、なぜか懐かしい気分にさせられます。単行本も文庫本も必ず見開きに文字を収める凝り様も一緒に楽しんでほしい。
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