レゾンデートル の商品レビュー
私がジャックです―― 殺人者の〈存在理由〉とは? 末期癌を宣告された医師・岬雄貴は、酒浸りの日々を送っていた。 ある日、不良から暴行を受けた岬は、復讐を果たすが、現場には一枚のトランプが――。 そのカードは、連続殺人鬼「切り裂きジャック」のものと同じだった。 その後、ジ...
私がジャックです―― 殺人者の〈存在理由〉とは? 末期癌を宣告された医師・岬雄貴は、酒浸りの日々を送っていた。 ある日、不良から暴行を受けた岬は、復讐を果たすが、現場には一枚のトランプが――。 そのカードは、連続殺人鬼「切り裂きジャック」のものと同じだった。 その後、ジャックと岬の奇妙な関係が始まり……。 (アマゾンより引用) 何となく誰が犯人かは途中で分かる。 でも面白かった。
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病に侵されていく主人公の焦りなどが感じられ、ドキドキしながら読んだ。 内容としてはとても面白く、一気に読んでしまった。 しかし、沙耶に鬱陶しさを感じた。
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- ネタバレ
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胸がギュッと締め付けられた。ジャックの殺人は到底理解できるものではないけれど、何故そうなってしまったのか…楠木にせよ、強引身勝手な殺人だけど、その裏にあるもの…雄貴の想い…それぞれの登場人物が、ただただ、切なかった。
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レゾンデートル…フランス語で、「存在価値・生きる理由」の意。 タイトルに相応しい脚本だった。末期ガンを患い寿命が半年となったエリート医師の主人公雄貴が、残りの時間を「生きる理由」を求め命を燃やす物語。 撒かれた伏線を全て綺麗に回収していき感動した…ラストの刃が交錯する戦闘シー...
レゾンデートル…フランス語で、「存在価値・生きる理由」の意。 タイトルに相応しい脚本だった。末期ガンを患い寿命が半年となったエリート医師の主人公雄貴が、残りの時間を「生きる理由」を求め命を燃やす物語。 撒かれた伏線を全て綺麗に回収していき感動した…ラストの刃が交錯する戦闘シーンは臨場感に溢れていて、繰るページが止まらなかった。 ただ…前半100ページは導入のため仕方が無いもの、展開に起伏が無くつまらなかった。 まぁクライマックスで十分にお釣りが来たので満足!
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恋愛、医療、サイコ、ミステリーなどのたくさんの要素が詰め合わせてあったので、無理矢理感を感じました。 しかし、生き様には感動しました。ヒロインは皆さんの言う通り蛇足だったかもなと思いました。
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再読2回目。 怖かった。本当は誰かに共感しながら読むべきなんだろうけど、誰にするか迷っているうちにみんな怖くなってきて、最後まで怖かった…。 追記:再読したけど、やっぱり怖かった
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吸い込まれるように取り憑かれ、ページが進んでいきました。次や次の次の展開を予想しながら、読めるストーリーであったと実感してます。 文章から描写をイメージして、ゾクゾクしながら読むことができました。登場人物心理をとても上手く表しており、展開も見事です。
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余命わずかと宣告された医師と殺人鬼と巻き込まれた少女とするどい刑事と記者の目線から構成された事件のお話。 読み応え十分。 余命わずかの医師の変化していく体の様子と共にゆれる心情も丁寧に表現されている。 病状が悪化していく場面がさすがだなと思う。 命を救う為に努めてきた医師として...
余命わずかと宣告された医師と殺人鬼と巻き込まれた少女とするどい刑事と記者の目線から構成された事件のお話。 読み応え十分。 余命わずかの医師の変化していく体の様子と共にゆれる心情も丁寧に表現されている。 病状が悪化していく場面がさすがだなと思う。 命を救う為に努めてきた医師としての部分が読み終わりには強く印象に残る。
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ストーリーも良かったが、登場人物の心情が深く描かれていて、リアルに感じた。読んでる側の感情も揺さぶられた。 特に癌の進行具合が作者が医者なだけあってリアリティがあり、重く響いた。 ただ、男だからか恋愛の描写がむず痒かった、、、 でもこのクオリティでデビュー作は凄い!
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良くできている。とてもとても面白かった。 練り込まれたストーリーもさることながら、登場人物それぞれが持つ想いとその背景が見事に描かれており、単なるミステリーサスペンスを超越した面白さがあった。のめりこんだ。人が大切な人を想う気持ち、守りたい気持ち、尊重する気持ち。雄貴と沙耶のよう...
良くできている。とてもとても面白かった。 練り込まれたストーリーもさることながら、登場人物それぞれが持つ想いとその背景が見事に描かれており、単なるミステリーサスペンスを超越した面白さがあった。のめりこんだ。人が大切な人を想う気持ち、守りたい気持ち、尊重する気持ち。雄貴と沙耶のような繋がりがひたすらに羨ましかった。 殺伐とした題材でありながら、この暖かな読後感は素晴らしい。
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