もういちどベートーヴェン の商品レビュー
岬洋介が再び?ピアニストを目指すまで、のお話。 前作を読んでいないので、なにが表題の「もういちど」なのか分からず読んでいたのですが、最初から最後まで爽やかなままの一冊でした。迷いながらも自分の道を探す人達、青春だ。 岬洋介キャラは格別ですが、司法修習の同期の天生くんのキャラも...
岬洋介が再び?ピアニストを目指すまで、のお話。 前作を読んでいないので、なにが表題の「もういちど」なのか分からず読んでいたのですが、最初から最後まで爽やかなままの一冊でした。迷いながらも自分の道を探す人達、青春だ。 岬洋介キャラは格別ですが、司法修習の同期の天生くんのキャラも良い感じでした。 天才をまじかに見る普通の人の代表といったところで、全てにおいて秀でてる人間がそばに居たらどんな風に感じるものか…たぶん彼の心情は読者の代表。彼の視点があってこそ岬洋介の存在が嫌味なく入ってきたように思います。 それにしても、中山七里さんは、書かれるものが幅広いなぁ〜。
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途中で犯人は分かったけど動機までは思い至らず。布石はあったけど気付けなかった。 世の中の機微に疎い岬が、海外のゲイサインに詳しいのが若干違和感ある。というよりも、蒲原さんはカモフラージュのために女性と結婚して子供もいるし、検察官という身分の保障を考えたら、そんな節操無く男を漁って危険を冒すような真似は危険だと思うんだけどなぁ…。でも、今回もグイグイ先を読ませる内容だった。まさか岬が司法修習生なのにコンテストに出るとは、何もかもが規格外の人物だ。
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岬洋介が司法修習生時代の物語。司法修習生としても抜群に優秀で、未来の検察官を嘱望されている彼だけれど。それでも一度捨てようとした音楽の道に舞い戻る……って、これはネタバレじゃないよね? その過程の物語が実に鮮烈で。才能はその人にとっての祝福にはなりえても枷にはならないのでしょうか...
岬洋介が司法修習生時代の物語。司法修習生としても抜群に優秀で、未来の検察官を嘱望されている彼だけれど。それでも一度捨てようとした音楽の道に舞い戻る……って、これはネタバレじゃないよね? その過程の物語が実に鮮烈で。才能はその人にとっての祝福にはなりえても枷にはならないのでしょうか。もちろん苦悩もあるとはいえ、のびのびと自らの道を歩むように見える彼の姿は実に清々しいものでした。そしてその勢いで事件もすぱっと解決……! 静おばあちゃんの登場も読みどころ。厳しくもあるけれど柔軟性のある彼女には学ぶところが多そうです。ああいう年の取り方をしてみたいものだと思いました。「年寄りの特権」の使い方があまりに素敵。
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主席の岬は眉目秀麗、性格は穏やかでやや天然。 同期の天生でなくても嫉妬するだろう。 でも、 岬洋介の非凡さが際立つけれど、 彼もまた迷いながら生きる人なのだなぁ。 そして、ピアノを高校生で諦めて そのあと、浪人しても志を変えず 司法修習生となる天生も充分にすごいと思うなぁ。 ...
主席の岬は眉目秀麗、性格は穏やかでやや天然。 同期の天生でなくても嫉妬するだろう。 でも、 岬洋介の非凡さが際立つけれど、 彼もまた迷いながら生きる人なのだなぁ。 そして、ピアノを高校生で諦めて そのあと、浪人しても志を変えず 司法修習生となる天生も充分にすごいと思うなぁ。 ミステリー部分よりも岬と天生の 案外いいコンビの成長が楽しめた。 高遠寺静がめっちゃカッコイイ! シリーズちゃんと読んでないので 読もうかなぁ。。。
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岬洋介シリーズ最新刊。今回もピアノの調べに乗って強靭に繊細に岬くんの推理で事件が紐解きされたなぁ。どんでん返しが、まさか、でした。次回作も有るみたいだから、まだまだ、『音楽とミステリー』岬洋介シリーズ楽しめるのかな。
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岬先生の過去。 司法修習に関しては興味深くて面白かったです。 法曹面でも音楽面でもそれなりに専門用語が出てくるのにさらっと読めてしまうのはさすが中山さん。 事件についてはどんでん返しを狙いすぎな気もしますが、楽しく読めました。
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♪ミステリーと音楽を出した 品の良い一冊♪ ミステリー部分は読んでのお楽しみ。 合間に入る 音楽の描写に関しての感想を書きます。 その曲が持つ「イメージ」など想像しにくい感覚の部分が 読んでいくうちに自然と情景が浮かび、音楽に疎くとも 作品に入り込めました。 前作を読ん...
♪ミステリーと音楽を出した 品の良い一冊♪ ミステリー部分は読んでのお楽しみ。 合間に入る 音楽の描写に関しての感想を書きます。 その曲が持つ「イメージ」など想像しにくい感覚の部分が 読んでいくうちに自然と情景が浮かび、音楽に疎くとも 作品に入り込めました。 前作を読んでなくても楽しめ、これをきっかけに前作 そして中山七里さんの別作品も読むようになりました。
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流石著者の稼ぎ頭「岬洋介」、とうとう読むのを止められず朝までかかって読まされてしまった。今回は彼の司法修習生時代の話、いかにして司法の世界から音楽の世界に切り替えたのかという読者の感じていた疑問に答えてくれた。おまけに修習生なのに事件をひとつ解決してしまうなんて、それもこの結末を...
流石著者の稼ぎ頭「岬洋介」、とうとう読むのを止められず朝までかかって読まされてしまった。今回は彼の司法修習生時代の話、いかにして司法の世界から音楽の世界に切り替えたのかという読者の感じていた疑問に答えてくれた。おまけに修習生なのに事件をひとつ解決してしまうなんて、それもこの結末を誰が予想できただろう、犯人はいつものことだから事件に一番遠そうな人物でさもありなんだが、その動機が想像すら出来なかった。しかし最後のピアノコンクール、病が出なくてホッとした、まだ母との謎のほか他のスターとの共演も期待できそうだ。
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静おばあちゃん出てきた♪相変わらず颯爽としてカッコ良い。岬洋介バンザイな中できゅっとスパイス効かせてくれていたように思います。確かにどこのなんの世界でも彼なら成功しそう。でも、やっぱり岬洋介、というキャラにはピアノが一番似合う気がします。その部分の描写は今回も堪能しました。天生さ...
静おばあちゃん出てきた♪相変わらず颯爽としてカッコ良い。岬洋介バンザイな中できゅっとスパイス効かせてくれていたように思います。確かにどこのなんの世界でも彼なら成功しそう。でも、やっぱり岬洋介、というキャラにはピアノが一番似合う気がします。その部分の描写は今回も堪能しました。天生さんもまたどこかで出てくるのでしょうか。ちらっと他からもゲスト出演があり、事件部分より音楽やゲスト出演で楽しめた作品でした。
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「他のヤツなら絶対に避ける道を、君は鼻歌歌いながら歩くんだな」 「他の選択肢を見つけられないだけですよ」
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