もういちどベートーヴェン の商品レビュー
- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
弁護士修習生が和光の研修所で一緒に暮らす。 ピアノを断念した後、三浪で弁護士になった天生。 父が検察官でトップ合格のイケメン岬。趣味なし。 10年の一人の逸材。 何を目指すのか聞いても答えない。
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司法修習生時代の岬洋介の活躍を同期生の天生(アモウ)高春が語るスタイルで展開する岬洋介シリーズの最新巻。司法試験も成績トップ、研修中の成績はダントツ、おまけにピアノテクも超絶と言う非の打ち所無い彼だが反面チョー天然で憎めないキャラになっている。なのでピアノコンクールの場面もたくさ...
司法修習生時代の岬洋介の活躍を同期生の天生(アモウ)高春が語るスタイルで展開する岬洋介シリーズの最新巻。司法試験も成績トップ、研修中の成績はダントツ、おまけにピアノテクも超絶と言う非の打ち所無い彼だが反面チョー天然で憎めないキャラになっている。なのでピアノコンクールの場面もたくさんあって、思わず「蜜蜂と遠雷」を想起してしまう♪ そして勿論ミステリー解決もめでたくこなしてしまいました(笑) シリーズ物は知った面々が出てくるのも何だか懐かしい。
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岬シリーズ。司法修習生となった岬が、音楽の世界に戻るまで。 他の面々の、「岬はすごい、でも妬ましい、羨ましい」という感覚が絶妙。 音楽のことは疎いですが、やっぱり読んでいて気分がよいです。 ベートーベンを聴きたくなる。
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天生高春(あもうたかはる)は検察官を目指し、胸を高鳴らせて和光市司法研修所の門をくぐった。しかし開始式も検察担当の蒲原弘道(かんばらひろみち)教官も淡泊で肩透かしを食らう。しかし、司法試験トップ合格者であり、同期の中で一際目を引く岬洋介と同じグループになったことから、天生は刺激...
天生高春(あもうたかはる)は検察官を目指し、胸を高鳴らせて和光市司法研修所の門をくぐった。しかし開始式も検察担当の蒲原弘道(かんばらひろみち)教官も淡泊で肩透かしを食らう。しかし、司法試験トップ合格者であり、同期の中で一際目を引く岬洋介と同じグループになったことから、天生は刺激的な日々を送ることになる。 時系列的には前作『どこかでベートーヴェン』の後。岬洋介23歳の司法修習生時代の話ということで、途中まで裁判や司法がらみの話オンリー。私は好きだけど、「本当に岬洋介シリーズか?」と表紙を確認してしまったほど。中山七里ワールドでさすが完璧に近い人物と言われる岬、修習生時代でも格が違う(笑)。今作でももちろんどんでん返しあり、そしていかにしてピアニスト岬洋介が生まれたのか、シリーズとしても欠かせない話。おもしろく読んだ。
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ピアニストになる夢を諦め法曹界入りした 天生高春は、司法試験トップ合格の岬洋介と 検察庁の実務研修を受けていた。 動かぬ証拠がありながら、夫の殺害を 否認する妻の取り調べに立ち合い…。
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岬洋介シリーズ第六弾。 なんか予想通りの展開。 まあ、時系列的に過去の作品なので、 仕方がないというか、当然というか。 司法修習生を無事終えないことは分かっていたので。 ただ音楽の道に戻るきっかけが、 意外と平凡というか、ありきたりというか。 他の作品の登場人物もちゃんと拾え...
岬洋介シリーズ第六弾。 なんか予想通りの展開。 まあ、時系列的に過去の作品なので、 仕方がないというか、当然というか。 司法修習生を無事終えないことは分かっていたので。 ただ音楽の道に戻るきっかけが、 意外と平凡というか、ありきたりというか。 他の作品の登場人物もちゃんと拾えたし、 犯人のヒントも拾えた。 だてにこの作者の作品を読んでいない。 だが、そのせいか、なんだかちょっと薄っぺらく感じられてしまった。
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小説を読んで、音楽が聴きたくなるって、やっぱり幸せな体験。 こんな過去があったとは…というか、ここまでキャラ振り切れなくてもいいんじゃないか?と思ってしまいました(笑) 2019/8/6読了
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このシリーズ好き。 岬くん、近くにいたら嫌だけど憎めないんだろうなぁ。 事件は正直おまけで、岬くんの司法の道からピアノに戻ったきっかけのお話。 彼のマグマがすごい深いところに眠っていたものをドロドロと吐き出していくような物語。いや、そんなドロドロしてなくむしろさわやかな印象...
このシリーズ好き。 岬くん、近くにいたら嫌だけど憎めないんだろうなぁ。 事件は正直おまけで、岬くんの司法の道からピアノに戻ったきっかけのお話。 彼のマグマがすごい深いところに眠っていたものをドロドロと吐き出していくような物語。いや、そんなドロドロしてなくむしろさわやかな印象なんだけど、実際は自分のマグマがグツグツしだしたらなかなか自己中で、なかなか無神経で、人にそれを見せないって、なかなかねちっこいマグマだよな、って思った次第です 2019.8.25 128
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岬シリーズ、司法修習生時代のお話。ピアニストになることを諦め司法試験をトップの成績で合格した彼が、ベートーヴェンを深く愛する検事志望の同期生と出会うことでどうなったか。途中の高円寺静の言葉も響きます。相変わらずこのシリーズは物語を読むことで素晴らしい音楽を聴かせてくれます。物語の...
岬シリーズ、司法修習生時代のお話。ピアニストになることを諦め司法試験をトップの成績で合格した彼が、ベートーヴェンを深く愛する検事志望の同期生と出会うことでどうなったか。途中の高円寺静の言葉も響きます。相変わらずこのシリーズは物語を読むことで素晴らしい音楽を聴かせてくれます。物語の中で、一つの殺人事件に関わりますが、その事件そのもののトリックは変わったものではないので、ミステリとして手に取るよりも、シリーズファンとして彼の軌跡を追うのを楽しむ一冊なのでしょう。司法修習生という知らない世界も堪能できました。
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検察になだれ込む事件は日々目白押し。他方、人や時間は決して無尽蔵ではなく一件に充てられる時間は有限。一事に拘泥すれば、容疑濃厚な被疑者を嫌疑不十分で世に放つことさえも招きかねない綱渡りが現実。それでも今できることに全力であたる岬が眩しい。失敗を恐れない、この前のめりこそが、この男...
検察になだれ込む事件は日々目白押し。他方、人や時間は決して無尽蔵ではなく一件に充てられる時間は有限。一事に拘泥すれば、容疑濃厚な被疑者を嫌疑不十分で世に放つことさえも招きかねない綱渡りが現実。それでも今できることに全力であたる岬が眩しい。失敗を恐れない、この前のめりこそが、この男を成長させる源なのかも。本気になれば人は誰でも自分を変えられる。
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