もういちどベートーヴェン の商品レビュー

3.8

76件のお客様レビュー

  1. 5つ

    9

  2. 4つ

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  3. 3つ

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2020/09/16

「合唱」ののち、発売日と逆行し読了。岬さんは天生さんとの約束を「合唱」で果たしたのですね。 楽曲の表現はもの凄いものがありますね中山さん。音楽に疎い私はその言葉半分も理解できませんが、旋律が目の当たりに浮かんでくるようです。さすがに「21番」はYouTubeで聴きながら読みまし...

「合唱」ののち、発売日と逆行し読了。岬さんは天生さんとの約束を「合唱」で果たしたのですね。 楽曲の表現はもの凄いものがありますね中山さん。音楽に疎い私はその言葉半分も理解できませんが、旋律が目の当たりに浮かんでくるようです。さすがに「21番」はYouTubeで聴きながら読みましたが・・・

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2020/09/12
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

岬洋介シリーズ。司法試験トップ通過の司法修習生で著名なピアノコンクールのトップ通過なんて、ありえない、現実離れしすぎ!と思うが、まあフィクションだから、と割り切ってしまえば、なかなか良いのかもしれない。文章で音楽を表現するのは大変だろうなあ、と思う。ベートーヴェンは私も好きなので、聞きながら読んでしまう。 現実離れしたストーリー展開だが、キャラクターが魅力的。高遠寺教官や脇本さんなど、自分が女だからか、女性キャラクターに目が行った。 「さよなら、ドビュッシー」を映画でみたから、岬洋介が東出昌大のイメージだったけれど、文章を読む限り、イメージに合わない。

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2020/07/06

ベートーベンの楽曲を文章にてここまで表現できるのか! ベートーベンピアノソナタ30 ベートーベン32 ベートーベンいわゆる皇帝 ベートーベンいわゆる悲壮 とベートーベンと知ってるもの、全く知らないものとベートーベンに溢れている 元から好きだったベートーベンに改めて虜になる、「な...

ベートーベンの楽曲を文章にてここまで表現できるのか! ベートーベンピアノソナタ30 ベートーベン32 ベートーベンいわゆる皇帝 ベートーベンいわゆる悲壮 とベートーベンと知ってるもの、全く知らないものとベートーベンに溢れている 元から好きだったベートーベンに改めて虜になる、「なんと単純」 しかし、素人ゆえ自分はYou tube を聴きながら読んでる。「なんと便利なものがある」 中山七里はかくも御子柴弁護士、岬検事、渡瀬刑事 高遠寺判事、裁判官 一つ一つ上げていってもキリがないくらい ここまでの魅力ある人たちを生み出す!凄すぎる 前半岬洋介を目の前にするといかに自分が愚かで何者かに左右され右顧左眄しているかをわからせされる 司法修習生として岬洋介に出逢う天生高春がそうである 一点の曇りのない本人を目の前にしては 嫉妬も妬みも、人間として持ちうるありとあらゆる感情を彼は元から意に感しない 次元が違う 数え上げればきりがないほど卓越した才能、鋭利な智慧 しかしそのことを本人がなんとも思わない輩を目の前にした時 大衆はどう感じる とにかく全てが面白く一気読み。 高円寺静判事ここでは教官の言葉に痺れる、やはり静さん素敵!、 被告人Aの懲役12年が妥当がどうかと座学にて審議するところでの 高円寺静さんの言葉 ーー事実だけを拾い上げれば法廷はただ罪人を罰する場所に堕ちてしまいます、 法廷は罰する場所ではなくあくまでも裁く場所です。ーー カッコいい。 他にも色々とあるのだけど、あまり長いのもね。 ダイヤモンドが散りばめられてる。 司法修習生として試験をトップ合格 他の追従を許さぬ切れ 天は二物も三物も与える この世は平等ではない、テミスの神が微笑んでる 持っている 才能を余すことなく手にしている、洋介くん、 言わずと知れた岬検事の息子! どうにも終始悲しさ、諦観が匂う 後半は全くすごい。音楽の神ミューズが。 修士の研修の一環としていくつかの犯罪をまなぶ、その中で「絵本赤うさぎロックン・ロール」 妻牧野日見子は殺人を否認しているー もう中山七里も五十作すぎも読んでると わかってるつもりでもまた虜になる。 わぁいいわ! しかしいつも、最後は難しい、 最後にフン?と 首を傾げた。最後はこうしかならないのかぁー 最後前までは、星⭐️五つだったわ。

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2020/04/20

とても気に入っているシリーズだ。 語り方やピアノの心得がない自分でもグングンと引き込まれる演奏の表現が好きだ。 ただこの作品は中心となるミステリーの所が弱い。 奥行きもなく物足らない。 主人公の若い時の話として割り切ればいいのだが、それはそれで最後の辺りも簡潔すぎて寂しい感じがす...

とても気に入っているシリーズだ。 語り方やピアノの心得がない自分でもグングンと引き込まれる演奏の表現が好きだ。 ただこの作品は中心となるミステリーの所が弱い。 奥行きもなく物足らない。 主人公の若い時の話として割り切ればいいのだが、それはそれで最後の辺りも簡潔すぎて寂しい感じがする。 最後の方で高遠寺教官が一言語る部分が欲しかった。

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2020/04/09

4年ぶりに読んだ岬洋介シリーズ。5作目は司法修習生時代の彼を描く。最初の3作はなかなか越えるのは難しい感じではあるが、岬洋介らしさは現れている

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2020/03/14

2020年3月読了。 ミステリ要素はほぼなく、岬洋介のピアニストへの復帰物語というところ。 図書館で借りて読んでいるシリーズなので、洋介と父親との間に確執があったかどうか覚えてないですが、とにかくピアノを再び選んだ洋介に拍手。これで『さよならドビュッシー』と『いつまでもショパン』...

2020年3月読了。 ミステリ要素はほぼなく、岬洋介のピアニストへの復帰物語というところ。 図書館で借りて読んでいるシリーズなので、洋介と父親との間に確執があったかどうか覚えてないですが、とにかくピアノを再び選んだ洋介に拍手。これで『さよならドビュッシー』と『いつまでもショパン』に繋がっていくのか。 ただ天生じゃないけど、5年も弾いてなかったのにコンクールで賞を取る洋介の天才ぶりに多少ですが嫉妬する。 身近にこんな天才がいたらどう思うかなあ。 別れ際の天生のセリフに次作を期待。

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2020/02/05

久々すぎて岬先生のキャラを思い出せず、こんな天然な天才君だったのかピンと来なかった。この時代の岬君は好きになれないが、ちゃんと過去作読み直せば印象違うかも。

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2020/01/07
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

どこかでベートーヴェンの続編。突発性難聴を患った岬くん、ピアノ諦め検察庁で研修を受けるの巻。 ピアニストになる夢を諦めて、法曹界入りした天生くんが語り手。 って、そんなにピアノ→法曹界な人が集まるのって?と思いつつ、読み進める。法曹界でもたぐいまれな才能を見せつける岬くん。絵本作家が殺され、妻の絵本画家に容疑がかかっているが否認している事件に興味を示す。殺したのはセンセー。LGBT絡み。ネタバレだが、これが本題ではないと思ってるので。犯人逮捕よりピアノ。後はみなさんで。 天生くんがいたずら心で、騙してベートーヴェン皇帝コンサートに岬くんを連れてく。やはりピアノの道を行こうと決めたのがこの時。スタジオ借りて、ピアノコンクールのために猛練習。もっちろんな優勝。 好きだけではできない。才能が必要。神様は乗り越えられない試練は与えない。 「合唱~岬洋介の帰還(仮題)」が続編予定。

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2019/11/10

安心の岬洋介シリーズ。 時間を忘れ、週末2日で読了。 いつもながらこの作者の演奏描写はクドイくらい詳細で長い(でも字面を追わずにはいられない...)。 今回は岬が現在に至るまでの過去(司法修習生時代)が中心に描かれていて、ミステリー要素はやや薄い感じはするものの、最後はきっちり〝...

安心の岬洋介シリーズ。 時間を忘れ、週末2日で読了。 いつもながらこの作者の演奏描写はクドイくらい詳細で長い(でも字面を追わずにはいられない...)。 今回は岬が現在に至るまでの過去(司法修習生時代)が中心に描かれていて、ミステリー要素はやや薄い感じはするものの、最後はきっちり〝どんでん返しの帝王“の異名は健在だと思わせる作品でした。 シリーズ最高傑作かも。 “さよならドビュッシー“の続編として、また清塚信也主演で映像化して欲しい。

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2019/10/27

岬先生がピアニストになるまで。一冊通してひたすら岬洋介がすごい本。でも意外と嫌味なくさらっと読めた。ミステリーは添え物のようだけど、どんでん返しはきちんと仕込まれててちょうどよいサイズ感。まあなんで岬先生がピアノ辞めたのか前作まるっと忘れてるんだけど読み返すには予約待ちがつらい…...

岬先生がピアニストになるまで。一冊通してひたすら岬洋介がすごい本。でも意外と嫌味なくさらっと読めた。ミステリーは添え物のようだけど、どんでん返しはきちんと仕込まれててちょうどよいサイズ感。まあなんで岬先生がピアノ辞めたのか前作まるっと忘れてるんだけど読み返すには予約待ちがつらい…岬シリーズはまだ続くよう。つまり次回は天生くんが被告人に…??次作も楽しみである。

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