1日3時間だけ働いておだやかに暮らすための思考法 の商品レビュー
「人間は考える葦である。」 後書きに、山口揚平氏のお父様が、呟かれる言葉として書かれている。 私もこのパスカルの言葉に人間が人間として存在する真髄を見る。 本書の「お金の持つ汎用は個性や心を犠牲にした。それが私達が潜在的にお金を嫌う理由」という言葉が胸に刻まれる。 ...
「人間は考える葦である。」 後書きに、山口揚平氏のお父様が、呟かれる言葉として書かれている。 私もこのパスカルの言葉に人間が人間として存在する真髄を見る。 本書の「お金の持つ汎用は個性や心を犠牲にした。それが私達が潜在的にお金を嫌う理由」という言葉が胸に刻まれる。 詐欺の一万円も、人に貢献し、喜びの対価として受け取った一万円も、価値は同じだからだ。 私達はそれぞれが、オリジナリティを持ち、アイデンティティを持つ唯一無二の個性的な存在だ。そして、各々が天才性を持つ。 「天才性に気づく前に社会に出てしまうと信用も稼ぐ力もないまま、AIとロボットにこき使われる。」と書かれている。 生産性は単なる数字だ。 クレーマーに真剣に向き合い優良顧客に変えた過程は出てこない。 1人の生徒に情熱のありったけを込めて向き合い、その子の人生にかけた過程は出て来ない。 人は必ず、その人の人生を紡ぐストーリーを持っている。 「人間とは常にわずかな個性を際立たせ、人と分かち合い、互いに分業することで繁栄していくことを生存戦略とした生物種である。」と述べられている。 「信用」が「お金」を凌駕する時代に入ったとも。 人は人との間で生きていくもの。数字だけの世界では人間の個性も社会性も奪われて行くという見解もその通りだと思う。 個人で創る信用の大切さ、そして自分が創るストーリーの大切さこそ生き抜く上で必要なことなのだろう。
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自分は、今後うまく生きていけるだろうかと不安になった。 お金に価値がある社会から信用が価値となる未来。
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序盤は特に面白かった 【なぜ読んだか】 積読してあって、タイミングがきたら読みたいと思っていた。そういうタイミングが来たから。 キャリアに悩んでおり、ヒントがあるかなと思った。 【感想】 自分の頭で考えることが大切。キャリアも読書で知識を得ることはできても、結局は自己分析して...
序盤は特に面白かった 【なぜ読んだか】 積読してあって、タイミングがきたら読みたいと思っていた。そういうタイミングが来たから。 キャリアに悩んでおり、ヒントがあるかなと思った。 【感想】 自分の頭で考えることが大切。キャリアも読書で知識を得ることはできても、結局は自己分析して自分の天才性に気づき、何が天職なのか(才能を活かすことができるのか)を理解していなければ、しんどくなる。 悩みの種はいつも執着だ。という部分にはハッとした。確かにそう。失敗した場合に失うものにフォーカスしてしまうと踏み出せない。 失ったとして、どう困るのか、代替できないかなどを考え抜くことが大切だと思った。 【メモ】 ・知識はお金にならないが、コストを下げることができる ・情報の渦に巻き込まれると、頭がカチコチになる ・考えるとは、概念の海に意識を漂わせ、情報と知識を分離・結合させ、整理する行為 →メタ思考:対象を一度抽象化して本質に迫り、再度各論に落とす思考 ・考えたことが本質かどうか確かめるには ①普遍性②不変性③単純性 を確かめる、 ・思考力を鍛えるためには 考える・書く・話す ・悩みの本質はいつも執着である 執着は意識の焦点を固定させ、選択肢を欠如させる。 知識は新たな選択肢を与え、執着や悩みを解きほぐす。 固定観念からの解放 ・脳のコンディションを上げるには食べる油をかえろ ・思考のフレームワーク →MECE、二項対立(著者おすすめ 目的と手段、原因と結果) →対象をみて、これが手段なら目的はなんだ?と疑問が湧く →売上が結果なら、その原因は?と考える 何かを見て、それが手段、結果ならそれをもたらした目的や原因を探れということか ・情報の流れに逆らい、自分の頭を使って前提や常識に立ち向かう意思こそが、今の時代に求められるリテラシー。考える意思と努力こそが日々凝り固まり続ける固定観念への最後の抵抗力となり、世界を自由にする翼なのだ ・自分は果たしてどこに天才性があるのか、自己分析に徹底的に時間をかけるべき 天才性とは微細で、深いレベルの自分の強み 気づくためには自信を持つことが大切 あなたが普段よく褒められる要素は、紛れもなく天才性のヒント ・人間は分かち合って生きていく ・何か新しいことを学びたいと思った時が勉強を始める最適なタイミング
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考えることと考え方が前半戦、後半は著者の未来予測。 私にとって前半戦がグサグサ刺さる内容だった。 全体像を捉える、レバレッジポイントを見つける、問いを問うことで自分の価値を見出す仕事をする人には必読書。
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2020年以降の世界がどのようになるのか、貨幣経済は成り立たない世界でどのように生きていけば良いのかを考察した本であった。数字に現れてこない、なんとなく感覚として持っている領域に関して深い考察が繰り広げられている良書。
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コミュニティでは貨幣が必要ないと見て、美しき緑の星を思い出した。 今の記事は.軽トラックで化学調味料満載の 不健康な食材を運んでいるようなもの。 情報の洪水から逃れるには、一定期間,情報を遮断すること。 情報量が増えると人は考えなくなる。 考えることは前提を疑う、バイアスを除く...
コミュニティでは貨幣が必要ないと見て、美しき緑の星を思い出した。 今の記事は.軽トラックで化学調味料満載の 不健康な食材を運んでいるようなもの。 情報の洪水から逃れるには、一定期間,情報を遮断すること。 情報量が増えると人は考えなくなる。 考えることは前提を疑う、バイアスを除くこと。 ×サラダ油 〇良質な油(ココナッツオイル、エキストラバージンオイル) 頭をクリアにする環境を作るには ①良質な油、栄養を摂る 情報ノイズの遮断(パソコン、テレビ、新聞 ②会う人を選ぶ 人の多いところに行かない ③呼吸を整える 2020~ お金より信用を貯める お金の使い方に品格を 健康(エネルギー)こそ時間を生み出す 著者はグルテンフリー(小麦粉) カゼインフリー(乳製)を徹底してる これからのキャリア 正社員こだわることは長期的視点で見るとむしろ不安定。 不安定飛行ながらも時間と人との距離感を自由に選択できる「健康的自立」を最初から選ぶほうが長期的には安定するのではないだろうか。 ーーーーーーーーーーーー 2024ねん10月再読(定期的にポイント読みはしてる) ①「情報デトックス」で強制的に思考する時間を使る。 新聞とは毎日軽トラックで化学週味料満載の不健康な食材を運んでいるようなもの。 もし情報の洪水から逃れたいのなら、一定期間情報を遮断すること。 ・日本語の通じない海外に行く ・ネットのつながらない山奥の湯治場 など 「思考量>情報量」 ②頭をクリアにする環境を整える 1 身体 ・良質な油の摂取、栄養バランス、良質な睡眠、ストレッチなど ・情報とノイズの遮断(パソコンから離れる、テレビを見ない、新聞を読まないなど) 2ストレスの軽減 ・会う人を選ぶ ・人の多いところに行かない(満員電車に乗らないなど) 3静謐な空間の追求 ・整理整頓 ・雑音の遮断など ・掃除 ③2020〜 産業は 健康科学/地球境学/娯楽 (ドラッグ・カジノ)/監視システムとセキュリティ・保険サービス/ロボティクス/宇宙開発 時間と健康(エネルギー)が原資となって、価値、信用、お金を生み出す。 そのためにも、SNSをやめることだ。人間の不幸には2種類あると誰かが言っている。一つは「自分に降りかかる不幸」で、「もう一つは他人に降りかかる幸福」である。SNSはこの2番目の不幸を誘う。 先述したパスカルの言葉にあるように、考えることは人にしかできない仕事であり、長く続けられる仕事でもある。本書を通してそれが少しでも伝われば幸いである。未来をどうデザインするかは、あなた次第だ。
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考え方(思考力)についてと、今後10〜20年ほどで起こるであろう社会の変化について書かれた本。思考力とは具体的にどのような力であり、どう役立つのかを知ることができる。20代向けのようにも思う。
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何度も読み返したい。 頭では理解できても全く身についていない。 とにかく一歩先を考える癖を身につけたい
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要は考える力をつけようと言う本。 お金と時間の価値、これからは縦より横社会、などなるほどと思う内容があったが、途中で飽きて読むのをやめてしまいました。
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題から、楽して人生楽しもう、と言う趣旨なのかと思ったが、全く違っていた。 流されて生きる事、レールの上の人生。昭和の時代からバカにされていて、それでも多くの人がそれなりの生活が送れる仕組みだった。 でも、変化が訪れ、レールの先がなくなった時に、この生き方は苦しくなる。今まで生き方...
題から、楽して人生楽しもう、と言う趣旨なのかと思ったが、全く違っていた。 流されて生きる事、レールの上の人生。昭和の時代からバカにされていて、それでも多くの人がそれなりの生活が送れる仕組みだった。 でも、変化が訪れ、レールの先がなくなった時に、この生き方は苦しくなる。今まで生き方を考えてこなかった人が、急に壁にぶち当たる。 オーダーメイドな人生の方が、より楽しめるし、変化にも対応できる。それは分かる。ただ、自分の人生との向き合い方が分からない。もう少し深めたいテーマだと思う。
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