ドクター・デスの遺産 の商品レビュー
安楽死という題材についても考えさせられたし、作品としても面白かった。でも中山七里作品の一つとしてはそこまでという感じ。
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中山七里にしては、ちょっとバランスが悪い印象。何かしらの外的要因ででこうなったのでしょうか?ドクターデスへ迫っていくところと、判明してからで違いすぎます。安楽死という非常にデリケートな問題を扱ってるもののストレートにここを議論させたいわけでもなく、「正義」というものの定義を問う時...
中山七里にしては、ちょっとバランスが悪い印象。何かしらの外的要因ででこうなったのでしょうか?ドクターデスへ迫っていくところと、判明してからで違いすぎます。安楽死という非常にデリケートな問題を扱ってるもののストレートにここを議論させたいわけでもなく、「正義」というものの定義を問う時に最も適している題材なのでしょう。法律への執着を最大限にしないのであれば誰もがドクターデスを否定しきれないはず。むしろ工程度合いが高い人が多いのではないでしょうか。映画公開間近ってことみたいですけど、犯人役は誰なんでしょうね?ここが本当に肝かと。自分なりに誰がぴったりかな。。。と思いをめぐらすのも楽しいものです。このレビューを見て頂いている貴方!誰がいいと思いますか?
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安楽死について考えさせられる。 綺麗事ならいくらでも言えるけど 自分がその選択を迫られたらどうだろう。 難しい問題。
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映画化されはということと 安楽死をテーマにしていることで気になり読了。 人は生き方は選べても 死に方は選べない 宗教観によって死の捉え方を異にすることが 安楽死の是非を決めている根幹になっているんでしょうか。 私は安楽死を認めていない日本は とても狭量で責任逃れをしたい人間...
映画化されはということと 安楽死をテーマにしていることで気になり読了。 人は生き方は選べても 死に方は選べない 宗教観によって死の捉え方を異にすることが 安楽死の是非を決めている根幹になっているんでしょうか。 私は安楽死を認めていない日本は とても狭量で責任逃れをしたい人間が徒党を組んでいるようにしか思えず スイスは外国から自死を求めてくる人も受け入れている広量な国だなーと思っています この作品の中では答えは出しておらず 考えさせられる部分がある作品にはなっているのですが、どちらかというと自死を認めない風潮のニュアンスが強いので、私にはあまり共感できなかった。 「日本の法律が認めてないから、安楽死は違法だ」 と言われてもただ向き合ってこなかった結果だろ?としか思えないですね。 今現在で約4人に1人が高齢者である社会で どれだけこの「死ね(な)ない人間たち」の処遇をどうしていくのかは見ものです。手に負えなくなる前に手を打たないと老害たちがのさばりますよ。 作品としてはとても面白かったけど、 ミステリー要素は少ないかな。
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僅かな報酬で安楽死を請け負うドクター・デス。 依頼者は治る見込みのない病に苦しむ姿を見ていられず、おまけに終末期医療費の負担にも耐えられない家族や本人。 果たしてその行為は殺人なのか、それとも死ぬ権利として認められるるべきものなのかという難題がテーマになっており、今後ますます進行...
僅かな報酬で安楽死を請け負うドクター・デス。 依頼者は治る見込みのない病に苦しむ姿を見ていられず、おまけに終末期医療費の負担にも耐えられない家族や本人。 果たしてその行為は殺人なのか、それとも死ぬ権利として認められるるべきものなのかという難題がテーマになっており、今後ますます進行する高齢化社会の老々介護問題でいずれ日本も直面する話しだと思う。 犬養刑事が法の番人としての立場と一個人としての感情の狭間に立って悩む様子に共感できるし、また苦しくなる作品でした。 読者に考えることを求める終わり方も流石です。
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これも終の盟約も自分だったらと考え、自分だったら別にいいんだけど、大事な人だったらどうするかってことだよね。お金のことと愛情と…やっぱり生きていてほしい。
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犬養シリーズは読んでてしんどい。とても面白いのだけど。 今回のテーマは安楽死。 「死を選ぶ権利」って、遠くない将来考えるときがくるんだろうな。 それはそれとして、犬養が自分の顔をよく知ってて利用しているのがすごくすきです。 映画化で、綾野さんが犬養を演じるって知って、ふふってな...
犬養シリーズは読んでてしんどい。とても面白いのだけど。 今回のテーマは安楽死。 「死を選ぶ権利」って、遠くない将来考えるときがくるんだろうな。 それはそれとして、犬養が自分の顔をよく知ってて利用しているのがすごくすきです。 映画化で、綾野さんが犬養を演じるって知って、ふふってなってしまいました。
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中山七里の作品で犯人を予想できたのは初めてでした。 少々ありきたり感も否めませんが、やっぱりストーリーは面白いです。 犬養隼人は主人公には珍しく、人情派刑事とでもいうのか、罪に対しての迷いがありました。 扱うテーマが安楽死だからですかね? 他の犬養隼人シリーズではまた違う側面...
中山七里の作品で犯人を予想できたのは初めてでした。 少々ありきたり感も否めませんが、やっぱりストーリーは面白いです。 犬養隼人は主人公には珍しく、人情派刑事とでもいうのか、罪に対しての迷いがありました。 扱うテーマが安楽死だからですかね? 他の犬養隼人シリーズではまた違う側面が見れるでしょうから、読んでみたいです。 11/13に、綾野剛主演で映画公開されます。 楽しみにしています。
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安楽死について興味があったから読んでみた。 初めは重苦しい感じがしたけど、読み進めるにつれて犯人への興味が勝っていった。 かなり読み応えがあった。この作者の本は初めて。 難しい言葉が多かったからちゃんと調べながらもう一回読みたい。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
映画を観る前に、犯人はどんな人なのかとワクワクしながら読んだが、深く考えさせられてしまった。あくまでも実行犯がいるだけで、犬養さんの言葉通り罪は捕らえきれなかった。安楽死を悪だと言える人はどれだけいるのだろう。 深く考えさせられるが、読み進めているうちはワクワクしながら読めた。中山七里さんシリーズはやっぱりおもしろい!
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