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ひとんち 澤村伊智短編集 の商品レビュー

3.4

48件のお客様レビュー

  1. 5つ

    4

  2. 4つ

    13

  3. 3つ

    21

  4. 2つ

    3

  5. 1つ

    0

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2019/06/14

ノンシリーズの短編ということでさらっと読みやすいことは確かです。でも読みやすいから軽いということではなく、因習、都市伝説、妖怪、オカルト等様々な様々な種類の怖さを堪能させてもらいました。どれもラストにふわっと映像が浮かび作者の力を思い知らされます。好みは不安定なわからなさが怖い「...

ノンシリーズの短編ということでさらっと読みやすいことは確かです。でも読みやすいから軽いということではなく、因習、都市伝説、妖怪、オカルト等様々な様々な種類の怖さを堪能させてもらいました。どれもラストにふわっと映像が浮かび作者の力を思い知らされます。好みは不安定なわからなさが怖い「夢の行き先」。でも現実として地味に一番怖いのはデジタルサイネージを扱った「ありふれた映像」かも。おどろおどろしいカバー絵に続く、目次の背景と字の配置、更にはラストのモノクロ写真まで、装幀も恐怖に見事な味付けをしてくれました。

Posted byブクログ

2019/05/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・ひとんち ★★★★ 結局、人間を犬やと思ってたこと!? 狂気って感じ。 ・夢の行き先 ★★★★★ むっちゃ面白かった! 実際こんなんあったら、怖すぎて病むわ。 ・闇の花園 ★★★ 悪魔の話? 最後がダークファンタジー系?っぽく残念。 中盤まではどーなるんやろと思ってたので、最後はもっとリアルな話やと良かったのに。 ・ありふれた映像 ★★★★★ ちょっとゾクゾクした。 怖いし、もっと読みたい!と思った。 ・宮本くんの手 ★★★★ 事故ったと聞いて、結末は予想の通り。 でも面白かった。 ・シュマシラ ★★★ コレクションに興味がなかったので、始めのへんは微妙だった。 後半の動物園からは結構面白かった。 ・死神 ★★★★★ むっちゃ面白かった! 水槽の中身が気になりすぎる ・じぶんち ★★★ うーん、まあまあ。 未来っぽい話で、今までとは違うのでどーも戸惑った。

Posted byブクログ

2019/05/13

連続して澤村さん作品を読む。やっぱり面白い!ホラーだけど面白い!もちろん怖くて面白いってことで。 「ひとんち」の常識は「じぶんち」の常識とずれていることがよくある。じぶんちでしか通用しない言葉や行動。そこに異形の世界に通じる扉があったなら…。 まず表題作のラストでドキリとさせ...

連続して澤村さん作品を読む。やっぱり面白い!ホラーだけど面白い!もちろん怖くて面白いってことで。 「ひとんち」の常識は「じぶんち」の常識とずれていることがよくある。じぶんちでしか通用しない言葉や行動。そこに異形の世界に通じる扉があったなら…。 まず表題作のラストでドキリとさせられる。あと不幸の手紙や地震の予知、得体のしれない妖怪等々もりだくさんの怪異オンパレード。 デビュー作の「ぼぎわん」もすごい盛り上がりを見せている。やはりこの人の書く物には才能があふれているのだ。今回は初の短編集だがこれも映像化にうってつけか。

Posted byブクログ

2020/04/17

なんだろう、好きな話はすごく好きだけど、それ以外は、うーーーーん、不完全燃焼って感じかなぁ。 「夢の行き先」と「じぶんち」が不完全燃焼だなあ、それまでの内容がすごい不気味やったからちょっと拍子抜けっていうか。「ありふれた映像」「宮本くんの手」「シュマシラ」は読後に尾を引く怖さでか...

なんだろう、好きな話はすごく好きだけど、それ以外は、うーーーーん、不完全燃焼って感じかなぁ。 「夢の行き先」と「じぶんち」が不完全燃焼だなあ、それまでの内容がすごい不気味やったからちょっと拍子抜けっていうか。「ありふれた映像」「宮本くんの手」「シュマシラ」は読後に尾を引く怖さでかなり好きやった。「闇の花園」はなんか厨二くさかったなぁ…。

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2019/03/31

待ちに待っていた澤村先生の新刊。 「ひとんち」ってタイトルがまず不穏で良い。タイトル通りの人の家や他人にまつわるバラエティ豊かな怖い話が揃っているが、怖さ的には控えめ?と思っていたら、ラスト2話が怖かった。じわじわと日常が浸食される怖さに弱い。 ラストにぶっとんだ落ちがあったのは...

待ちに待っていた澤村先生の新刊。 「ひとんち」ってタイトルがまず不穏で良い。タイトル通りの人の家や他人にまつわるバラエティ豊かな怖い話が揃っているが、怖さ的には控えめ?と思っていたら、ラスト2話が怖かった。じわじわと日常が浸食される怖さに弱い。 ラストにぶっとんだ落ちがあったのはちょっと好みでは無かったものの、「ひとんち」という短編集のラストが「じぶんち」という自分の中心に戻るセンスが好き。

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2019/03/31

ぼぎわんから読み続けているけど、良さがしっかり出ているのは表題作のみかなぁ。表題作もラストのためとはいえ設定が無理ありすぎる。

Posted byブクログ

2019/03/20

「ぼぎわん」からファンになる,前回の短編も面白かったので期待している.恒川さん同様,出れば買ってしまう作者.

Posted byブクログ

2019/02/15

世界は本当の姿を隠したままで、決して正体を明かさない。闇はどこまでも絢爛で、現実は色褪せて退屈だ──。恐怖と異形、人間心理の暗部にこだわりぬいて紡いだ全八編。日常が少しずれてできた隙間から、圧倒的な混沌が迎えに来ます。

Posted byブクログ