騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編(上) の商品レビュー
初の村上春樹。食事の描写や、主人公を取り巻く環境の説明が丁寧で美しいなと思った。免色さんの見た目や、家を自分なりにイメージしながら読めて楽しい。ただ、1巻目なのもあるかもしれないが、話が盛り上がるまでが少し長くて途中読む手が遅くなってしまった部分はある。
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長編なのに一度も飽きずにのめり込んでしまった。。免色さん何者⁈裏がありそうで気になる。 ミイラとか話に出てきたら余計耳塞ぐんだけど、真相追求する主人公は勇敢。 離婚話してるのに雨宿りしているのかな、とか考えたり皆んな結構ぶっ飛んでいてある意味ファンタジー。
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作者特有の時間論、比喩的表現は本作でも健在。4部作の第1部ということもあり、これからのストーリー展開が気になります。
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ひょんなことから、最近、春樹さんづいている(山本文緒さんの「自転しながら・・」を読んで) 物心ついてから私の精神紀行の伴走者って言ったら顰蹙を買うか?!しかし、まさにそういった世界観が人生に多彩な空気を添えてくれて来た。 若い頃は敬遠気味だった、難しいというより「ハルキニズムを標...
ひょんなことから、最近、春樹さんづいている(山本文緒さんの「自転しながら・・」を読んで) 物心ついてから私の精神紀行の伴走者って言ったら顰蹙を買うか?!しかし、まさにそういった世界観が人生に多彩な空気を添えてくれて来た。 若い頃は敬遠気味だった、難しいというより「ハルキニズムを標榜する安っぽい奴ら」が大嫌いだったから・・自分で読みだす能力がなく私はそんな少女時代・・学生時代もそれを引きずり、子育て期に手に取ってみると、ぴったり感覚があって、ドツボにはまった記憶が。 1984がそんな記憶、クロニクルも・・でこの作品、同一の匂い。 春木作品に出てくる苗字はどこから引っ張ってくるのか、一度聴いたら忘れられない・・免色・・って! そして36歳という時期がお好きなようで・・ さらに、同じ匂いの女がお好きなようで・・ どこかのレヴューにも書いてあったけど、セックスパターンも然り。 さらにさらに、好ましきシニアの男性の外見も・・ まぁ、こうなってくるとセレモニー的に踏襲して読みづづけられるのもファンの才能と自負しているけれど。 小道具としてナンバリングされる音楽の好みも・・恥ずかしながら、私の好きなもんばかり。 春樹氏の才能のキラッと光るのは出だしの滑り・・帯にある「・・・私は狭い谷間の入り口近くの、山の上に住んでいた。夏には谷の奥の方で・・」もう、この辺りですっかり、ハイソな佇まい、静謐な中にも他を退ける厳かな弧のイメージが霧の中にあらわれてくる。 私用で往復3時間、電車に乗る羽目になった今日、電車の道連れがこの上巻。 周囲の喧騒を忘れた私の脳内に60センチ大の、、きらりと光る剣を腰に差した騎士団長が・・そして彼の声が・・もはや妄想の世界。 イデアは変幻自在です、
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読み終わりました。そして今は下巻に進んでます。 この本は前置きが長いようにかんじたのは自分だけでしょうか? 今はやっと充実してる感じです。 今の感想はこんなものです。
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(以下、全4巻通じてのレビュー) 過去作との共通点というか、焼き直しのような点が少なくない。 雑木林の石室は『ねじまき鳥クロニクル』の井戸を彷彿とさせるし、地下の世界へ迷い込む件りや、第二次大戦での暴力、夢の中での性行といった要素もいくつかの作品で出てきている。 秋川まりえのキ...
(以下、全4巻通じてのレビュー) 過去作との共通点というか、焼き直しのような点が少なくない。 雑木林の石室は『ねじまき鳥クロニクル』の井戸を彷彿とさせるし、地下の世界へ迷い込む件りや、第二次大戦での暴力、夢の中での性行といった要素もいくつかの作品で出てきている。 秋川まりえのキャラクタは、『ねじまき鳥…』の笠原メイと『1Q84』のふかえりのブレンドのようにも思えるし、「免色」は『色彩を持たない多崎つくる…』をどうしたって連想してしまう。そもそも、彼のような、どうやって暮らしているのかわからないとんでもないお金持ちってキャラも、村上作品には必ずといっていいほど登場する。 この小説で、新規性があってユニークなのは、主人公が絵描きを生業としていて、絵を描くプロセスや絵描きの頭の中を、小説の表現として見事に結実させているところ。これには感心させられた。 特に前半部分のオカルトっぽさの発揮も村上春樹にしては珍しい。深夜に鈴の音が聞こえるあたりは背筋が冷たくなる肌触り。「白いスバル・フォレスターの男」のサスペンス性も印象深い。
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村上春樹さんの作品に慣れてない中読んだので読みづらさはあったけどだんだんと慣れると引き込まれていった
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最初読んだ時には、あまり出来が良くない小説であり、1Q84の方がずっと面白いと感じた。2度目をオーディブルで読みはじめたら、1Q 84よりずっと面白いと感じた。彼の小説は、時と場所と読み方によって全く違って伝わってくる。高橋一生のナレーターは最高である。
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4冊に分かれているうちのまだまだ1冊目なので感想は控えておきます。 とりあえず、今のところファンタジーはナシ。 引き続き下巻を読んでます。
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