騎士団長殺し 第1部 顕れるイデア編(上) の商品レビュー
2~3冊目は話がどこに向かって進んでいるのかがわからなかったせいか、中だるみ感があったが、4冊目で話が急に展開して、楽しくなった。
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むず 初めての村上春樹、ちょっと難そうな小説 やっぱり読むのに時間はかかった気がする ただ、おもしろい
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冒頭の顔がない、時間のない、ペンギンのお守りを持った帽子の人は何者なのか?この後まだ出てくるのか? エージェントの人に意見を聞いたとき、妙にわかったようなものの言い方だったが、今後絡んでくるのか? 「時間がついてくる」のような表現がチョイチョイ出てくるが、どういうことを言いたいのか? 主人公はなぜ免色さんの肖像画を従来の方法で描けなかったのか?免色さんが何か特別な存在なのか? そもそも何で法外な金額で絵を描いてもらおうと思ったのか?石室のことを知ってて近づいてきたのか? 免色さんの肖像画は完成するのだろうか? 免色さんの恋人はなぜ免色さんの子どもを産まなければならないと思ったのか?(表現は忘れたが「つなげる」というような言い方だったような) 主人公の妹と免色さんの子どもはどこかで繋がってくるのか? 石室は結局何だったのか?ねじまきどりのときも井戸が出てきたけど、似たような感じになるのか?あのときとは深さがだいぶ違いそうだが。 雨田具彦はこの家を誰かから譲ってもらったはずだが前の住人が関係しているのか? 結局のところ鈴の音は何だったのか?止まるのか? 騎士団長殺しの絵はなぜ屋根裏に置かれていたのか? 絵の中の下から頭を出して覗いてる人は何者か?別世界との通路になっているのか? 騎士団長殺しの絵を開いたのと鈴の音が聞こえるようになったのはタイミングが合ってるんだっけ?関係あるのか? 早く次を読みたくなる。
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絵画が出てくるお話に惹かれる傾向があるのですが、例に洩れずこちらも面白かったです。 ゆったりと流れるような空気感とは裏腹に、絵画や鈴、肖像画などこの先の展開が気になる謎がどんどん積み重なっていきます。 次が楽しみ。 あと、屋根裏に住み着いたミミズクに手を振ったり、ベランダのカラスの羽根を艷やかと表現したりする主人公絶対いいやつ。(鳥好きの偏見)
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初の村上春樹。まだ一巻だからかそこまで大きな盛り上がりはなかったけど情景と人物の描写が上手くて頭に映像が浮かんでくるのでそれだけで楽しい。主人公と同じ家に住みたい。 どこか不気味な雰囲気が漂っていてこれからどうなるんだろうというワクワクで終わる一巻だった。
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初めから惹きつけられる書き出しだった。肖像画家である主人公の「私」のもとに、顔のない人がきた。可愛らしいキーホルダーを置いていくのも不思議。 「私」の肖像画の書き方は、相手と1時間面談をして何枚か写真を撮るだけ。相手と合わないと思っても、話していると一つはよいところを見つけられるもの。もし表面が曇っているようであれば、そっとこすればいい。 みんな月に行ってしまうかもしれない。6年間一緒にいた妻から別れを切り出された。別の男と寝ていたようだ。ある生々しい夢を見たから別れることに決めたと言う。なんて自分勝手だと思うが、決めてきたことなんだろう。 「私」は東北に放浪の旅にでて、帰ってきたのち、友人、雨田(あまだ)の父の空き家に住まわせてもらう。洋画家から日本画家に転向した雨田の父。ウィーンに留学していた間に一体何があったんだろう。 雨田の父の別荘は、人里離れた山の中にあった。「私」はある夜、屋根裏に「騎士団長殺し」の絵を見つける。2人の男が戦い、1人が相手を刺している。それを見ている人物が2人。その絵を屋根裏から降ろし、雨田には内緒で見て過ごす。まさに本のタイトルと同じタイトルの絵だ。 「私」は離婚のショックもあり、肖像画を描くのをやめた。しかし、ある人から莫大な金額を提示されてまた書くことにする。なぜか雨田の家にいることも知っていた。謎の多い人物。 多額の報酬を支払ってくれるのは、免色(めんしき)といった。長い白髪。同じ山中の離れた真っ白で広い家に住んでいた。肖像画は好きなように書いていいという。どうやはIT関連で多額の利益を得たようだが、ネット等上にも全く情報がない。 鈴の音が真夜中にするようになった。免色さんに話すと、一緒に聞いてくれることになった。鈴の音を待つ間、別れた彼女との話までしてくれている。本当に自分の子供なのかわからないのに。 鈴が鳴る。免色さんと一緒にその場所へ行くと、確かに地中から音がしている。その石をなんとかどかそうと思案し、業者を使ってほこらの石をどけてみた。中には石櫃と鈴があるだけだった。でもその石碑と鈴があったことだけでも驚くと思う。鈴があって良かったと思いし、やっぱり怖かったと。開けなければ良かったと言う気持ちもわかる。 表現がすごく丁寧で緻密ですごいなと思う。オーディブルで聞いたので、高橋一生さんの声もよく合っている。これだけ声を使い分けていて、すごい。
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文庫4冊分のうちの1冊目。(春樹作品おなじみ)ちょっとした謎がいくつか出てきて、なんだろうで終わる序盤。好き。 妻のこと、免色という人物の謎、謎の鈴、そしてタイトルにある騎士団長殺しという絵画の謎。あとは雨田具彦が西洋画から日本画へ転身した真相が知りたい。 続きを読みたくなる面白...
文庫4冊分のうちの1冊目。(春樹作品おなじみ)ちょっとした謎がいくつか出てきて、なんだろうで終わる序盤。好き。 妻のこと、免色という人物の謎、謎の鈴、そしてタイトルにある騎士団長殺しという絵画の謎。あとは雨田具彦が西洋画から日本画へ転身した真相が知りたい。 続きを読みたくなる面白い話だった。
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久々の村上作品。主人公と元妻。総白髪の謎の人物、免色氏。お馴染みのモチーフ多数…これこれ!これが村上ワールドですよ。読者を物語に引き込むパワーが尋常じゃないな、相変わらず。気付けばわたしも登場人物の一人としてその場にいるようだ。詳しい感想は下巻にて。
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散りばめられた謎、丁寧な人物、風景描写によりストーリーに惹きつけられた。物語の結末が想像できず、早く続きを読んでみたい思いが高まっている。とはいえ他に積まれている本が多く、続巻を続けて読むことはできなそう。。次に読むときまでに物語を忘れてなければいいが汗
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そら面白いよ、村上春樹だもん。 以下、考察というか感想。 ーーーー 騎士団長=イデアってどゆこと。概念? 今まで主人公が自分の中で構築してきた、世界観というか、固定概念みたいなもの? いろいろあってつらかったところで、じぶんの固定概念を破壊するようなすばらしい絵に出会って...
そら面白いよ、村上春樹だもん。 以下、考察というか感想。 ーーーー 騎士団長=イデアってどゆこと。概念? 今まで主人公が自分の中で構築してきた、世界観というか、固定概念みたいなもの? いろいろあってつらかったところで、じぶんの固定概念を破壊するようなすばらしい絵に出会って模索する、、、話? 騎士団長を殺す=自分の既成概念をぶっ壊す? そんで、メタファーの世界(関係性の世界?自分と他者との関係性だけを見つめ直して新たな自分の位置付けみたいなものを見つめ直す?ようするに瞑想的な?)に入って、狭い横穴(産道のメタファー?ををくぐり抜けて、文字通り生まれ変わった? 生まれ変わったので妻ともきちんとやり直そう、っておもい直せたということ?
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