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スティグマータ の商品レビュー

4.1

44件のお客様レビュー

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2019/02/22

前作 サクリファイスを読んだ方は勿論楽しめます。 自転車用語 分かってないとキツイかな、その分!?分かる人にはとっても面白い。密かに続くドキドキ感も好き。

Posted byブクログ

2019/02/17

新刊にあまり気が惹くものがないこともあってTSUTAYAで中古本数冊を求めたが、その直後にこの本が発売されて、ちょっとしまった…。 プロのロードレーサー・白石誓を主人公とするシリーズ物の4冊目。「エデン」から6年、誓はチームを変わりながらもヨーロッパで走り続けている。 ドーピン...

新刊にあまり気が惹くものがないこともあってTSUTAYAで中古本数冊を求めたが、その直後にこの本が発売されて、ちょっとしまった…。 プロのロードレーサー・白石誓を主人公とするシリーズ物の4冊目。「エデン」から6年、誓はチームを変わりながらもヨーロッパで走り続けている。 ドーピング問題で引退した元チャンピオンがツールに復帰するところから始まる物語は、今回もまた、誰がツールの総合優勝を勝ち得るかというレースの話を縦糸に、元チャンピオンを巡る疑心暗鬼、元同僚との駆け引き、チーム内の協調と生存競争、加えて日本での実績を引っ提げて初めてツールに参戦した伊庭への対抗心などが横糸として織りなされる。 これまで通りに、レース展開と人間模様を楽しみながらサクサクと読み進められたが、今回、特に印象に残ったのは、誓の日本人トップレーサーとしてのプライドと、アシストという役割に対する矜持のようなもの(そういう意味で、白石誓は間違いなくこの物語の主人公と言える)。 いつも控えめな誓であるが、伊庭の存在に心揺らされるところはやはり勝負師の心持ちであり、しかしながら、ステージ優勝できるところまで来ながらエースに花を持たせるところに彼の真骨頂はあり。 ミッコの『この景色も悪くないな』という呟きに、『ぼくはもうずっと、それを知っているのだ』と想う心根が気持ち良い。 『こんなふうに、いろんなことを考えて躊躇してしまう自分の性格が、今の状況を招いたのに違いない』『たぶんどの選択肢を選んでも、ぼくは少し後悔して、選ばなかった未来をまぶしく思うのだろう』という言葉には、人生を考えさせられ、振り返させられ、共感する。

Posted byブクログ

2019/02/04

おお!シリーズ新作出てたんだ~と購入。やっぱり面白い。 扱っているのは競技に置ける選手生命やドラッグの問題、勝利のための駆け引きなど決してきれいごとばかりではないのだけれども、読み終わった後の読後感は爽快。自転車競技に悪い人は居ない、とは言えないのだけれども、決して。 なんだかす...

おお!シリーズ新作出てたんだ~と購入。やっぱり面白い。 扱っているのは競技に置ける選手生命やドラッグの問題、勝利のための駆け引きなど決してきれいごとばかりではないのだけれども、読み終わった後の読後感は爽快。自転車競技に悪い人は居ない、とは言えないのだけれども、決して。 なんだかすごく好きとかよかったと思う作品の方が感想が出てこないのが悔しい。とりあえず面白かった。 ニコラの衝撃的デビューの辺りを忘れているのでもう一度読み返そうかなぁ。

Posted byブクログ

2019/02/01

あの男が戻ってきた。三度の優勝を誇ったもののドーピングで全てを失った。ドミトリー・メネンコが。ざわめきの中、ツール・ド・フランスが開幕。墜ちた英雄を含む集団が動き始める。メネンコの真意。選手を狙う影。密約。暗雲を切り裂くように白石誓は力を込めペダルを踏む。彼は若きエースを勝利に導...

あの男が戻ってきた。三度の優勝を誇ったもののドーピングで全てを失った。ドミトリー・メネンコが。ざわめきの中、ツール・ド・フランスが開幕。墜ちた英雄を含む集団が動き始める。メネンコの真意。選手を狙う影。密約。暗雲を切り裂くように白石誓は力を込めペダルを踏む。彼は若きエースを勝利に導くことができるのか。ゴールまで一気に駆け抜ける興奮と感動の長篇エンタテインメント。

Posted byブクログ