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スティグマータ の商品レビュー

4.1

44件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

    20

  3. 3つ

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2020/10/07

いやー面白い、ツールを観戦している気になる。 自転車走らせながら動く選手たちの心理描写や表現が巧くて柔らかい。自転車乗りでなくても楽しい。 さらにこのシリーズは、タイトルや人物を絡めて作中で謎がもたげるためミステリー要素もある。

Posted byブクログ

2020/10/06
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

シリーズ第4作。 手にする時間を完全に間違いました。 読み始めたらやはり止まらない。 結果、読み終えたのは平日の深夜3時です... もちろん明日(正確にはすでに今日)ももちろん朝から仕事です^^; でも仕方ないって思えてしまうぐらい本作もしっかり取り憑かれてしまいました。 巻末に寄せられた川西蘭さんの解説がまた素晴らしく本シリーズを纏め上げてくれています。 シリーズ第1作から主人公は白石誓。 でもそれは白石の視点で語られた物語だということで、本シリーズ「自転車ロードレースの物語」。 本作の舞台であるツールドフランスのレースを通じ、私自身も身近でレースを観戦するかもだけでなく、そこに渦巻く選手やチーム関係者の心の中を見通す不思議な力を得ていた。 本当にステキな作品です。 しかも本作で登場したチームメイトの妹であるヒルダの登場によってきっとこの先も白石視点での自転車ロードレースの物語は語り継がれていくのだろうと思えました。 近藤先生、まだまだ続編を期待していますよ。 説明 内容紹介 あの男が戻ってきた。三度の優勝を誇ったもののドーピングで全てを失った、ドミトリー・メネンコが。ざわめきの中、ツール・ド・フランスが開幕。墜ちた英雄を含む集団が動き始める。メネンコの真意。選手を狙う影。密約。暗雲を切り裂くように白石誓は力を込めペダルを踏む。彼は若きエースを勝利に導くことができるのか。ゴールまで一気に駆け抜ける興奮と感動の長篇エンタテインメント。 内容(「BOOK」データベースより) あの男が戻ってきた。三度の優勝を誇ったもののドーピングで全てを失った。ドミトリー・メネンコが。ざわめきの中、ツール・ド・フランスが開幕。墜ちた英雄を含む集団が動き始める。メネンコの真意。選手を狙う影。密約。暗雲を切り裂くように白石誓は力を込めペダルを踏む。彼は若きエースを勝利に導くことができるのか。ゴールまで一気に駆け抜ける興奮と感動の長篇エンタテインメント。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より) 近藤/史恵 1969(昭和44)年大阪府生れ。’93(平成5)年『凍える島』で鮎川哲也賞を受賞し、作家デビュー。2008年『サクリファイス』で大藪春彦賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

Posted byブクログ

2020/09/29

サクリファイスシリーズ4作目。ツール・ド・フランスとはこういうものなのか!と思わせる作品。ニコラとチカがついに同じチームで参戦。チカはニコラのアシストに徹底して、総合優勝目指して走る! クロスバイクに乗ってますが、ロードバイク がほしくなる作品です!続編が出て欲しい!

Posted byブクログ

2020/09/22

サクリファイスシリーズ、何度でも読み返したい。スポーツとミステリの鮮やかな融合、そして人間、のドラマ。ちょうど映画「フォードvsフェラーリ」を観たあとだったこともあり、速さへの希求、失えない喪われた人、たちのことをぼんやりと考える。

Posted byブクログ

2020/07/31

シリーズ四作目。 タイトルのスティグマータ、訳すと聖痕。 イエスキリストが磔にされた際についた傷、及び信者の体の同じ位置に現れる傷。別の意味では、汚名や恥辱が挙げられる。 相変わらず、心理描写を描く筆捌きや、視点の切替は秀逸だが、ダレて来た感は否めないかな。 一作目が衝撃的...

シリーズ四作目。 タイトルのスティグマータ、訳すと聖痕。 イエスキリストが磔にされた際についた傷、及び信者の体の同じ位置に現れる傷。別の意味では、汚名や恥辱が挙げられる。 相変わらず、心理描写を描く筆捌きや、視点の切替は秀逸だが、ダレて来た感は否めないかな。 一作目が衝撃的過ぎたのか、何とも物足りなさを感じるのが正直なところ。 そう言った意味じゃ、三作目の学生もののスピンオフは良かったな。

Posted byブクログ

2020/07/22

安定の面白さ。皆一生懸命だけど単純では無い。 日常使いでは持て余すので買わないけど、このシリーズを読むとロードレーサーが欲しくなります。

Posted byブクログ

2020/07/05

全シリーズを読んでるけど、こんなに面白い小説あるん?ってくらい大好きなシリーズ ロードレースに興味湧くし、自転車欲しいしって影響されまくり とにかくこのシリーズ沢山だしてほしい!

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2020/06/08

ツール・ド・フランスを間近で見ているような感覚になりました。主人公チカの、アシストに徹する姿はプロらしくて格好いいと思う。

Posted byブクログ

2019/10/03

「サクリファイス」から続くロードレースの5作目。誰にとっての「聖痕」なのかを想像しながら読み進めていくのが正統な読み方なんだろう。過去作の登場人物がほぼオールキャストで登場。誰視点でイストワール(歴史・物語)を読み解くのか...。続編があることを仄めかすラスト。続編を早く書いて下...

「サクリファイス」から続くロードレースの5作目。誰にとっての「聖痕」なのかを想像しながら読み進めていくのが正統な読み方なんだろう。過去作の登場人物がほぼオールキャストで登場。誰視点でイストワール(歴史・物語)を読み解くのか...。続編があることを仄めかすラスト。続編を早く書いて下さい。チカとヒルダのその後の展開は?でもきっとチカは着る服を変えられないんだろうなぁ。

Posted byブクログ

2019/08/13

再読。 ツール・ド・フランスを見ると読みたくなる。 ドーピングで失墜した世界的英雄が復帰した真意。 なるほど、と思う。 2917.9.19 再読。 ツール・ド・フランスが終わり、また読みたくなった。 アシストであり名を残せないことと折り合いをつけながら走る白石誓、すっきりしな...

再読。 ツール・ド・フランスを見ると読みたくなる。 ドーピングで失墜した世界的英雄が復帰した真意。 なるほど、と思う。 2917.9.19 再読。 ツール・ド・フランスが終わり、また読みたくなった。 アシストであり名を残せないことと折り合いをつけながら走る白石誓、すっきりしない心のうちがもどかしくもよくわかる。 2017.5.12 再読。 「シークレット・レース―ツール・ド・フランスの知られざる内幕」を読んで、また読みたくなった。 ランス・アームストロングをモデルにしたと思われる本書、彼が強く、ロードレースを愛していることはうかがい知れる。 復帰の真意にも納得できる。 2016.12.24 自転車ロードレース「サクリファイス」シリーズ5作目。 期待通り、抜群の面白さ。 スティグマータとは「汚名」 ドーピングの発覚で失墜した世界的英雄が、突然ツール・ド・フランスに復帰した。彼の真意は何か。 忠実なアシスト白石誓を主人公に、ツール・ド・フランスでの戦い方が丁寧に描かれている。 エースのアシストに徹するという生き方、もどかしく、本当にそれでいいのかという思いは拭えない。

Posted byブクログ