スティグマータ の商品レビュー
4.6 チカ視点の話、サクリファイスシリーズ 必ず順番に読んで下さい。 楽しさが半減します。(。´_`。)
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「サクリファイス」シリーズ新刊。主人公・白石誓。二度目のツール・ド・フランス。エースとして先頭を突っ走るのではなく、エースを勝利に導くためのアシストに徹するチカはひどく日本人らしい心配りをする一方で、本場でもまれ図太くなった成長も感じられる。2週間かけて3000km以上を移動する...
「サクリファイス」シリーズ新刊。主人公・白石誓。二度目のツール・ド・フランス。エースとして先頭を突っ走るのではなく、エースを勝利に導くためのアシストに徹するチカはひどく日本人らしい心配りをする一方で、本場でもまれ図太くなった成長も感じられる。2週間かけて3000km以上を移動するツール。勝敗の裏には揉め事に不正に嫉妬。ドロドロの何かはあるのは間違いないわけで。チカにできることはペダルをふむことだけか。メネンコもウィルソンもアルギもどうしようもなくバイクバカだってことだけははっきりしている。もちろんチカも。
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ロードレースの雰囲気に浸ることができて楽しかったです。 チカは、いつのまにか世界でも有数のアシストになっているのではないでしょうか。レースの終盤、エースを引っ張るシーンはかっこよかったです! 本物のツールも楽しみです。
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近藤史恵のスティグマータを読みました。 サイクルロードレースの選手である白石誓は今年はオランジュフランセのチームに所属してツール・ド・フランスに挑みます。 アシスト役である白石は個人優勝は望めませんが、チームの総合優勝を目標として若きエース、ニコラ・ラフォンのサポートに徹します...
近藤史恵のスティグマータを読みました。 サイクルロードレースの選手である白石誓は今年はオランジュフランセのチームに所属してツール・ド・フランスに挑みます。 アシスト役である白石は個人優勝は望めませんが、チームの総合優勝を目標として若きエース、ニコラ・ラフォンのサポートに徹します。 今回、三度にわたる総合優勝を成し遂げたにもかかわらず、ドーピングで名誉を剥奪されたドミトリー・メネンコがレースに戻ってきました。 彼の目的は何か、白石たちの戦略とレース展開にどのようにかかわってくるのか... 平坦なスプリントステージと急峻な山岳ステージが組み合わされたレース構成での戦略やレース経過は今作でも面白く読みました。 そして、白石とすてきな女性の出会いも描かれていて、次回作が楽しみになります。
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シリーズ3作目。 例によって前作の内容はすっかり忘れているのだが、戸惑うのは最初の方だけ。 チカの丁寧な説明(?)もあり、すぐに作品世界に没頭できる。 語り手としてもアシスト役に徹しているのだな。 語り手=主人公にあらず。
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再読。 そうだった、そうだった。結構忘れてた。 面白かった、やっぱり息つかぬ面白さだった。 エースが格好良くゴールできるのは アシストがきちんとアシストするからだ。 結果を残すにはチームをグイと引っ張るリーダシップと、 それを発揮するための極上のフォロワーシップが必要だと思う。 ...
再読。 そうだった、そうだった。結構忘れてた。 面白かった、やっぱり息つかぬ面白さだった。 エースが格好良くゴールできるのは アシストがきちんとアシストするからだ。 結果を残すにはチームをグイと引っ張るリーダシップと、 それを発揮するための極上のフォロワーシップが必要だと思う。 アシストの役割がそれだとすれば、チカにアシストしてほしいと いろんなチームが、エースが思うのではないだろうか。 チカの自分を見失わない強さが大好き。 次が読みたいけれど、やはり厳しいのかなぁ。 ファンとしては出版社が変わってもいいんだけれど。
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プロの自転車のロードレースに賭ける青春群像物語。 サクリファイアスシリーズですが、もう何巻目でしょうか。主人公の白石誓は今、ヨーロッパを転戦しています。どこの国籍だろうが、レースで優勝しなければ、すぐ忘れられてしまったり、成績が振るわないと所属チームをクビになったりする実力次第の...
プロの自転車のロードレースに賭ける青春群像物語。 サクリファイアスシリーズですが、もう何巻目でしょうか。主人公の白石誓は今、ヨーロッパを転戦しています。どこの国籍だろうが、レースで優勝しなければ、すぐ忘れられてしまったり、成績が振るわないと所属チームをクビになったりする実力次第の世界。今回のテーマはタイトルにあるスティグマータの意味から、ある有名選手にまつわる汚辱、即ちドーピング疑いからの復帰に絡むお話しになっています。 この競技はチームで構成されているため、自分がどの役割を担うかでレースでの駆け引きが異なってきます。白石はアシストであるため、常に陰になり花形選手を上位に押し上げる役目です。ドーピング疑いの選手はチームは違うけどスター選手だった存在。その憧れの存在である選手から白石は、思いもよらない頼みごとをされます。様々な選手が登場しますが、戦いに臨むその心理状態は複雑です。友情や裏切りなど勝敗を左右するレース外の事情も描かれ、その人間模様がこの物語の魅力です。
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ロードレースシリーズ長編は全て読んでいますが、今回のが一番ミステリー色は薄く感じました 平易な言葉で、場面転換もスピーディで読みやすいのは相変わらず良いですが、前2作を読んでいると既視感を感じることが多かったので、⭐️4
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近藤史恵氏の自転車ロードレースシリーズ。 エンタメ小説なので、軽くすっと読めた。 ロードレースに興味ない方でも楽しめるので、お勧めです‼️
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読み始めは少しゆっくりと、そして段々速くなる。ペダルを踏み込むように加速していくこの爽快感。山道を登るようにじっくりと読んでいたり、下り坂でこけそうになった感じがして数ページ戻ったり。読む自転車ロードレース、楽しかった。 チカとヒルダの明日が気になるな。
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