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発現 の商品レビュー

3.1

73件のお客様レビュー

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  4. 2つ

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2024/05/26
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

真相はよくわからないが 戦争での記憶は想像を絶するということなのかと 平和な時代に生まれたのに自分の人生以外の苦痛を味合わなければならないのはやりきれない 不幸な連鎖を断つには血族を作らないしかない 耐えるしかないとか救いがない

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2024/04/11

#読了 #発現 #阿部智里 平成と昭和、二つの時代で起こった不可解な事件。真相に近づこうとする者たちを嘲笑うかのように謎は深まり、ほの暗い闇がひたひたと迫りくる。 読みやすいのにストーリー自体は戦時中まで遡っていて厚みを感じた。戦争という極限状態ではやむおえない事だったのか…

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2024/03/13

一気読み。 八咫烏とはまったく違う世界だけど、 読ませる力強さは変わらない。 伝えたいものがある作家さんはすごいと思う。 変に片を付けないラストも良かった。

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2023/12/12

ある家族にかけられた呪いを解き明かしていく謎解きストーリー。 序盤はホラー味があってヒヤヒヤしたけれど、ラストがあっさりしていて、「ん?」となった。 次の作品が楽しみ。

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2023/12/02

安直なハピエンにならなかったのはいいけどでも微妙…ホラーならホラーのままで良かったような。もう少し長い方がちゃんと回収できたのでは?

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2023/09/11

ホラーだった、ファンタジーを期待していたのだけれど…。 映画化したら、面白いだろうと思うけど、凄く怖い

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2023/03/20

初読みの作家さん。 最初は謎だらけで、何が起こってるのか???だった。 昭和と平成の2つの時間軸が最後に交わって謎が明らかになるのだが、平成と昭和がだんだん近づいてくる過程にドキドキし盛り上がった割に、ラストがふーん、そっかあーって感じだったのが残念。 でも読んでる間はすごく面...

初読みの作家さん。 最初は謎だらけで、何が起こってるのか???だった。 昭和と平成の2つの時間軸が最後に交わって謎が明らかになるのだが、平成と昭和がだんだん近づいてくる過程にドキドキし盛り上がった割に、ラストがふーん、そっかあーって感じだったのが残念。 でも読んでる間はすごく面白かったー。

Posted byブクログ

2023/02/13

初読みの作家さん。 ホラーとは一言で言い表す事が出来ない、粘りつく様な恐ろしさを含んだ作品だった。 平成三十年と昭和四十年を交互に描き、終盤にはその血縁関係が全て明らかになる。 戦争と言う背景の中で究極の選択、苦渋の決断をしなければいけない兵士達 加害者でありながら被害者で...

初読みの作家さん。 ホラーとは一言で言い表す事が出来ない、粘りつく様な恐ろしさを含んだ作品だった。 平成三十年と昭和四十年を交互に描き、終盤にはその血縁関係が全て明らかになる。 戦争と言う背景の中で究極の選択、苦渋の決断をしなければいけない兵士達 加害者でありながら被害者でもある。 そして、血縁である事が災いして心に秘めていた意識が遺伝として繋がって行く。 今までに読んだ事がない新しいジャンルで、そこにはやりきれなさや哀しみ、戦争が残した悲劇を感じた。 リーダビリティが高く、ぐいぐい引き込まれ一気に読めた作品。 次作も読んでみたい。

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2023/01/14

八咫烏シリーズが良かったのでこの本を手に取りましたが、期待外れの終わり方でした。世界観を作り込める長編の方が、魅力が出る作家さんなのかなと思いました。

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2022/10/17

平成と昭和、二つの時代をまたぐ、一種の呪いの物語。平成では精神を病んだ兄と同様、自分自身も奇妙な幻覚を見るようになった女性の物語、昭和では謎の自殺を遂げた兄の謎を追う男性の物語が語られます。おぞましく、しかし悲しいホラーです。 幻覚の根源にある「罪」はしかし、当時では仕方のないも...

平成と昭和、二つの時代をまたぐ、一種の呪いの物語。平成では精神を病んだ兄と同様、自分自身も奇妙な幻覚を見るようになった女性の物語、昭和では謎の自殺を遂げた兄の謎を追う男性の物語が語られます。おぞましく、しかし悲しいホラーです。 幻覚の根源にある「罪」はしかし、当時では仕方のないものだったのかもと思えてしまう悲しさが印象的でした。そして被害者の怨みや呪いというよりも、それこそ加害者の罪の意識の方が重くて苦しいのかもしれないところも。ただし、当人のみならずそれが代々受け継がれてしまうというのは、やはりあまりに恐ろしい「呪い」なのかもしれないなあ。

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