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拳銃使いの娘 の商品レビュー

4.1

36件のお客様レビュー

  1. 5つ

    13

  2. 4つ

    14

  3. 3つ

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2019/07/03

 父と娘のロードムービー。  刑務所に入った拳銃使いである父のせいで、娘は命を狙われることになった。面識のない娘を守るために父が現れ、娘に拳銃の扱いを教えていく。  娘の無鉄砲さと父の逞しさ、頼もしさ、そして弱さが格好いい。

Posted byブクログ

2019/06/29
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

内気で世界と上手く折りあえずにいる少女ポリーの人生は、刑務所帰りの父ネイトの登場によりすっかり変わってしまった。2人を追うギャングからの逃避行は果たして成功するのか? 勇敢なる相棒、熊に敬礼! なんとー、びっくりしました。こんな殺伐としたストーリーなのに、読後の余韻と、そこはかとない切なさときたら。 最初は、なんかむちゃくちゃやん!と思っていたのに、気がついたらネイトの不器用ながらも娘を愛する気持ちや、ポリーが成長して行く姿にすっかりハマってしまいました。そして熊が!最後までいい味出しすぎ。 ネイトが結局どうなったのか、示唆はしつつも、解釈の可能性を残しているのも良かった。ネイトがポリーを守るためにそうしたんだね、と。 邦題は良いと思うし、銃を捨てるところは良いシーンだったけど、そんな拳銃使い感あったかなって疑問は残りました。。

Posted byブクログ

2019/06/25

ポリーが学校で自分はユダヤ教徒だと嘘を吐いたと知った時の、ポリーの母の反応が好きだ。いいお母さんだったのにね。ポリーの成長物語。ちょっと先行き恐ろしいが。ポリーこそ「恐ろしい子」by月影千草。大好きな『メンタリスト』の脚本家か。面白くて当然。

Posted byブクログ

2019/05/04

はい面白いです。最高です。 パパと娘の逃避行。生きるために、守るためにギャングに立ち向かうクライムノワール。血と暴力には熊のぬいぐるみがお似合いだぜ!! 父親の覚悟により娘は変貌していく。拳銃使いの娘へと。娘は相棒となる…娘を鍛え上げることで親子を取り戻していくのだ。成長の物語で...

はい面白いです。最高です。 パパと娘の逃避行。生きるために、守るためにギャングに立ち向かうクライムノワール。血と暴力には熊のぬいぐるみがお似合いだぜ!! 父親の覚悟により娘は変貌していく。拳銃使いの娘へと。娘は相棒となる…娘を鍛え上げることで親子を取り戻していくのだ。成長の物語であり家族の絆の物語でもある。場面転換がとにかく素晴らしく、登場人物もすぐ把握できる。異常にすっきりしたリービタリィ海外苦手な人もおススメです。 保安官が好きでねぇ。トンプスン読んだからかもしれないが狂ってるやつほど正義に偏りがあってぶっとい芯のある生き様がいい。とにかく読もう!こりゃあ傑作だ!! 作者が影響受けたもの。 『ペーパームーン』、タランティーノ、エルロイ…もうお判りだね? (どストライク

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2019/05/03

出獄直前に、闇の世界を牛耳る組織の幹部を殺してしまったことから、男は自分だけではなく家族の命をも狙われることになる。元妻とその夫は無残に殺されたことを知った男は、11歳の娘を連れて逃亡する。 まあ、プロットはこんだけで、あとは2人がいかに立ち回り生き延びるかという興味に尽きる。で...

出獄直前に、闇の世界を牛耳る組織の幹部を殺してしまったことから、男は自分だけではなく家族の命をも狙われることになる。元妻とその夫は無残に殺されたことを知った男は、11歳の娘を連れて逃亡する。 まあ、プロットはこんだけで、あとは2人がいかに立ち回り生き延びるかという興味に尽きる。でもキャラクター造形が上手くて飽きさせない。タイトルの「拳銃使い」はやや大袈裟に過ぎる気がした。

Posted byブクログ

2019/04/28
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

父娘クライムアクション。 ム所の中のギャングボスの側近を殺したことで家族もろとも処刑命令を下されたネイトが娘ポリーと闘う。

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2019/04/25

面白くて一気読み。著者は脚本家で初の小説だそうだが、なるほど読み手をダレさせないスピーディな展開で、長さもほどほど、リーダビリティ抜群だ。あ、とは言ってもギャングものを好まない人や、物理的に「痛い」描写が苦手な人は別だが。 ギャングから暗殺指令の対象とされた男が娘を守ろうとする...

面白くて一気読み。著者は脚本家で初の小説だそうだが、なるほど読み手をダレさせないスピーディな展開で、長さもほどほど、リーダビリティ抜群だ。あ、とは言ってもギャングものを好まない人や、物理的に「痛い」描写が苦手な人は別だが。 ギャングから暗殺指令の対象とされた男が娘を守ろうとする、その設定自体に目新しさはないが、これを娘視点で書き、しかも「無垢で守られるだけの娘」にしなかった。そこが実に良い。これ、娘のポリーを主人公にしてシリーズ化できそう。当然のごとく映画化が決まっているようだが、父のネイトは誰がやるのかな。ちょっと楽しみ。 詳細な心理描写があるわけではないのに、登場人物それぞれの個性がくっきり立ち上がってくるところがすばらしいと思う。脇役である警官もチンピラも大物も、みなに存在感がある。邦題がちょっと昔風なのもクールだ。

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2019/04/07

とてもテンポの良いノワール。小学生の女の子が犯罪者の父親と逃亡するうちにどんどんアウトローに育っていくのだけど、落ち着いて考えれば、かなり無茶な話。でも、僕の場合はまあ気にせず軽く楽しめた。 ハリウッドなら軽めのアクション映画にしてしまうのだろうが、希望はもっとハードが良いなぁ。...

とてもテンポの良いノワール。小学生の女の子が犯罪者の父親と逃亡するうちにどんどんアウトローに育っていくのだけど、落ち着いて考えれば、かなり無茶な話。でも、僕の場合はまあ気にせず軽く楽しめた。 ハリウッドなら軽めのアクション映画にしてしまうのだろうが、希望はもっとハードが良いなぁ。例えば、ブラッドダイアモンドみたいな。ハッピーエンドじゃないとこちゃんと見せて欲しいかな。

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2019/04/03

アクション小説。 レオンみたいな。 お父さんが物騒な人だと娘も物騒になるお話。 でも超人的な活躍する訳でもなく、地に足のついた娘の活躍&成長でした。 映画になるのね?見たいかも。

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2019/04/02

おもしろかった。ほんとにこの一言に尽きる。 おもしろかった。 テレビドラマみたいだなと思ったら、脚本家の方の小説だった。だから魅せ方がうまいんだなぁ。 まさにアメリカ的なエンタメ小説。 しかもこの作品は全米図書館協会が「YA世代に薦めたい大人向けの本」に贈るアレックス賞を受賞...

おもしろかった。ほんとにこの一言に尽きる。 おもしろかった。 テレビドラマみたいだなと思ったら、脚本家の方の小説だった。だから魅せ方がうまいんだなぁ。 まさにアメリカ的なエンタメ小説。 しかもこの作品は全米図書館協会が「YA世代に薦めたい大人向けの本」に贈るアレックス賞を受賞したらしい。日本でなら絶対にありえない選書。こういうところ、アメリカって寛容ですきだなぁ。 日本はこういう犯罪満載のフィクションをヤングアダルトに薦めないもん。 でも、ほんとうに連続テレビを一気に見終わった時くらい満足できたし、ポリーもネイトも大好きです。 あと、もちろん、熊も。 「本物じゃないけど、真実」

Posted byブクログ