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ロマンシエ の商品レビュー

3.8

190件のお客様レビュー

  1. 5つ

    37

  2. 4つ

    72

  3. 3つ

    52

  4. 2つ

    8

  5. 1つ

    4

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2019/03/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

「楽園のカンヴァス」「ジヴァルニーの食卓」と読んできてこの本を読むと、また違った原田マハの良さを経験できた気がします。 主人公の心情がときどき描かれるところは、少女マンガを読んでいるような感じがしてとてもおもしろいです。 帯にも書かれていましたが、ラスト50ページは涙もあり、心揺さぶられる作品でした。

Posted byブクログ

2019/03/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かった。 気持ち的には星5つなんだけど軽快なタッチと言うか余りにも軽い文章なので、「これが原田マハの作品か、、、」と考えてしまう。これも有りって言えば有りなのだ。

Posted byブクログ

2019/03/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

原田マハさんがこんな文体の小説も書くなんて知らなかった。 心は女の子の青年、ミチノスケの(とんでもなくキュートな)一人称で進む物語。 初めは、「こんなにステキすぎる青年、ファンタジーやん…!」と思うものの、そういった存在が本当に手の上で本当に生きてるように思わせちゃうのは、彼以外の存在や風景に、ちゃんと生きた感じのある描写、見るよりも確からしさに裏付けされた美術作品たちがあるから。そこはやはり原田マハさんの作品だなぁ。 ミチノスケの失恋のページは、こちらまで胸が痛くなるくらいの切ないシーンで、でも本当に美しかった。 リソグラフの説明が結構でてきて、わたしもリソグラフはただの印刷手法のひとつと思ってた身。なのでいろいろ学ぶところが多かった。数々の美術家たちを魅了した美術表現手法なのね。小説が発表されたときに実際の美術展と連動してたとか胸アツすぎる…もっと早くマハさんの作品に出会っていたらと後悔(;o;) リソグラフ作品は今後積極的に注目してみよう。

Posted byブクログ

2019/03/02

小説に登場するパリのリトグラフ工房とコラボした展覧会を実際に開催し、その開催されるまでを小説に描き、この文庫本には、展覧会の図録に寄せた掌編が掲載され、展覧会開催までの舞台裏がわかる特別寄稿も掲載されている。 文庫本全体として、虚構と現実が入り混じり、展覧会が開催されていない現...

小説に登場するパリのリトグラフ工房とコラボした展覧会を実際に開催し、その開催されるまでを小説に描き、この文庫本には、展覧会の図録に寄せた掌編が掲載され、展覧会開催までの舞台裏がわかる特別寄稿も掲載されている。 文庫本全体として、虚構と現実が入り混じり、展覧会が開催されていない現在でも、雰囲気が感じられる。 それにしても、なんというバイタリティだろう。虚構と現実の両方に関わり、調整するのはすごくエネルギーが要っただろう。

Posted byブクログ

2019/03/02
  • ネタバレ

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今までの原田マハさん作品とかなり趣向が異なり、全く中身を知らずに買ったので最初大変驚いた。 外見はイケメン、中身は乙女の主人公の一人称で物語が進むが、今まで読んだ小説の中で最も主観的な描写に一貫した作品だと思った。不自然な説明的描写が全くない(主人公の性格によるものが大きいのかもしれないが)。 この超主観的描写だからこそ、実はかなりハイスペックな主人公(イケメンでモテモテ、おしゃれ、語学も堪能、実はアートの才能もかなりのもの)が無自覚でも嫌味なく成り立っているのだと思う。 idem の工房と作品の描写がとにかく魅力的。そこで働く人々の活き活きとした様子も。リトグラフに興味を持った。 ただ、ラストが残念。飽くまで私個人の感想としては、主人公と彼女の人と人としての関係が一段深くなった、のであれば、キスシーンは不必要だったように思う。一気に小説全体の重量が軽くなってしまったように感じた。 が、人間関係も舞台もとても魅力的で、さすがの描写力。パリに行きたくなった。

Posted byブクログ

2019/03/01

とても楽しかった 最初はミッチの心の声がまあうるさかったんだけど、美智之輔として無理して生きていればそりゃ内心だけでも騒がしくたっていいじゃないのさ!と最終的には気にならなくなりました idem展、行ってみたかったなあ

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2019/02/23

ロマンシエ、小説家 パリにいると、何者でもない自分が心地よいと気づくみちのすけ すばらしい小説を生み出してくれるあなたと、あたしたちは同じ時代を生きている。そのすばらしさ、かけがえのなさ。 君が叫んだこの場所こそが、ほんとの世界の真ん中なのだ。

Posted byブクログ

2019/02/20

パリを舞台にした乙女な男子の美智之輔の物語。 同性を好きになる経験はないけれど、ひとを好きにるって、幸せでもあり、辛いことだとも思う。 不器用でも、誰かを思いやれるひとって、良いなと思う。

Posted byブクログ

2019/02/17

あれ?これ、原田さん?と読み始めは思いながら読んでいたが途中から夢中になり、そんな事はどうでも良くなった。読み終わって今はとても良い満足感に満ちている。観たかったな〜この美術展。リトグラフにも興味をもった。

Posted byブクログ

2019/02/13
  • ネタバレ

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文庫化を待ちわびていた一冊!! ありきたりだけど可愛い一冊でした。恋愛小説はあまり手に取ることはないけれど、抵抗なく読めました。 人生、あんな風にうまくいったらいいなぁ。

Posted byブクログ