樹木希林 120の遺言 の商品レビュー

樹木希林(著者)

2024/02/20

希林さんは太い芯を持つ魅力的な人だと感じた。文章で読むより、希林さんの口から聞いた方がより重みを感じられると思う。

2024/02/02

今年で樹木希林さんが逝去されてもう６年目になるのですね。つい先日亡くなられたような、そんんな気がしています。
死生観についてはインタビューなどでよく知っておりましたので、今回は希林さんの回顧という目的をもって読みました。
ほんとうに、さっぱりした考えの方で、「死」という人が避けがちな話題についてこれほどズバリと述べてくれる人はそういないと思っています。
いつから「死」をここまで特別視するようになったのか…核家族化…高度医療技術の発達…。
もっと死に対して日常の延長のように捉えられる風潮が浸透すればと切に願っています。希林さんの考えに触れることで、生きるのが楽になるかもしれません。

2024/01/17

樹木希林さんのまっすぐで無欲な生き方が素敵だなと感じました。真似できるものではないけど、いいなぁと。
ご主人との関係はなかなか常人には理解したがたいものもあるけど、いろんな夫婦の形がありますね。
人と比べてしまいがちで、つい欲深くなってしまう自分を振り返るきっかけになりました。

2024/09/10

3.5

どんな困難も自分の栄養とする

p18 幸せというのは常にあるものではなくて自分で見つけるもの

p39 ときめくことは大切。自分が素敵になれば、それに見合った出会いも訪れるものです。

p68 本物だからって世の中に広まるわけじゃないのよ。偽物の方が広まりやすいのよ。

p71 ものには裏と表があって、どんなに不幸なものに出会っても、どこかに灯りがみえるものだというふうに思っているの。

p128 自分で壁を作って閉じこもっている若い人はいっぱいいる。自由に生きていいのに自分で生きにくくしている。そのぜいたくさ。壁なんてないのにね。

P144 お金や地位や名声もなくて、傍からは地味でつまらない人生に見えたとしても、本人が本当に好きなことができていて「ああ、幸せだなあ」と思っていれば、その人の人生はキラキラ輝いていますよ。

P194 ああするべきだ、こうしちゃいけない、ああしちゃいけないというものの中からは、人は育たない気がする。

P248 いつかは死ぬじゃなくて、いつでも死ぬという感覚なんです。

P260 存在そのものが、人が見た時にはっと息を呑むような人間になりたい。形に出てくるものではなくて、心の器量ね。

2023/10/16

印象に残る言葉、入ってきずらかった言葉と両方ありました。欲深くない方。成功した方なだけに言葉に重みはあります。#ブクログ

2023/10/08

希林さんの余裕のある語りは今の自分には到底真似できるものではない。説得力というか、重厚感がある。

この先どう人生を送ればこのような素敵な人に近づけるのだろうか。
精一杯生きても得られない幸せもあるなかで、希林さんは自身の道で幸せを掴んだ…カッコイイ。

しかし私は、この「心の栄養」を読んだだけでは成長できず、取るに足らない人生を歩むことになると思う。
これから素敵な人になれるように、一つ一つ“消化”していきたい。

2023/09/17

「死」とか「病気」とか「別居」とか、一見壁に見えるものに抗うんじゃなくて、それをスッと受け入れて楽しんでるようにさえ見える
樹木希林の言葉は、本当に私のバイブル

2023/08/23

はっきりきっぱりと自分の生き方を語る樹木希林さん。押し付けがましくなく、自分というものさえ俯瞰して観察しているようなクールさがある。表紙のオフィーリア風もすっごくいい！

2023/07/03

人間を卓越してる樹木さんのことば１つひとつが本当に重たくて刺さる。
受け止めたり理解するには私にはまだ経験が浅すぎる

2023/06/16

こんなにスパッと生きていけるの素敵だなー
思考だけ真似したい
裕也さんとの2人の形がまたすごいなと。