早朝始発の殺風景 の商品レビュー
普通におもしろかったです。 殺風景ってまさかの人の名前なんですねー 西尾維新感あるー。 乙一さんのファンが書きました!って感じのストーリーでした。
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日常の謎連作ミステリ。高校生たちを主役にした、場面転換なしの一見穏やかに見える物語。そこに潜む些細な謎を緩やかに解き明かす、さわやかで少し苦みも感じられる作品です。 お気に入りは「三月四日、午後二時半の密室」。これ、読んでいてどこが謎なのかまーったく気づけなかったのですが。そう思...
日常の謎連作ミステリ。高校生たちを主役にした、場面転換なしの一見穏やかに見える物語。そこに潜む些細な謎を緩やかに解き明かす、さわやかで少し苦みも感じられる作品です。 お気に入りは「三月四日、午後二時半の密室」。これ、読んでいてどこが謎なのかまーったく気づけなかったのですが。そう思って読み返してみるときっちり伏線は張られていたんだよなあ。そして気まずさもあるけれど、それ以上に楽しさもある一作でした。 そして表題作「早朝始発の殺風景」は他のアンソロジーで読んで、その後が気になっていたのですが。それもきちんと描かれていたので、ちょっとすっきり(笑)。
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車内や公園などで過ごす数十分の間に気付いた相手の違和感。日常の謎というより高校生だからこその謎だった。印象的な文章が多くて謎解き以外も楽しく読んだ。
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二人きり、ないし三人の会話から、心の読み取り謎解き短編集。殺風景って名前かっっ。ビックリ。謎解きといっても事件性はない(殺風景のはあり?か) 読みやすいと思う。猫のウイロウが気になったが、エピローグを読んでホッとした。 初読み作家さんだったので、他も読んでみようかな。
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軽い文体の会話劇というと、ラノベっぽいなあという印象を持たれるかもしれませんが、舞台背景になる情景の描写がしっかりしており、じっくり読み込める、実は硬派な本格派です。特に「メロンソーダ・ファクトリー」は、かなり緻密に作りこんであります。
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まさかタイトルの「殺風景」がそういう意味だったとはwとてもミニマムな“事件”の上で著者らしい理詰めの謎解きが繰り広げられる短編集。過去作だと『風ヶ丘五十円玉祭りの謎』に近いか。そこに高校のクラスメイトという希薄で刹那的な関係性の設定が足され、元トモ青春小説としても心に刺さった。...
まさかタイトルの「殺風景」がそういう意味だったとはwとてもミニマムな“事件”の上で著者らしい理詰めの謎解きが繰り広げられる短編集。過去作だと『風ヶ丘五十円玉祭りの謎』に近いか。そこに高校のクラスメイトという希薄で刹那的な関係性の設定が足され、元トモ青春小説としても心に刺さった。
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たわいない会話から小さな謎を経て少しずつ変わっていく少年少女たちの関係の物語。 前読んでたのが翻訳物だったからめっちゃサクサク読めた。 メロンソーダと観覧車の話が好き。 好きな登場人物は殺風景ちゃん!
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ほろにが本格ミステリー! ちょっとした会話だけで進んでいく推理劇。 よい連作でした。やっぱすごいな-! ちなみに「殺風景」という名字があるのに驚いてしまった。
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【富岡裕課長】 君たちには,話をすることが色んな意味で気まずいが,何となく気になるクラスメートがいませんか? 登場人物は,みんな君たちと同じ年代。5編の短編。どの編も,最初は,主人公と知り合い以上友人未満のクラスメートとの気まずいギクシャクした会話が交わされます。 が,その雰...
【富岡裕課長】 君たちには,話をすることが色んな意味で気まずいが,何となく気になるクラスメートがいませんか? 登場人物は,みんな君たちと同じ年代。5編の短編。どの編も,最初は,主人公と知り合い以上友人未満のクラスメートとの気まずいギクシャクした会話が交わされます。 が,その雰囲気の中で,主人公は,唐突にあるミステリーに気が付いてしまい・・・その結果は,お互いの距離が近づき,共にほんの少し大人へと成長(多分?)していくという,日常と非日常が入り混じった青春小説です。 ちなみに,本題の「殺風景」とは,気まずい相手の不思議な「苗字」ですが,この苗字のゆえんが、この編のミステリーに隠されている!?ようです。 5編の登場人物が集結する「エピローグ」というオチがついています。
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まごうことなき青春劇。 ろくに帯を見ることなく読み終わってしまって、あとから気づきました、「場面転換なし」の短編集だったんだねぇ。言われてみればそうだ。 創元ではなく集英なので、青崎だけど柔らかくて読みやすかったです。うん、これは普通の本好きさんにもおすすめできるやつ。面白かった。殺人事件がー、とかいうようなミステリではなかった。なんだっけ、若竹のさ、日常ミステリの呼び方。コージーミステリだっけ。あれに近い。 同じ町が舞台で主人公が高校生で。最後のエピローグで軽くみんな繋がって、みたいな、綺麗な終わり方だったな。殺風景さんが好きですし、観覧車の先輩後輩にはぜひ幸せになってもらいたい。とちゅうまであれ、性別トリックを疑ってたけど、ふつうにBLなんだなって思いなおしました。これだけトランスジェンダーがどうのこうのって言われてるんだからまあ、男同士の話が自然に紛れても問題はないのよな。つい反応しちゃうのは腐ってるからであって。 一番好きなのは断然表題作、「早朝始発の殺風景」。オチが秀逸すぎた。 抜粋、「夢の国には観覧車がない」より。 「壊さないために周りを見せないっていうのは、結局現実を覆い隠してるってことじゃないですか。それってなんだか不気味ですよ。ソレイユランドのほうが健全に思えます」 某夢の国に観覧車とかない理由の一説に、「高いところから見ると周囲のビルとか、バックヤードとかが見えて夢が壊れるから」っていうのがあるそうな。
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