怖いへんないきものの絵 の商品レビュー
絵画と生き物の知識欲が、ライトに楽しく満たされる。中野京子さんの本はちょこちょこ読んでたけど、早川いくをさんの本も久しぶりに読みたい!と思った。 実は考えさせられる絵画の「魚に説教する聖アントニウス」、意味がわかると面白い「カニに指を挟まれる少年」、猿なのに怖くて印象に残る「美術...
絵画と生き物の知識欲が、ライトに楽しく満たされる。中野京子さんの本はちょこちょこ読んでたけど、早川いくをさんの本も久しぶりに読みたい!と思った。 実は考えさせられる絵画の「魚に説教する聖アントニウス」、意味がわかると面白い「カニに指を挟まれる少年」、猿なのに怖くて印象に残る「美術鑑定家としての猿たち」が特に好きだった。 早川さんがちらっと見た目の感想を書いてるだけだけど、不気味だけどなぜか懐かしいような気持ちにもなる「大海蛇の巣穴」も好みだな。
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中野先生の解説の上手さにはいつも驚かされる。難しい宗教画もさらりと頭に入って来る。今回は「へんないきもの」の早川氏のオファーでこの本が誕生したと書いてあった。2人の絵の解説が軽くて楽しくて、じっくり読んだ後、解説なしで絵を見たらまた別の面白さを感じた。初めて観た絵もありまた世界が...
中野先生の解説の上手さにはいつも驚かされる。難しい宗教画もさらりと頭に入って来る。今回は「へんないきもの」の早川氏のオファーでこの本が誕生したと書いてあった。2人の絵の解説が軽くて楽しくて、じっくり読んだ後、解説なしで絵を見たらまた別の面白さを感じた。初めて観た絵もありまた世界が広がった。
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絵画に登場する奇妙で怖い生き物。いったい画家は何を考えてこのような絵を描いたのか? 『怖い絵』の著者『中野京子』と『へんないきもの』の著者『早川いくを』との対談を通して、その絵が描かれた時代背景を踏まえながら解説する。 やはり何と言っても印象的なのは、装丁になっている恐れおのの...
絵画に登場する奇妙で怖い生き物。いったい画家は何を考えてこのような絵を描いたのか? 『怖い絵』の著者『中野京子』と『へんないきもの』の著者『早川いくを』との対談を通して、その絵が描かれた時代背景を踏まえながら解説する。 やはり何と言っても印象的なのは、装丁になっている恐れおののいている赤ずきんちゃんの絵でしょうか。初め、捲って現れた狼にビビっているのかと思いきや、添い寝していたんですか。そりゃあんな嫌悪感丸出しの顔にもなるか。 他の絵は怖いというよりヘンテコリンなものが多かったです。そしてお二人のやり取りが面白すぎ。特に『カニに指を挟まれる少年』。なんでそんな絵?少年というかおっさんに見える、などなど絵自体が面白いのに、語りが上回って面白くて噴き出してしまったほどです。
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「怖い絵」と「へんないきもの」の作家のコラボ。怖い絵の中から、へんないきものが描かれてるものを厳選し、その絵ななぜ描かれたかを時代や作者の背景を交えて冗談交じりに対談している楽しい本。 時代背景と共に、やはり当時の人々の倫理観や価値観を理解しておくことが重要だ。現代のアートや写...
「怖い絵」と「へんないきもの」の作家のコラボ。怖い絵の中から、へんないきものが描かれてるものを厳選し、その絵ななぜ描かれたかを時代や作者の背景を交えて冗談交じりに対談している楽しい本。 時代背景と共に、やはり当時の人々の倫理観や価値観を理解しておくことが重要だ。現代のアートや写真も、何世紀も経った頃に「へんなしゃしん」とか言われているかもしれない。
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面白い、身構えずに軽く読める、読書の楽しさを感じる本。 つまらないと思っていた宗教画も、これからは楽しく見られるかもしれない。
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はじめに 全裸でサメに襲われる理由 魚介類にも神の御心を オオカミはなぜ「ワル」なのか ローマを建国したオオカミ少年 怪物を切ったのは誰だ 強敵に、男一匹立ち向かえ 挟まれ、噛まれる少年たち ミツバチで人類は滅ぶのか? ハエで人類は復活できるのか? 偉大なる母の宙返り 生物多様性...
はじめに 全裸でサメに襲われる理由 魚介類にも神の御心を オオカミはなぜ「ワル」なのか ローマを建国したオオカミ少年 怪物を切ったのは誰だ 強敵に、男一匹立ち向かえ 挟まれ、噛まれる少年たち ミツバチで人類は滅ぶのか? ハエで人類は復活できるのか? 偉大なる母の宙返り 生物多様性を絵にしてみたら 罪と、汚れと、愛らしさと 進化と神罰の符合 おわりに
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※このレビューにはネタバレを含みます
絵画もいきものもどちらも楽しめる、面白い一冊。 特に、ペルッツィ「ヘラクレスとルレネーのヒドラと蟹」の章は最高でした。 私は蟹座で、影が薄い星座だなと常々思っていましたが ぺちゃりと踏みつぶされることを恐れず友を助けにいった勇気を思うと… なんともいじらしいではないですか。 大笑いしたけど、見直したよ、蟹座! パオリーニの「蟹に指を挟まれる少年」の章の突然挟まれるカナヘビの交尾の話も、興味深くて笑ってしまった。オスはメスを見つけると下半身にがっつり噛みつくらしい…怖すぎる…。笑
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いきものに関する絵画を写真付きで分かりやすく解説してくれている本でした。見たことない絵画ばかりで見ていてワクワクしていました。
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会話形式なので、語尾にしょっちゅう!が付いてテンション高めな早川さんと冷静な中野さんの差が面白い。 編集者の友人のゲイの方によるそっち方面の解説も必見。
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※このレビューにはネタバレを含みます
面白かった。「ワトソンと鮫」、赤ずきんちゃんの寓話の教訓、不屈の人のメーリアンのエピソードなどは別の中野先生の著書で読んだことがあったけれど、それでも絵画を通して、その絵画に描かれた生き物と通して語られると、また別の側面から見ることが出来て面白い。しかも生き物の本を書く人の疑問とあって、目の付け所が違うなあ、と思う。 中野先生のエイに対するトラウマの話、面白かった(申し訳ありません)。早川先生の掛け合い込みで面白いのだと思うが、恐怖というものに客観性がなくなるのは「怖い」というキーワードで何度も本を書く人でも同じなのだと思った。 ミツバチで人類は滅ぶのか「ヴィーナスとクピド」クラナッハ と ハエで人類は復活できるのか「聖母子」クリヴェッリ の二つは本当に興味深い。マゴット治療についての話が凄すぎて。 猿に対しての認識の違いも興味深かった。これも以前、中野先生の著書で読んだことがある。 てっきり実在しない「怖い」いきものの話だと思っていたが、取り上げられていた生き物の多くは実在するものだったので、それも驚きだった。
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