神のダイスを見上げて の商品レビュー

知念実希人(著者)

2020/03/23

大好きな作家さんなので期待値MAXで読んだのはいいけれど
最後まで入り込めなかったなぁ。お姉さんのカリスマ性や強すぎる愛情が現実味に欠けそこまで惹き付けるものが何なのかよくわからなかった。
妙に達観している友人もどこか不可解で、いつもならどっぷり浸かれるストーリーも、どこかよそのお話のようでとても残念。
ラストも煙に巻いたようで、読後感もイマイチ。

2020/03/09

この作家さんが好きで期待して読んだから…だけじゃない残念感。なんだろう、結局、姉さんと心が通じあってたのに避けたからこうなったと？姉さんはなんでそんなにモテた？SFなのか？四元は大人び過ぎてやしないか？

2020/02/12

知念実希人さんの作品を初めて読みました。
最後まで犯人がわからず、結末でそうきたか！となりました。
犯人の手の平の上で踊らされているところが恐怖を煽り、最後まで一気読みしてしまいました。
ただ、姉弟、母娘の深すぎる愛情が少し不気味でした。
読了後少し気分が悪くなりました。

2020/01/27

地球が滅亡するまでに、唯一の家族であった姉を殺した犯人を見つけて、自分の手で殺そうとする少年の物語。

謎の同級生の存在や姉のカリスマ性について、説得力があまりなくて、物語に入り込めなかった。
この作家さんは、ほかの作品の方が面白いと思う。

2019/12/14

お姉さんを殺した殺人犯を自分の手で殺す。
しかも、地球最後の日が迫る中での犯人探し。
警察もパニックになった人々を抑えるのに必死で、捜査をしてくれないし、姉の通っていた大学内ではカルト的なサークルが人気になっており、謎に包まれている。
主人公のお姉さん、あんまり好きになれなかった。。。
人間味はあるのかな、とは思うけど。

地球滅亡系の話はもともとあんまり好きじゃないから、あまり感動しなかった。それよりも真犯人の異常性にゾッとするほうが強かったかも。

p.283
この『空っぽ』は悪くない。きっとこの隙間を、新しい経験で埋めていけるはずだって

→地球が滅亡するかもしれない間際でこんなことに気付ける美咲はすごいなぁと思いました。私だったら、そんなこれからのことを考えもしないと思う。

2019/11/19

最後どうなったのかな~
隕石落ちてきててほしいわ。

犯人は、あーそうでしたか～って感じ

地球に隕石落ちる最後の日っていえば、やっぱ新井素子の「ひとめあなたに」だよね。ああいう混沌さがこの小説ではあまり感じられなかったな。

2019/11/16

小惑星ダイスが地球に落下する
という混乱の中
愛する姉を殺害され
復讐に命をかける弟

あまりにも非現実的な出来事で
最後まで理解出来ず終わった感じ
読みやすいので最後まで一気に
読み終えましたが
？？？の多い作品でした

2019/11/02

つまらないラノベ。
隕石が衝突するかもしれない残りたった５日で殺された姉の復讐を誓う主人公だが、その想いも切迫感も感じられず、ただラノベ的な世界観の構築のための設定でしかない。しかも高校生の主人公の考えが短絡的で幼稚。四元のキャラは悪くなかったが、生かしきれなかった印象。最悪なのは事の真相。とってつけたかのような何の説得力も持たない事の真相に唖然としてしまった。
レゾンデートルが面白かったので読んでみた本作だったが、本当に同じ人が書いたの？としか思えない駄作ぶりに呆気にとられるばかりです。

2019/09/12

ダイス＝小惑星でした。壮大な地球規模の話で、殺され方もかなり凄惨だったのですが、オチがあまりに近くでまとまりすぎていて、途中で詰まりました。読みやすい方だとは思いますが、やっぱり主人公の言動が芝居じみていて、どうしても感情移入できない。この感情の描写を「面白い」とか「すごい」とか、どうしても思えない。二人の関係性が気持ち悪すぎた。色んな感情に寛容でありたい、と思うけれど、これはさすがに気持ち悪かった。たまたま本棚で見つけたので手を伸ばしたけれど、やっぱりちょっと合わなかったかなぁ。残念。

2019/09/07

母と娘、姉と弟の溺愛が悲しい結果を招き出しストーリーが展開して行く。巨大隕石が地球を襲う背景はSFちっくですが、ストーリー展開はSFではなく殺された姉の復讐を果たすべく翻弄される主人公と誰にも相手にされないクラスメイトとの友情を描いた作品です。
知念実希人らしくやっぱり最後まで犯人は分かりませんでした。どんでん返しのどんでん返し(^_^;
結局結末は読者の判断に委ねると言う終わり方でしたが、知念実希人はどっちの結末を想定したのか？是非聞きたい作品でした。面白かったです。