神のダイスを見上げて の商品レビュー

知念実希人(著者)

2022/03/28

ダイスという小惑星が地球に衝突し、人類が滅亡するかもしれないという時の5日前から物語が始まります。

主人公は姉を殺されてしまい、その犯人を5日間のうちに探して復讐をしようとします。

復讐をするために、クラスの人たちからほとんど無視されていた存在の女の子に協力を求めます。

その女の子との友情が芽生えていくのが良かったです。(姉を殺した犯人が誰かもすごく気になりました)

2022/02/23

地球に巨大小惑星ダイスが衝突して、
人類が終わりを迎えるまであと5日。
混乱する世の中、
絶望の果てに見えてくるものとは。
青春っていいなと思いました。

2022/01/03

小惑星ダイスが地球に落下されると予測された世界で、
最愛の姉を猟奇的に殺人された主人公が、
地球滅亡の最中、姉を殺した真犯人を探すという設定。

設定自体は面白かった。結末もよかったと思う。
だけど、展開や主人公の思考がなんだかついていけない。
特に主人公は作品としてわざと思い込んで動いている感が強すぎて、そこが残念だった。

2021/10/23

本自体の内容が面白い面白くないとは別に、読み終えた後、何かしら自分に残る本が「読んだわー！」と思えて好きなのですが。
こちらは、何も残りませんでした。
うまく説明できないのですが、中学生や高校生の時に読んだ、そんな感じでした。

登場人物の内面や行動にも惹かれるものがなく、ものすごくさらりと読んでしまいました。

この方の本は前回面白かった記憶があるので、意外な感じです。

でも、これで離れるのではなく、この方の他の本も読んでみます！

2021/09/09

小惑星が地球に衝突する「裁きの刻」目前、死の恐怖と狂気に駆られる混乱の中、高校生「漆原亮」が、最愛の姉を殺害した犯人を追う青春ミステリー

時間は迫り焦りは募る
果たして犯人に辿り着くことは出来るのか
そして迎える裁きの刻

これまで安穏と生きてきた日常と価値観が一変し、無秩序に陥る中にも、冷静に日々を送る人々の姿に救われる

2021/08/24

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地球に向けて、巨大小惑星ダイスが接近中。人類は、あと5日で終わりを迎える。人々はその瞬間、『裁きの刻』をどう迎えるのか―。高校生の漆原亮の姉、圭子が殺された。コスモスの咲き乱れる花壇で、全裸で胸にナイフを突き刺された姿で発見された姉は、亮にとって唯一の家族、“世界そのもの”だった。恋人のこともそっちのけで、亮はとにかく犯人を見つけ出し、自分の手で復讐したいと暴走。そして“あるもの”を手に入れるため、クラスの“禁忌”と呼ばれる異端児・四元美咲に接触する。優しく、美しかった圭子を殺したのは、圭子の恋人だったのでは?しかしそれが誰なのかわからない。犯人を追い求めて、亮は圭子が入っていた天文学同好会、そしてダイスを崇拝するオカルト集団「賽の目」に踏み込んでいく…。人類滅亡まであと幾日もない中で、なぜ圭子は殺されなければならなかったのか―。絶望×青春ノンストップタイムリミット・ミステリー!!
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人類が滅亡するまでの5日間に、何を成し、その時をどう迎えるか、という物語である。二人だけの家族だった姉を無残に殺された高校生の亮は、姉を殺した犯人を何としても自らの手で殺してやる、と決意し、当てにならない警察を横目に見ながら捜査し、目星を付けるが、ことごとく覆される。真実と向き合うとき、その切なさと成す術のなさに打ちのめされるが、新たに得たものもあり、僅かな光が見える。ダイスが地球に直撃する「裁きの刻」の直前で物語は終わっており、読者にゆだねられるが、どちらの結果になっても、それなりに納得できる気がする。医療ミステリの方が断然好みだが、これはこれで愉しめた一冊だった。

2021/07/08

主人公高校生の漆原亮は、小惑星ダイスが地球に衝突し人類絶滅危機に有る中、最愛の姉が殺害される。亮は、その復習をダイス衝突前に実行すると決め、その過程の数日間を描く。犯人を探し復習に動く中、クラスで禁忌とされている四元美咲と出会う。恋人、友人等に裏切られ女刑事の殺害に遭いながらダイス衝突直前に姉殺しの真実が分かり終える。　ちょっと奇想天外なストーリーで内容はちょっと。。。

2021/06/02

どうしても設定的にアルマゲドンとかディープインパクトとかを連想する。面白いけど、やっぱり医療モノの方が好きかな。

2021/04/20

感想を読むとあまり評価が良くなかったけど、俺は好きだな。久しぶりに読み進めるのが止まらなくなった。

巨大隕石が地球に衝突して人類が滅びてしまう。そのわずか数日前に、たった1人の家族である姉が殺されてしまう。そしてたったその数日で犯人を見つけて殺すと決心する主人公。

最後は思いもかけない首謀者が判明する。そして、ダイスはぶつかるのかぶつからないのか。どちらにしてもハッピーエンドなのではないだろうか。

2021/04/04

こういう組織で他人を引きつける人物っていうのは、自分の『死』を呑みこんだ人間だけ
常に『死』を身近に感じ取りながらも、それに押しつぶされることなく消化した人間。
そこまで行った人間は、なんというか…ランクが上がる。良きにしろ悪きにしろ、

死を呑みこむとはどういうことか、死に押しつぶされそうだからこんなに毎日もがいているのか。

家族がいないって、つらいよね

ひとりぼっちじゃないから、大丈夫ってわけでもなくて

やっぱり、家族がいないってつらい気持ちが切なく伝わってきたシーン