神のダイスを見上げて の商品レビュー
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最後、ダイスが地球に追突したかは読者の想像に委ねられる。結末がしっかり書かれているものが好きだからこういうエンディングは苦手だが、それでも物語自体は面白かった。主人公が人殺しにならなくてよかった。ただ、お姉さんの弟に対しての愛情がなぜあそこまで強烈だったのか、疑問に思う。
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裁きの時のその後が描かれていないので漆原と四元がどうなったのか少し気にはなったけどあえて書かれていない方が読者の自由に想像できてよかった。冒頭から感じていた違和感、兄弟という枠を超えた愛というのがはじめからちらついていて、圭子が死んだのは弟を取り戻すためだったということに妙に安心?納得?した。圭子の計画が失敗して姉の最愛の人が自分だったことを主人公が知り、その安堵から以前よりも姉に対する依存が和らいだのかなと思った。四元が母親から開放されたように。裁きの時を四元と迎えたことからもそんな風に感じた。所々都合良すぎるなとも思ったけどそもそもの設定がぶっ飛んでるから別にいいやと思った。
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解釈に少し困る内容。 作者は医者だからこそ、死を目前とした人の狂気を表すことができたのだろうけど。 死ぬ寸前まで家族の幸せを願う人がいる中で、主人公のお姉さんや、四元の母や、雪乃のような人しかいないこの作品が個人的に好きじゃない。 読み進めるのは面白かった、ただの好みの問題。
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何作か、知念さんの小説を読みましたが、 医療系といえば医療系‥。SFといえばSF‥? あまり物語に没入できなかったかなぁ‥。
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面白かった。 しかし、結末に納得いかない。 もう少しはっきり書いて欲しいが、 それが作者の狙いなのかなと思う。
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初めての作家さん。 とても読みやすく、2日で読み終えたけど、 あまり好きではなかった…。 どのキャラクターもなんというか、 命が感じられない。 もっと感情移入したいのに。 巨大小惑星の接近という設定は興味深く、 そっちにはすごく感情移入できた。 惑星だけれども。。 他の作品に期...
初めての作家さん。 とても読みやすく、2日で読み終えたけど、 あまり好きではなかった…。 どのキャラクターもなんというか、 命が感じられない。 もっと感情移入したいのに。 巨大小惑星の接近という設定は興味深く、 そっちにはすごく感情移入できた。 惑星だけれども。。 他の作品に期待!
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パーソナリティ障害の話? 著しく依存状態の強い家族を身内に持つ二人の話。 世界の終わりが神のみぞ知る状態。 社会が混乱する非常事態に、その依存がより表面化する。 他人を強く自分のものとしたい願望は、誰もが少なからず持っているとは思うが、それが強すぎて制御できない人が、そばにい...
パーソナリティ障害の話? 著しく依存状態の強い家族を身内に持つ二人の話。 世界の終わりが神のみぞ知る状態。 社会が混乱する非常事態に、その依存がより表面化する。 他人を強く自分のものとしたい願望は、誰もが少なからず持っているとは思うが、それが強すぎて制御できない人が、そばにいたら… そして自分の家族がそうだったとしたら。 ミステリーとしては、真犯人が腑に落ちないというか、個人の背景描写が薄く、犯人像に繋がらない感じだった。 美しさ、終わることへの儚さ、そして相手を我が物にしたい狂気。 牧師さんと自衛隊の方がいいキャラだったので、この人達ももう少しあつく背景描写があっても良かったように思った。 人の内面にある世界は誰ものぞけないし、すぐ側にいても全てを理解することは出来ない。 世界の終わりは、神のものであっても内面の世界は自分達のもの。 心を埋めていたモノが無くなっても、人は空っぽにはならない。新しいモノを見つけて新しい世界へ。
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神の振るうサイコロ。小惑星ダイス。人類滅亡まで残り五日。最愛の姉を殺された漆原亮は、犯人を殺し、復讐するために、クラスメイトの四元美咲に接触する。 今の世の中を表すような世界線と、それにより崩壊する人々の様子がテンポよく描かれていて、面白かったです。しかし、最後が少し中途半端なところや、犯人の予想が当たってしまい読み応えがなかったちころなどが惜しい。そして、姉のカリスマ性とかの描写がなく、読後疑問が残る形になってしまった。表紙の絵や、途中の自衛隊の人は好き。
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今、コロナウイルスによって世界中でパニック状態にあるが、人たちは何とかしようと自分のできることをし続けている。しかし、地球が滅亡するとなったら、さすがに日本人といえど、こうはいかないのだろうな。
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巨大な隕石(ダイス)が地球に衝突して世界が終わるかも知れない、そんな時代を背景に姉を殺された主人公が犯人を探すというミステリー。 ダイスが本当に地球に衝突するかどうかは分からないのに、それに翻弄され冷静さを失っていく人類。「死ぬかも知れない」瞬間を前に、人間の醜い部分がクローズア...
巨大な隕石(ダイス)が地球に衝突して世界が終わるかも知れない、そんな時代を背景に姉を殺された主人公が犯人を探すというミステリー。 ダイスが本当に地球に衝突するかどうかは分からないのに、それに翻弄され冷静さを失っていく人類。「死ぬかも知れない」瞬間を前に、人間の醜い部分がクローズアップされます。 「正しく恐れる」コロナ禍で我々も試されているのではないでしょうか? 今だからこそ読むべき一冊です。
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