はつ恋 の商品レビュー

村山由佳(著者)

2022/05/05

最近何故かこの本のレビューやら表紙の画像やらを目にすることが多かったので、手に取ってみたんですが、読んでないと思ってたら、読んだことがあったという…。

四十を過ぎた幼馴染み同士の大人の恋愛。特に劇的なことはなくても、お互いのことを好きでいる気持ちが伝わってきて、読んでいてとてもあたたかい気持ちになりました。

お互いの親についても考えていかなくてはいけない歳だし、そこはちゃんと現実的に描かれていて親近感がわきました。

2022/01/23

事件が起こるわけでもなく、穏やかに綴られる愛しい人と物に囲まれた暮らし。

大人になってこんな関係が築けるのは、本当に幸せそうな事ですね。羨ましくもありました。

人生色々ありますが、私もこんなご褒美みたいな人生後半の暮らしができたらいいのになぁ。

恋愛体質じゃないから無理かなぁー笑

2021/12/29

人生も半ばを越えて辿り着いた男と女の関係。周りの人間に思い遣ることも慮ることも理解した年齢に差し掛かった世代の恋と言える感情。そんな二人の逢瀬が理解できる同世代として気持ちがキュンとする、ストーリーの数々でした。

2021/12/21

年を重ね、離婚も経験した二人の恋愛。
大人だけど純粋な気持ちは、まさに｢はつ恋｣のような感覚。
なんだか羨ましい気分になった。

2021/12/08

2人は共幼なじみだ。二度の離婚を経て、遅くに花開いた初恋だ。海が近い古い家屋に小説家のハナは猫と住んでいる。仕事をし季節毎に咲く花を楽しみ畑も楽しんでいる。そこにトキヲもやって来る。まるでエッセイのような素敵な話。

2021/12/05

　～まだあげ初めし前髪の　林檎のもとに見えしとき　前にさしたる花櫛の　花ある君と思ひけり～　島崎藤村「初恋」（若菜集）初恋の世界。　　村山由佳「はつ恋」、2018.11発行。幼馴染みの文筆家のハナ（50歳近く）と大工のトキヲ（40代半ば過ぎ）、そして猫のユズ、寄り添い、ゆったりとした時が流れ・・・。大人の静かな成熟した世界が広がる・・・。これも、初恋の世界！

2021/10/07

　村山さんの現在のパートナーとの関係を描いて欲しいとの編集者からのリクエストで書き始めた作品とのこと。フィクションもあるけれど、事実がかなりの分量でベースになっているみたいです。

終わりを気にしなくていい男女の関係があると認識できるほどに寄り添える相手と中年期に再び巡り合え、心から満ち足りて幸せそうな主人公。

私なんて、幸せな状況になった瞬間から、この関係が終わるのが怖くて怖くて、こちらから別れを切り出してしまうほどの不甲斐なさなのに、羨ましいの一言です。
本当の幸せって、世の中、ある所にはあるのですね

2021/07/14

海の近く、日本家屋、小説家。
うーん、どれも憧れるな。海の近くはそれほど近くではなく見下ろすと向こうのほうに見えるくらいが好みだけど。
はつ＊＊というのは、どれをとっても思い出深いものなのかも。

2021/06/26

作家デビュー25周年記念作品
題名から想像して、「おいしいコーヒーの入れ方」の、ような内容かなと、思ったら、以外と、バツ2、40代同士の話。
ハナも、トキヲも、それぞれ、魅力的だし、素敵な関係だし、時の移ろいが、ゆっくりゆっくり、丁寧に流れて行く様子は、読んでいて、とても、心地よい。
「今だからこそ書けた本」と、作者は、言っているが、私は、もっと、スケールの大きな話の方が、好みです。

2021/06/13

私好みのおはなしでした。
何度も読み返したくなります。
大人な二人の物語。
こういう関係、いいなぁと思います。
結婚とかしなくても一緒にいたい人と一緒にいることができる幸せはいいなぁと思います。