平成くん、さようなら の商品レビュー

古市憲寿(著者)

2022/01/09

これはすごい小説だ。無駄な言葉が一切なく、少ないページ数で物語がきびきびと展開されていく。グーグルやウーバーといった直近のサービスツールが固有名詞そのままで登場し、いわゆる高所得層の主人公達が訪れるレストランやバーも全て実在する。これらの描写は物語をいたずらに飾り付けるものではなく、主人公達の置かれた状況を的確に表す役割を果たしているに過ぎないので全く嫌味がない。一分の隙もなく迎えた結末でも見事に心揺さぶられた。ぜひ再読したいと思える一作。

2022/01/06

平成くんさようなら.
令和さんこんにちは.
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平成のうちに読もうと思ってた本.
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安楽死という重いテーマな割にスラスラ読めて面白かった.
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平成くんが生きているか死んでいるかはわからないけど…
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作り話とは言い切れない近未来のラストかな.

2021/12/30

現実世界の風景や情景描写にスルッとフィクションを折り込んでいて、あれ？日本て安楽死合法化されたんだっけ？と錯覚しそうになります。合法化された安楽死を軸に死生観を見つめるお話です。本来重いテーマであるかと思いますが軽いタッチで描かれており、その分入ってきやすく感じます。

2021/11/17

ちょくちょく東京のちょい金持ってる男性しかわからないようなワードが飛び散っていて、混乱。

まあ、令和くん、こんにちはも楽しみにしてます。

2021/11/17

作者が古市さんということで読んでみた。
今迄読書をあまりしてこなかった自分にもかなり読みやすかった。
平成くんと古市さんが時々被った。
最後が切なくて切なくてどうしようもない気持ちになった。
あいちゃんがとても人間らしくて、平成くんも実は本当に人間らしくて。。
そして、テレビではお騒がせな感じの古市さん。。こんな作品を書くことが出来る古市さんも、ちゃんとあったかい心をもつ人間だなって感じた。

2021/11/17

何故？平成くんは死にたいのか？
安楽死ってどういう意味があるのか？正しいのか？間違っているのか？
気になって一気読みしましたが、そういうはなしでは、なかったです　安楽死や自殺　自殺幇助がどうなら正しくてどうなら間違っているという話ではなくで、これから自分は、どう生きて行きたいかと言う話でした。
最後はなんだか寂しくて　泣きそうでした。

2021/10/26

彼が死のうとする理由について、共感は難しいけど納得はできました。
この作品を読んで古市さんのファンに。
好きな時に死ねること、死ぬにあたり実際に行う手順、生きるということ、社会という環境、深い思考に浸らせてくれる作品でした。
あとは流石古市さんというか、「安楽死が合法化されいる日本」というフィクションですが、あまりにも途中で出てくる事例や内容がリアルすぎてまるでノンフィクションのような解像度。凄い。

2021/10/23

平成くんが死ぬ理由には共感できないけれど、自分が理解できないことに出会ったときにキレる人って苦手だなと思った。沢山並んだ高級ブランドの名前が気になった

2021/10/20

あんまり覚えてないけど、そこそこおもしろかったような。
話題性もあったし、平成生まれでノスタルジーみたいなものは感じた

2021/10/06

テレビではよくお見かけするけど、はじめて古市さんの本を読んでみた。
平成くんから安楽死を考えていると打ち明けられるところから始まる。色んな場合に「安楽死」が法的に認められている日本という設定は興味深かった。でもかなり不気味でこんな世界にはなってほしくないな。
途中まで面白かったけど、終わりに行くにつれてストーリーが散らかってしまっているような印象があった。