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帰れない山 の商品レビュー

4.2

51件のお客様レビュー

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    19

  2. 4つ

    21

  3. 3つ

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2025/11/15

今夏ドロミティに行ったばかりだったので、冒頭から馴染みの地名が出てきて興奮。自分も山登りが好きで、山で過ごす時間や見える景色を愛でているので、ピエトロやブルーノの考えや気持ちに共感できる部分あり。 表題である8つの山のうち、最も高い須弥山にブルーノがなぞらえられていた。「自分は...

今夏ドロミティに行ったばかりだったので、冒頭から馴染みの地名が出てきて興奮。自分も山登りが好きで、山で過ごす時間や見える景色を愛でているので、ピエトロやブルーノの考えや気持ちに共感できる部分あり。 表題である8つの山のうち、最も高い須弥山にブルーノがなぞらえられていた。「自分は山男だから生き方は変えられない」と言い切るブルーノに同情はしつつ、ラーラとアニータのために自分も生活圏を変える努力をもう少しして欲しいと正直思ってしまった。 ひとまず自分も父親と登山をしたくなったので、読了後、早速連絡を取ってみました。

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2025/10/17

父と子の葛藤と成長 少年たちの友情 日本人だけでなく世界中の人間みな同じなんだなあ 2023年に映画化されたのでぜひともこの雄大なモンテローザの山々を映像で観てみたい と思っていたらアマプラで観れそうです

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2025/06/29

夏の山、冬の山。自分には想像も出来ない生活があり、それでも誰かとともに生きていかなくては生活が立ち行かない。だけれど孤独を愛する山男は、という話。なんだか独特の読後感があり、寂しくなった。

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2025/03/27

ひたすら山頂征服にこだわる父。母と少年は好きな高度が父とは違っていた。 毎夏に訪ねる山麓の寒村で知り合った友とは、互いに惹かれ合いつつも、 都会と山麓という違う世界でそれぞれの人生が展開する。 山は訪ねるところか、住むところか。 アルプスの山々と自然の厳しさと美しさ。家族関係の機...

ひたすら山頂征服にこだわる父。母と少年は好きな高度が父とは違っていた。 毎夏に訪ねる山麓の寒村で知り合った友とは、互いに惹かれ合いつつも、 都会と山麓という違う世界でそれぞれの人生が展開する。 山は訪ねるところか、住むところか。 アルプスの山々と自然の厳しさと美しさ。家族関係の機微。孤独と友情。 自分の思い出でもないのに、何故こんなに懐かしく思えるのだろう。

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2025/03/03
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

二人の男の友情と父親、家族、それらの中心にあるアルプスという原風景の静けさと美しさと寂しさにひたすら沈み込みながら読んだ。私事ながら最近とてつもなく忙しなく日々があっという間に過ぎていくが、通勤の一人の時間、この本を開くたびにアルプスの冷たい空気に包まれて心に穏やかさを取り戻し、忙しなさから隔絶された孤独を味わいながら、ベリオとブルーノの物語を追体験させてもらった気分。 淡々と進み、特に大きな出来事もなく、そんな誰しもが送るような人生が、緻密な言葉と文章で隅から隅まで美しく練り上げられた作品。平凡な人生なのに唯一無二の人生であり、そこで起こる親との軋轢、友と離れてまた近づき、大人になってから理解する親の一面と残されなかったもの残されたものの優しさと寂しさ、親友とも呼べるような友人の心が共にあるようでやはりどこかが他人であり、わかるようでわからない孤独が山の孤独とリンクして、味わい深かった。 「帰れない山」は自分にもあって、その須弥山が久しぶりに揺さぶられてほんのり涙した。

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2024/11/12

映画を先に見たんだけど、文字で読み直すとあの急峻な山々が思い出されてとても良い。 映画を見た時はタイトルの「帰れない」に対して親友ブルーノを見つけるためにもう一回帰った方が良いのでは?と思ったけど、読んでみて、ブルーノがいないのだからブルーノと過ごした山はもうどこにもない=帰れな...

映画を先に見たんだけど、文字で読み直すとあの急峻な山々が思い出されてとても良い。 映画を見た時はタイトルの「帰れない」に対して親友ブルーノを見つけるためにもう一回帰った方が良いのでは?と思ったけど、読んでみて、ブルーノがいないのだからブルーノと過ごした山はもうどこにもない=帰れない、という意味かなと思った。

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2025/05/10

 イタリア文学。おそらく素晴らしい作品ですが、私には大した感慨を生じせしめなかった(生じるの活用に自信がない…)。それでも、唯一の読書体験になる人はいるだろうなというのは察せられた。地方出身の方とか、山が好きな方なら郷愁や喪失感、自然の無常と常なる部分といったものを読み取れるので...

 イタリア文学。おそらく素晴らしい作品ですが、私には大した感慨を生じせしめなかった(生じるの活用に自信がない…)。それでも、唯一の読書体験になる人はいるだろうなというのは察せられた。地方出身の方とか、山が好きな方なら郷愁や喪失感、自然の無常と常なる部分といったものを読み取れるのではと思う。「風と共に去りぬ」的な一時代が息を引き取るのを見守るような読後感だった。  都会育ちの少年ピエトロは、アルプスの山で限界集落で生活する山の少年ブルーノと出会う。成長や環境の変化が2人を分かつが、大人になってから再会し、ピエトロはブルーノをとおして亡父を知ることとなる。ブルーノは成長はしても、変化はできない。そんな物語。

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2024/10/01

山歩きが好きなので、映画「帰れない山」を観たいと思っていたところ、原作本を読む機会が先に訪れた。「狼の幸せ」と同様、北イタリアの壮大な自然を想像し満喫できた。美味しそうなトーマチーズも出てくる。映画を観てから再読すると本の感じ方も変わるかもしれない。 本のタイトルが原題を翻訳し...

山歩きが好きなので、映画「帰れない山」を観たいと思っていたところ、原作本を読む機会が先に訪れた。「狼の幸せ」と同様、北イタリアの壮大な自然を想像し満喫できた。美味しそうなトーマチーズも出てくる。映画を観てから再読すると本の感じ方も変わるかもしれない。 本のタイトルが原題を翻訳した「八つの山」ではなく、「帰れない山」なのはなぜ?本の内容としては「帰れない山」のほうがわかりやすい気はするけど、、、

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2024/07/01

【琉大OPACリンク】 https://opac.lib.u-ryukyu.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB27155971

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2024/06/15

作家さんの誰かがおすすめしていたような気がする。 静かで淡々とした、でもどこか温かい語り口は、松家仁之さんの作品を思い出させた。 ふと、裏表紙をみると、なんと松家さんの推薦文があったので、ビックリ。 いろんな生き方があって、周りからは相手が自由に見えるのに、本人は縛られている...

作家さんの誰かがおすすめしていたような気がする。 静かで淡々とした、でもどこか温かい語り口は、松家仁之さんの作品を思い出させた。 ふと、裏表紙をみると、なんと松家さんの推薦文があったので、ビックリ。 いろんな生き方があって、周りからは相手が自由に見えるのに、本人は縛られている気がしている。不思議なものだ。 すぐに世界に没入でき、日常の騒音から逃れられる作品。 今回印象に残ったのはかなり冒頭の部分↓ 「僕たち三人は、山に行っても好みの標高が異なると母はよく言っていたけれど、たしかにその通りなのだろう。それぞれが異なる場所で、自分によく似た景色を見出し、居心地がいいと感じる。母のお気に入りは、言うまでもなく千五百メートルあたりの森。〜僕は、それよりも少し上の山に惹かれた。〜さらに標高が高くなると、植物は生えず、〜そこからは父の世界が始まるのだった。〜」

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