「非認知能力」の育て方 の商品レビュー
学力などとは異なる、目標に粘り強く向き合うなどの、数値にしめされない非認知能力の育て方について書かれた本。読む前から分かっていたが、子育ての親に向けた本である。つまり、子どもの非認知能力の育て方だ。 こんな風に育てられたかったーってなる。 当たり前だが、育てる側の大人に非...
学力などとは異なる、目標に粘り強く向き合うなどの、数値にしめされない非認知能力の育て方について書かれた本。読む前から分かっていたが、子育ての親に向けた本である。つまり、子どもの非認知能力の育て方だ。 こんな風に育てられたかったーってなる。 当たり前だが、育てる側の大人に非認知能力が備わっていない限り、子供のそれを育てることはできないので……じゃあ結局、非認知能力が低く、自己肯定感の低いような大人はどうしたらいいんだろうねってなった。 3歳児神話が嘘であったように、大人になっても非認知能力を育てる方法が知りたい。
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「ルールは人を解き放つもの」について。オケをやっていて思うのは、楽器も楽譜で縛られているからこそその中で自由を味わえるということ(アドリブとかあるジャンルの音楽はまた違うのだろうけど)。家でのルールを決めることの効果が6つ挙げられているけれどどれも納得。小さいころからなるべく「危...
「ルールは人を解き放つもの」について。オケをやっていて思うのは、楽器も楽譜で縛られているからこそその中で自由を味わえるということ(アドリブとかあるジャンルの音楽はまた違うのだろうけど)。家でのルールを決めることの効果が6つ挙げられているけれどどれも納得。小さいころからなるべく「危ない」と言って制限しない例として滑り台が挙げられていたけれど、私も同じように、たとえば登り物の場合、手でしっかり掴むんだよ、と言ってコツを伝えるようにしていた。スパゲッティタワーのゲームは楽しそう。「So what?(だから何?)」は意味は違うけれど、直前に読んだ安宅和人『イシューからはじめよ』にも出てた。「非認知能力」を育む入口となるのが「好きという気持ち」だということには実感としてたしかにそうだと思う。赤ちゃんが足の指を見つけて口に入れる行為はよくあることなんだなと認識した。うちでもやってる。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
一体験談をあたかも子育ての本質かのように綴られている。エッセイとしてならなんの問題もないのだが、学術書ではあり得ない。間をとって啓発本といった趣き。 3人の父として実感するのは子育ては子どもの性質に大きく依存、左右されるものであり、そもそも一人っ子の母に子育て論を諭されても「そういうケースね、ここは長男に当てはまり、ここは次男、んでここが三男っぽいね」くらいにしか思わない。 これはこれで結局「こうすればうまくいくはず、うまくいかないのはやり方の問題で子どもじゃない」って母親を追い詰めている。 つまり凄かったのは夫と娘、著者は根っから自己肯定感が強く、きっとそのせいで子どものときにいじめられたり、大人になって恥ずかしげもなく1人の子育てでこんな本出しちゃった。
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同著者の他書籍と重複する内容も多数あったが、終始非認知能力について自身の経験に基づく経験とエビデンスがシェアされており、学びの多い一冊だった。 個人的には、スーパーマザー症候群への言及に対する共感度が高かった。
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心に響いたこと↓ 親の自己肯定感を高めること 家族みんなでルールを決め、それをみんなで守ること 子どものパッションを見つけて伸ばすこと 課題に直面したら解決策を一緒に見つけていくこと
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母親の目線から、ご自身の経験を基にした子どもの育て方について書かれていました。 これまで脳科学や児童心理学などの本も読みましたが、どれも切り口が違うだけで、しなければいけないことは同じなんだなぁと再認識しました。(だからといって実践できているとは限らないのですが...トホホ) 明...
母親の目線から、ご自身の経験を基にした子どもの育て方について書かれていました。 これまで脳科学や児童心理学などの本も読みましたが、どれも切り口が違うだけで、しなければいけないことは同じなんだなぁと再認識しました。(だからといって実践できているとは限らないのですが...トホホ) 明日からの生活に活かしていきたいと思います。
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文章が好き ◯ 作品全体の雰囲気が好き ◯ 内容結末に納得がいった また読みたい ◯ その他 「非認知能力」を育てるには自己肯定感を育む必要があるが、 こどもの自己肯定感を高めるためには、親自身の自己肯定感も高めなければならない。 まずは自己肯定感を高めるところからだ...
文章が好き ◯ 作品全体の雰囲気が好き ◯ 内容結末に納得がいった また読みたい ◯ その他 「非認知能力」を育てるには自己肯定感を育む必要があるが、 こどもの自己肯定感を高めるためには、親自身の自己肯定感も高めなければならない。 まずは自己肯定感を高めるところからだな、私。 本文は読み流すつもりでいましたが、読んでみたらなかなか読み応えのある内容でした。 子育てのヒントを得るつもりが、自分自身の生き方の気づきを得ることもできました。ちゃんと読んでよかった。 子育てって、親も育てられるって、ホントですね。 ただウチの子は 怒鳴らないで論理的に、なんてことが通用しないのです。 そんなことができるならとっくにやってるわい、と思ってしまったので、☆1つ減らしましたが、 いやいや、そうできるようになるまで、親も辛抱強く、子に寄り添っていかなければいけないのですね。
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2019.3月。 これからの学校教育で行われるアクティブラーニングとやらを少し前に体験してきておもしろかったので。マネするつもりはないけど、なかなか参考になった。ルール作り、対話、遊び…。自分で自分の人生を楽しむことができるように、自分で自分を幸せにできるように。
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さすがのボーグさんの本ですが、うーん、お金、子供が一人という手間的に難易度が高い。P32 こどもの安全な環境の為に、「こどもの存在を認める」「個性を認める」「子どもが楽しむことを重視した環境」p89 否定的な言葉を用いると、自己肯定感を下げ、自発的にやろうとする気持ちを下げる。肯...
さすがのボーグさんの本ですが、うーん、お金、子供が一人という手間的に難易度が高い。P32 こどもの安全な環境の為に、「こどもの存在を認める」「個性を認める」「子どもが楽しむことを重視した環境」p89 否定的な言葉を用いると、自己肯定感を下げ、自発的にやろうとする気持ちを下げる。肯定的な言葉を掛ける。P99 マインドフルネスで自制心を高める。「マインドフルネス」とは、「今、ここで起こっていることに集中する心の状態を作り出すこと瞑想やヨガなどを用いて冷静で静かな心を穏やかにするマインドフルネスの状態を作り出す」P102 こどもに対して命令と支持を止めて親が一方的に「~しなさい」「言ったとおりにやればいい」と言うのを止め、子供の意見を聞く。「あなたならどうする?」「どうしてそう思うの?」などと尋ね、話をさせ、感情的な判断から離れた徐々に論理的な結論を導かせる。大人から意見を求められることで自分の存在意義を感じ、自分の思いを表現することで自信もつき、自分の意見に耳を傾けてくれる人がいることで自己肯定感に繋がる。 ★★★P148 自己肯定感が高い人の特徴には。・何かを成し遂げようという気持ちが強い。・悩みや不安を感じて落ち込むことが少ない。また、落ち込んでも立ち直りが早い。・感情的になることが少なく、いつも精神的に安定している。・相手の話を素直に聞くことができる。・仕事や学業、決めた目標などに対して、途中で挫折することが少ない。・障害があっても、柔軟に対応策を練り、やり抜くことができる。・自分を素直に表現でき、人のことも素直に受け入れられるため、友人が多い。自己肯定感の高い人は挫折やストレスに強く、やり遂げようとする意志が強いので、結果的に学業や仕事の成果が上がりやすくなる。結果を出したことで達成感も高まり、実力に応じた自信が付く。また自分も他人も素直に受け入れることができるために周りに人が自然に集まってきて、良い循環ができる。 ★★★P149 家庭で子供の自己肯定感を育む12の方法。 1. こどもに頻繁に声を掛ける 2. こどもの話をよくきく。 3. 親が感情に左右されない。 4. 子どもに感謝する。 5. 子どもをよく見て、よく褒める。 6. 子どもを他の人と比べない。 7. 欠点を直すより、長所を伸ばす。 8. 子どもに決断させる。 9. 選択肢を用意して、自分で決める力を育む。 10. やってあげるのではなく、手本を見せて手伝う。 11. 子どもの感情が爆発したときは、子供を責めない。 12. あるがままの子どもを認める。P167 世間体より大切な子供の気持ち。
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