ダンデライオン の商品レビュー
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ただ過去に行くだけでなく、そこに隠されたことに迫っていくストーリー。途中で予想ができてしまったところもあるけど最後の方はハラハラして面白かった。
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ストーリーは中田永一だけど、犯人との格闘のシーンの描写からは乙一の気配を感じた。 母親の財布に入っていた免許証が後々重要になるとは…!序盤で免許がないから車で買い物に行けないという何ともないセリフが伏線になっていたとは。ここの伏線は見事だった。
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現在と過去の自分の意識が入れ替わるSFミステリー。 設定はありがちではあるものの、真犯人の解明が入れ替わりが戻った後になる(観測済み後)ということでスリリングな展開になりました。 ただ、乙一名義ではなく中田名義なのでハッピーエンドは予測できていましたから、安心して読めました。 ミステリーとしては登場人物少な目で、真犯人の推理もできると思いますが、犯行の動機に唐突感があると思いました。 そんなこんなを主人公は抱え込んで彼女を守っていくのでしょうね。
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もっと面白いものかと思っていたが、出来としては普通。中田永一、乙一はキャラクター作るのが上手い人というイメージがあったけど、スポーツは興味ないんだね。プロ野球選手になりたいと本気で野球やってる少年と言うにはあまりに野球関係のシーンが短く薄っぺらい。女の子も魅力的って程でもなく。今...
もっと面白いものかと思っていたが、出来としては普通。中田永一、乙一はキャラクター作るのが上手い人というイメージがあったけど、スポーツは興味ないんだね。プロ野球選手になりたいと本気で野球やってる少年と言うにはあまりに野球関係のシーンが短く薄っぺらい。女の子も魅力的って程でもなく。今までほかの小説で魅力的な女の子を登場させた作家なのに。 SFとミステリが中心となる物語だけどミステリ部分はありきたり。SFも、日頃SFを読んでいる人にとっては大したことない。 中高生のラノベ好きにはちょうどいいかもしれない。
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タイムリープというよくある設定ではあるけれど そこは乙一氏。しっかり伏線回収しつつ、予想外の展開へ。 サラリと描かれているけれど、主人公の少年がきたるべき未来に向けて備えているシーン、もっとあっても良かったかも、とも思う。 やはり宮城県海沿い、ときくと3・11が浮かんでしまうし。 母親が黒乙一氏トラウマで、グロいと敬遠していたのに 別名義の存在を知らず、『くちびるに歌を』を映画共々絶賛していた。 中田名義は白乙一氏だと安心してお勧めできるので、個人的に別名義はありがたい。 ふり幅半端ないな、とも思うが。
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「入れ替わってる~~!?」(君の名は)は男女間の入れ替わりだけど、この本は少年が大人になった自分と入れ替わる物語。そもそも、私はSF的な話が苦手なのだが、新刊コーナー発掘と『読者メーター1位』の帯につられて手に取った。文体はすごく易しいのだが、やはり時間軸と語り部目線がコロコロ変...
「入れ替わってる~~!?」(君の名は)は男女間の入れ替わりだけど、この本は少年が大人になった自分と入れ替わる物語。そもそも、私はSF的な話が苦手なのだが、新刊コーナー発掘と『読者メーター1位』の帯につられて手に取った。文体はすごく易しいのだが、やはり時間軸と語り部目線がコロコロ変わるので、読みにくい。後、タイトルの『ダンデライオン(たんぽぽ)』を強調したいのだろうが、作中の至る所にたんぽぽモチーフを散りばめすぎていて、ちょっとクドイかな~。表紙も綿毛飛びまくってるし。ラストは結構いい締め方だったと思う。
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神様の書いたシナリオをなぞって生きてきたわけではなく自分には選択の余地があったという確信を蓮司が持つに至った心情とこれから小春と2人で歩んで行く未来のビジョンが何より大事だったのだなぁと思う。健康的な精神の上に立つ美しい青春小説だった。
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31歳の僕は1日だけ、11歳の自分と入れ替わった お互いにある"目的"を成し遂げるために。 なぜ“31歳の僕”は過去に戻る必要があったのか、 なぜ“11歳の僕”は未来を知る必要があったのか… 計算されつくされた衝撃の SF、ミステリーのタイムリープ小説
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観測できうる未来、つまり、ほぼ既定路線、の物語を読んでいるような気分。 既定路線の未来を生きていく、生きてきた葛藤とか悩みがあればもっと深みはでたんだろうけど、シンプルでまとまっているのでこれはこれでいいか。 2019.2.17 31
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タイムスリップ物に入れ替わりという要素が絡んで、読みながらちょっと混乱、、、 しかしそこはさすがの乙一さん、 事情を知らない主人公に状況を説明するという形で分かりやすく解説してくれました。 (特に過去と未来を直線上で説明した部分は◎) 読み終わって思うのは、 『で、初まりはいつな...
タイムスリップ物に入れ替わりという要素が絡んで、読みながらちょっと混乱、、、 しかしそこはさすがの乙一さん、 事情を知らない主人公に状況を説明するという形で分かりやすく解説してくれました。 (特に過去と未来を直線上で説明した部分は◎) 読み終わって思うのは、 『で、初まりはいつなの?!』ということなのだけれど、 これに関しては作中で二度も、 『最初に考えたのは誰なのか?』という疑問を登場人物に語らせているので きっといくら考えてもわからないんだろうな^^; ワクワクしながら読める楽しい小説でした。
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