ダンデライオン の商品レビュー

中田永一(著者)

2019/02/04

そんなにヒネリはないけど、こういうスピード感のあるタイムリープ話、好きです。
キャラメルボックスが舞台化する未来しか見えない。

2019/02/01

中田さんの本が久しぶりに読めるというので相当期待したのが良くなかった。

時空入れ替えものなのだが、最後まで読んでもいまいち気持ちが動かない。

しかも、布石というか、怪しい登場人物がふわふわして困った。

百瀬みたいなのが、また読みたい。

2019/01/29

『もしかしたら全員にそういう力があるのかもしれない。
目を閉じて、自分の望む未来をイメージしたら、本当にそうなるのだ。
僕たちは幸せになれる。三人で家族になるのだ。
強く念じながら、言葉に出せばいい。きっと世界はその方向にうごいていく。』

2019/01/26

大人の自分と子どもの自分が錯綜し大事な人を救う。戸惑いながらも使命感に満ちているようで運命に抗えないような気もするけど結局は自分の意志であることに気づく。お兄さんもいい味だしていてナイスアシスト！！
最後まで素敵なストーリー。
悲しい人生だけど人との出会いで救われていることはパラドックスぬきでもあり得る。あっという間に読了。さすが乙一さん。

2019/01/23

ずっとある事件の日を思い、準備しながら過ごす20年は長いだろうなぁ。
その目的の１日はあっという間に感じられるかもしれないけれど。

所々に伏線がめぐらされ、最後にはきちんと回収されてます。
気持ちがいいです。
観測済の未来に向かうことは窮屈なようで安心感もあるようで。
行動を変えたら本当に未来は変わったのだろうか？ってのは興味深いです。
タイムパラドックスの問題はなかなか解決できるものではありませんね。

ラストの未来への向かい合い方は素敵だな、と思いました。
少し残酷描写も痛そうな描写もありましたが、スラスラと楽しく読めました。

2019/01/31

乙一さんの別ネームの中田永一さん。
中田さんの作品も好きで、よく読んでいるんだけど、今回の作品はイマイチだったかな。

2018/12/28

中身は乙一ですから期待しちゃいます。ハードル上がりましたが充分答えてくれたと思います。タイムリープものの変形ですがそれほど新しい仕様ではないです。珍奇な内容で有りつつ古典的なのですから人の作る物語も新機軸を打ち出すのは難しいものです。

僕自身は、正直仕掛けよりも人間ドラマが好きなので、過去に戻って少女の窮地を救いに行くという話は燃えます。しかも将来自分が結婚するその少女と11歳で会うというのもちょっと萌えるよねえ。
歴史の改変や、改変した事による揺り戻しについては、過去のSF作家が諸々言及して、そこに焦点が当たる事が多いですが、中田永一さんはあまりその辺に関心ないのか、うやむやにしております。SF好きには逃げに感じるかもしれないし、SF好きでも無い人にはめんどくさい話無くて良いとも言えます。

話は変わりますが本作は、SFの名作「たんぽぽ娘」を通底したテーマとしています。
「たんぽぽ娘」は好きな話ではあるのですが、男の夢のようなちょっと変態じみた話のような気がする話です。外国の作品には結構あからさまなロリコン作品ありますが、「たんぽぽ娘」も結構きわどいような気がしています。もし読んでいなかったらそちらも是非どうぞ。

2018/12/26

中田さんぽくない気がする。奇抜な設定を上手くまとめて終わった感じ。面白いが中田作品として期待して読むと物足りない。

2018/12/25

最近読んでみたエンタメ小説の中では
これが一番楽しく読めた気がします。

架空のストーリーをテンポよく読み切りました。
複雑に交差する時間もわかりやすく、途中
思考が脱線することもなく…。

たまに本を読んでるときに、文章に違和感を感じると現実に引き戻されることがあるのですが、
この作品ではなかったです。
たんぽぽ娘も読みたくなりました。

2018/12/25

タイムスリップもの。
まあ、面白いけど、かなりゆるい。
青春ミステリーらしい。
まあ、少年ドラマシリーズみたいなものだと思えば、腹も立たないけど。

タイムスリップものって、なかなか難しいですね。