アカガミ の商品レビュー
舞台は2030年代の日本。 若者が他人への興味を失い、恋愛や結婚をしなくなり、どんどん進んで行く少子高齢化。 この辺はリアリティもあり、実際今の日本が少しずつ近付いている未来に思えた。 「アカガミ」という国の制度自体も突拍子もないものには感じられない。 「アカガミ」を通じて主人公...
舞台は2030年代の日本。 若者が他人への興味を失い、恋愛や結婚をしなくなり、どんどん進んで行く少子高齢化。 この辺はリアリティもあり、実際今の日本が少しずつ近付いている未来に思えた。 「アカガミ」という国の制度自体も突拍子もないものには感じられない。 「アカガミ」を通じて主人公ミツキとサツキが少しずつ心を通わせて行く過程や、妊娠した後のサツキの変化、またそれにとまどうサツキの気持ちの描写も良かったと思う。 そこまで丁寧に描いていた分、ラストに起きる急転直下と終わり方については、少し雑というか、放り出されたカンジがした。 謎も多く残ってるし、「アカガミ」側の対応も合理的なものとは思えなかった。 消化不良である…。
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若者たちは人との交流を煩わくなって、友達や恋人がいないという、極端な未来の話で設定が面白かった!!その後はどうなったのか、終わり方がモヤモヤしたので星三つ。
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急増する若者の「生/性」離れに、国が始動させたお見合いシステム「アカガミ」。 人が出会い、想い合い、つながり、新しい生命が誕生することは普通ではなく、奇跡的なことなんだなぁ。 少しずつ距離を詰めるミツキとサツキがとても愛おしい。 国のサポートを受け、何の不自由もなく整えられる環境...
急増する若者の「生/性」離れに、国が始動させたお見合いシステム「アカガミ」。 人が出会い、想い合い、つながり、新しい生命が誕生することは普通ではなく、奇跡的なことなんだなぁ。 少しずつ距離を詰めるミツキとサツキがとても愛おしい。 国のサポートを受け、何の不自由もなく整えられる環境。それは飼われているのでは? 「アカガミ」はやはり「赤紙」であった? まだ先を見守りたいところで終わってしまったけど、微かな希望が見えた気がする。
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