会計の世界史 の商品レビュー
会計は、歴史の要請で進化した。 イタリアで始まった、簿記。 東方貿易の儲けを計算するため。 オランダは、周辺国に負けない大規模な船団で 貿易を行うべく初の株式会社を作った。 その取引を行う証券取引所もできた。 イギリスで産業革命がおき、鉄道ができた。 鉄道会社は、莫大な投資...
会計は、歴史の要請で進化した。 イタリアで始まった、簿記。 東方貿易の儲けを計算するため。 オランダは、周辺国に負けない大規模な船団で 貿易を行うべく初の株式会社を作った。 その取引を行う証券取引所もできた。 イギリスで産業革命がおき、鉄道ができた。 鉄道会社は、莫大な投資が必要となる。 投資を発生した年だけでなく数年にわたり償却する減価償却ができた。 アメリカも産業を発展させた。 大規模な土地を横断する鉄道。 鉄道会社の統合のため、決算書も連結された。 単一事業の鉄道、鉄、自動車だけでなく、 デュポンのように多角化企業がではじめ、 ROIを最大化する動きがでる。 こうして、過去の数値のみならず、 先を考えるための武器として、管理会計が発展していく。
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とっても読みやすい会計についての歴史本。 会計の知識なんてほとんどなくてもすんなり読める。 大航海時代に始まった簿記の歴史から、アメリカで生まれた管理会計まで。主体と目的を変えながらそれぞれの時代に合わせて形を変えていく会計の姿がよく分かった。とても読みやすく平易な文章で書いてあ...
とっても読みやすい会計についての歴史本。 会計の知識なんてほとんどなくてもすんなり読める。 大航海時代に始まった簿記の歴史から、アメリカで生まれた管理会計まで。主体と目的を変えながらそれぞれの時代に合わせて形を変えていく会計の姿がよく分かった。とても読みやすく平易な文章で書いてあるので、驚くほど頭に入る。 財務会計は苦手という人や、中高生たちは読んでみると良いよ。歴史を学べば興味が出てくるかも。
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会計学ばなくても、読みたい一冊。 世の中はこうやってなりたっているのね。 会計は、創意工夫であり、壮大な社会実験であり、これからも進化し続ける。 経緯がわかれば、心理的な抵抗なく、会計について理解できることが増える。
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現在の会計という結果だけ見て「なぜこんなややこしいことに?」と思っていましたが、その時その時の社会の変化に対応するために産まれた創意工夫の結晶であると知り、今度は手のひら返しで、当時の人々に畏敬の念を抱きました笑 歴史と経済の勉強になるし単純に面白いです! ただ長い!ので、もう一...
現在の会計という結果だけ見て「なぜこんなややこしいことに?」と思っていましたが、その時その時の社会の変化に対応するために産まれた創意工夫の結晶であると知り、今度は手のひら返しで、当時の人々に畏敬の念を抱きました笑 歴史と経済の勉強になるし単純に面白いです! ただ長い!ので、もう一周読みたいし、なんなら要点をノート等にまとめたくなりました。
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わかりやすい! 無味乾燥にしか感じられない損益計算書や貸借対照表が身近に思えてくる。 キャッシュフロー計算書の位置づけも納得。
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会計士の知人が絶賛。安い古本が出たのでポチりました。ルネサンスのイタリアから始めるのは通説通り。もっとオタクを極めるならトークン会計から書き起こして欲しかった。でも、会計史の専門的な本より読みやすそうで、たのしみです。
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会計は全くの素人ですが、興味本位で読んでみたらすごい楽しく会計の歴史を学ぶことができました!おすすめの1冊です。
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図書館で借りた。 会計に絞った世界史エピソードの本。ただ歴史出来事を箇条書き的に並べたわけではなく、ストーリーに沿って話が進むので非常に面白い。地中海の東方貿易での"バンコ"、いわゆる銀行の登場から始まる。 簿記や「東インド会社」などの登場にレオナルド・ダ・ヴ...
図書館で借りた。 会計に絞った世界史エピソードの本。ただ歴史出来事を箇条書き的に並べたわけではなく、ストーリーに沿って話が進むので非常に面白い。地中海の東方貿易での"バンコ"、いわゆる銀行の登場から始まる。 簿記や「東インド会社」などの登場にレオナルド・ダ・ヴィンチの話が絡み、本を面白くさせる。 さらには産業革命や世界経済と近現代の歴史が進んでいく様がドラマのように楽しい。 400頁を超える大作だが、さながら映画のようだった。楽しく読み進められるのでお薦めの本だ。
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先にgaccoの動画で会計の世界史を履修していたため、手に取った一冊。 動画視聴の際は全く新しい観点に驚きつつも、いまいち知識として定着した実感がなかったため活字で触れたいと思ったが、会計の世界史的な知識を深く身につけるというよりも、やはり新たな視点で会計史を見るというようなイメ...
先にgaccoの動画で会計の世界史を履修していたため、手に取った一冊。 動画視聴の際は全く新しい観点に驚きつつも、いまいち知識として定着した実感がなかったため活字で触れたいと思ったが、会計の世界史的な知識を深く身につけるというよりも、やはり新たな視点で会計史を見るというようなイメージは変わらなかった。 それでも易しい文でかなり読みやすいため満足。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
めちゃくちゃ面白かった。 会計が好きになったし、それ以上に歴史に興味を持つようになった。 あとがきで「私たちは歴史を学ぶことによってあらゆるものごとが『普遍的・絶対的な存在ではない』ことを知ることができます。」とあった。 まさにこの本を通じて自分が思ったことで、今ある会計基準もここ十数年でできたものだったりする。 ほんの2.3年前に『収益認識基準』が出来て、会社の中で最も重要な科目の一つの「売上」の計上方法が大きく変わった。(本書の出版後の話) 去年会計士試験に受かった自分にとっては試験範囲の一つに過ぎなかったが、働き始めてからこの基準が決算書に与えた大きなインパクトを知った。 世界で多彩なビジネスが生まれる以上、会計基準が絶対的なものとなることはないので、学び続けていく必要があるよな……と思い、モチベーションにつながった。
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