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ホケツ! の商品レビュー

3.7

34件のお客様レビュー

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    7

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2024/08/18

自分も中学生の時に野球部の補欠だったので、大地の気持ちが少し分かりました。叔母さんとの関係も徐々に変わっていく描写も良かったです。いろいろ気をつかうことができる大地はホントに出来た子だなと思いました。

Posted byブクログ

2024/08/03

小野寺さんの登録10冊目。初期の頃の感動が薄れてきているかも知れない。この本も読み始めて何度も挫折して2ケ月ぐらい掛かってしまった。 高三の主人公の宮島大地は中学からサッカーをやっているがホケツのまま。離婚した母と暮らして居たが、母親が病死したので伯母に引き取られているが、母にも...

小野寺さんの登録10冊目。初期の頃の感動が薄れてきているかも知れない。この本も読み始めて何度も挫折して2ケ月ぐらい掛かってしまった。 高三の主人公の宮島大地は中学からサッカーをやっているがホケツのまま。離婚した母と暮らして居たが、母親が病死したので伯母に引き取られているが、母にも伯母にもレギュラーと嘘を付いている。毎日の食事の用意も聞かれても答えられないし、実の父親に会うのも明解に答えられない。志望大学も何となく国立大学に勝手に変更してしまう。この優柔不断さや、ホケツに甘んじていることが読んでいて辛くなって来る。サッカー部では下からは慕われているようだが、同級生には後輩に舐められている事を何度も言われる。 途中から実父にも叔母にも、そしてサッカー部にも明るい展望が出てきたので何とか読み進められた。終わり良ければ、という事だろうか。

Posted byブクログ

2024/07/01

サッカーと野球の違いがあるが、僕も高校3年最後の夏の大会は背番号13だった。 それなので主人公に感情移入して読んだ。 僕は3年生で唯一、ベンチに入れなかった時期があった。

Posted byブクログ

2024/06/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

強くない高校サッカー部の補欠の大地。叔母と二人暮らしで、自己主張が苦手な大地は常に引いた立場にいる。強くないサッカー部にもいろいろな問題があっりするが、そんな大地だから間にはいり、潤滑油の役割を果たすことができる。 いろいろな出来事を経ていくうちに、少しづつ自分が出せるようになっていく大地の成長が読めて、心温まる。

Posted byブクログ

2024/04/02
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

小野寺さんの本が好きで、本屋で買った一冊。 「ひと」や「まち」と同じで心が温かくなる物語。 サッカーは全然詳しくないけれど、全く問題なく話に入り込むことができた。 周りから愛される人ってこんな人だよな、と思うような素敵な主人公だった。人間にとって大事なことは能力とか外見だけではないと改めて感じた。 レギュラー争いだけではなく受験や仕事なども含め、生きていく中で経験する「選ばれる側」「選ばれない側」のそれぞれの思いについて考えさせられた。主人公がレギュラーではない事を告白する場面で、叔母が「結果だけを重視する人はたくさんいる。でもそうじゃない人も、たくさんではないけど、いる。」と言ったことが心に響いた。頑張ったけれど結果を出せなかった自分の経験を思い出し、少し涙が出た。結果が重視され、批判される人も沢山いる世の中だけど、〝そうじゃない〟人がひとりでも多くいてくれたら結果が出せなかった人の心が救われるのだと思う。表には出ていない部分にまで目を向けられる人間になりたい。

Posted byブクログ

2024/02/15

普段読まないジャンルでしたがとてもおもしろかったです。ここ最近読んだ小説で一番よかった。 高校生の強豪ではない普通のサッカー部を中心に進む部員たちのお話。 公式戦に出られない選手、レギュラーの選手、レギュラーを奪われた選手、さまざまな人がいる中でそれぞれのポジションを探し出してい...

普段読まないジャンルでしたがとてもおもしろかったです。ここ最近読んだ小説で一番よかった。 高校生の強豪ではない普通のサッカー部を中心に進む部員たちのお話。 公式戦に出られない選手、レギュラーの選手、レギュラーを奪われた選手、さまざまな人がいる中でそれぞれのポジションを探し出していく様子は自分の高校時代と被る部分もあり共感しながら読むことができました。 できることなら中学や高校のときに出会いたかった1冊かもしれません。

Posted byブクログ

2024/02/13

読了。部活で万年レギュラーになれないことや、叔母さんとの生活、恋のキューピッド止まり等、自分の中にしっくり居場所がない。だけどそれは自分だけじゃないとわかった時、少しずつ前に進んでいける。ハラハラドキドキはないけど、読了感がいい。

Posted byブクログ

2024/02/03

小野寺さんの本の主人公はいつもあたたかい。表現が一番最適かはわからないが、実直で素直で、謙虚でまっすぐな言葉で話す。それがとても嬉しい。自分が人間関係で悩んでいる時、小野寺さんの小説を読むと、もしかしたらこんな人に出会えるかもしれない、まだ人との関係を諦めなくてもいいかもしれない...

小野寺さんの本の主人公はいつもあたたかい。表現が一番最適かはわからないが、実直で素直で、謙虚でまっすぐな言葉で話す。それがとても嬉しい。自分が人間関係で悩んでいる時、小野寺さんの小説を読むと、もしかしたらこんな人に出会えるかもしれない、まだ人との関係を諦めなくてもいいかもしれないと思わせてくれる。今回の主人公も周りのメンバーもみんな幸せになってほしい。できれば素敵な人と出会ってほしい。

Posted byブクログ

2023/10/08

大地は伯母と2人暮らし。 みつば高校の三年生で、サッカー部では補欠。 大地の母は、大地が中一の時にがんで亡くなっていて、母の姉である絹子伯母さんが大地を引き取って育ててくれている。 学校と家を往復するだけの日々。 伯母さんはキャリアウーマンのしっかり者で、いつだって大地の味方だ...

大地は伯母と2人暮らし。 みつば高校の三年生で、サッカー部では補欠。 大地の母は、大地が中一の時にがんで亡くなっていて、母の姉である絹子伯母さんが大地を引き取って育ててくれている。 学校と家を往復するだけの日々。 伯母さんはキャリアウーマンのしっかり者で、いつだって大地の味方だし、決して強豪チームではないけれど、監督をはじめ、サッカー部の部員たちと女子マネージャーとのふれあいも、読んでいてとても好感が持てます。 物語が淡々と進んでいくのだけれど、不思議と続きが気になります。 高校三年生という貴重な時間の中で、部活も進路も淡い恋心も、大地の心の揺れが痛いほどわかります。 主人公の描き方がさりげなくて受け入れやすく、小野寺作品にはこういうところに魅力があるのだと思います。 人として大切なことは何なのかをそっと教えてくれるような、とても温かみのある物語でした。

Posted byブクログ

2023/09/11

 宮島大地 高校3年、中学からサッカー部だが補欠。とにかく人のために何かするいいヤツ。  サッカーでも人ににパスする。いいヤツ。  著者のいつもの良いやつだが、 ちょっと 消化不良感が残る終わり方だった。

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