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ホケツ! の商品レビュー

3.7

34件のお客様レビュー

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2019/11/06

高3サッカー部補欠の不遇な少年・大地の物語。 ・風薫る五月 ・風潤む六月 ・風熱き七月 両親の離婚、母との死別を乗り越え、伯母と暮らす高3の大地は、みつば高校サッカー部の補欠。 しかし、自覚のないチームの潤滑油として働くも、熱い血が流れ、自分でも知らないうちに物語を動かして...

高3サッカー部補欠の不遇な少年・大地の物語。 ・風薫る五月 ・風潤む六月 ・風熱き七月 両親の離婚、母との死別を乗り越え、伯母と暮らす高3の大地は、みつば高校サッカー部の補欠。 しかし、自覚のないチームの潤滑油として働くも、熱い血が流れ、自分でも知らないうちに物語を動かしてしまう。 同級生のキューピッドから、離別した父との再会、伯母の結婚など、大地らしく生きる姿がまぶしい。 今年、いや、いままで読んだ中でBEST3. 小野寺作品の中で、一番。 心から皆に読んでほしい。

Posted byブクログ

2019/05/02

2019年本屋大賞候補作に選ばれた小野寺さんに興味があったので、「ひと」を読む前に購入。 初めての小野寺作品を読みますが、特徴だったのは会話でした。普通ならセリフとセリフの間は、解説のような文章があるのですが、この作品での会話の部分では、解説は最小限に留め、ほぼ鍵かっこだけで会話...

2019年本屋大賞候補作に選ばれた小野寺さんに興味があったので、「ひと」を読む前に購入。 初めての小野寺作品を読みますが、特徴だったのは会話でした。普通ならセリフとセリフの間は、解説のような文章があるのですが、この作品での会話の部分では、解説は最小限に留め、ほぼ鍵かっこだけで会話が流れています。 その分、どのような心情になっているかは、読んでいる人が想像してくださいというような提示になっています。この作品だけがそういう風になっているのか、小野寺作品の特徴なのか不明なので、本屋大賞第2位受賞の「ひと」も注目したいと思います。 内容ですが、サッカーをメインにした小説ではありますが、試合という場面はほとんどなく、サッカー部補欠の主人公が、高校3年生の3か月間に友達や家族、将来などの問題に直面し、成長していく物語です。 帯では、「今までは一番号泣した」と書いていますが、涙というよりは、じんわりと温かく、さわやかにさせてくれます。 補欠ならではの悩み、レギュラーならではの悩み、人それぞれに悩みがあって、読んでいると、「あーそういう悩み昔あったな」と共感できる部分もあり、親近感をわかせてくれます。決して気持ちは暗い感じにはならず、読んでいると明るくさせてくれるので、最後は青空をバックに場面が終了するような爽やかさで終わったように感じました。 個人的に最後の試合の結果がどうなったのか書いて欲しかったです。

Posted byブクログ

2019/02/26

風薫る五月 風潤む六月 風熱き七月 著者:小野寺史宜(1968-、千葉県、小説家) 解説:杉江由次 (編集者)

Posted byブクログ

2019/01/26

サッカー部万年補欠の宮島大地を主人公にした青春高校生小説。予定調和で意外性は皆無だが、嫌いではない。 ラノベちっくな小説。

Posted byブクログ