ホケツ! の商品レビュー
母を亡くし、伯母と暮らす男子高校生の大地。サッカー部のレギュラーになれない秒な立場と、伯母と暮らす微妙な家庭環境を、男子高校生の揺れる心境を通して描く。小野寺史宜ならではの、不器用だけど真っ直ぐに生きる主人公がここにもいた。悩みながらも、おぼろげながらも自分の道を決めていく姿が清...
母を亡くし、伯母と暮らす男子高校生の大地。サッカー部のレギュラーになれない秒な立場と、伯母と暮らす微妙な家庭環境を、男子高校生の揺れる心境を通して描く。小野寺史宜ならではの、不器用だけど真っ直ぐに生きる主人公がここにもいた。悩みながらも、おぼろげながらも自分の道を決めていく姿が清々しい。最後のフリーキックを蹴るシーンには涙が滲んだ。小野寺史宜の作品に外れなしだ。
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やっぱすごく良かった。 そんな語彙力の無い感想を言ってしまうくらい すごく良いストーリーだった。 著者にしか書けない、「ひと」に通づる 心の描写が本当に素晴らしい。 解説の人も言ってたけど、 私ももっと早くこの本に出会いたかったと 読んでる最中に思ってここに書こうと思ってた。...
やっぱすごく良かった。 そんな語彙力の無い感想を言ってしまうくらい すごく良いストーリーだった。 著者にしか書けない、「ひと」に通づる 心の描写が本当に素晴らしい。 解説の人も言ってたけど、 私ももっと早くこの本に出会いたかったと 読んでる最中に思ってここに書こうと思ってた。 なのに、してやられた感じ笑 あの頃の自分に、もっと全力でチャレンジを しろと言いたい。
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いつも補欠の高校サッカー部員の物語。上級生になっても補欠でも好きだから続けられる姿勢はよくわかるなぁ。319ページ目辺りから最後まで怒涛のエンディング。
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☆4 何も知らずに読み始めたのですが、「みつば南団地」に住む宮島大地くんって、「みつばの郵便屋さん」にも登場したあの大地くんですよね!? あの頃から「大地くんは良い子だなぁ」と思っていたのですが、本作ではそんな大地くんを主人公にした作品とのことで、大地くんのことを詳しく知ることが出来て良かったです❁⃘*.゚ 家族、仲間、将来…迷い悩みながら自分だけのポジションを探し出す素敵な物語でした。
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素晴らしい青春小説に出会ってしまった! どこにでもありそうな公立高校のサッカー部、そこの万年ホケツでベンチウォーマーである宮島大地君が主人公。団地におばと二人で暮らす大地君の描写は、最初欲が少ないけど情熱も少ない、色んな事に醒めてしまった少年なのかなと思わせる。 だが、読み進めるうちに、彼は決して醒めた少年ではないことが分かってくる。醒めて見える原因は、彼の境遇からくる気遣いであり、その境遇の中で培ったものが、彼を優しく強くしなやかにさせていく。 とにかくいい子なんだよ、大地君。お前は絶対幸せになれ、なってほしいと思わされてしまう。 自分がこんな善き人間でないことが分かっているだけに、善なる行動を自然に条件反射的にできてしまう、彼を尊敬する。 伯母さんや顧問、サッカー部の友人たち、恋心を描くマネージャー…彼らとの絡みがすべて暖かくて味わい深く、どのエピソードも読むごとに心にホワッと来る。中盤から後半のエピソードオンパレードがまた素晴らしい。 サッカーには全く疎い俺だが、サッカーの知識はほぼなくても大丈夫。どんな部活をしている人でも、いや社会人であれ、隠居生活者であれ、老若男女を問わず是非読んで、心ほんわかして欲しい1冊。
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中村憲剛推薦書。 高校サッカーの1ページ。 経験者なので、 当時を思い出しながら読むことができた。 戻りたいような戻りたくないような。 まあ良い思い出です。
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自分がサッカー部員を経験しているのもあって 共感することも多く、ラストはうるっときちゃいました。 ホケツならではの悩み レギュラーならではの悩み ずっとレギュラーの人なんていないこと。 ポジションは与えられるものではなく 見つけるもの。見つかるもの。 「サッカー」「部活」と...
自分がサッカー部員を経験しているのもあって 共感することも多く、ラストはうるっときちゃいました。 ホケツならではの悩み レギュラーならではの悩み ずっとレギュラーの人なんていないこと。 ポジションは与えられるものではなく 見つけるもの。見つかるもの。 「サッカー」「部活」というより 「人生あるある」として共感できました! 感動を味わえる青春小説として楽しめるのはもちろん とっても前向きになれる作品です。 小野寺史宣さんは「ひと」を最初に読みましたが 登場人物に優しい人が多く 本作品も人の温かさを感じられる作品でした。 部活をやっていた頃。 学生の頃。 小野寺さんの小説に出会えてたら 心もより成長できただろうなと思いました。
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サッカーや、サッカー部に偏見を持っている。悪い方にね(笑)。これは、話として面白かった。家族のシナリオ読んですぐだったし。高校生もの読まないしって、言ってる側から読みました。今、小野寺祭りだから。
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万年ホケツの大地。私もつい思ってしまう、レギュラーにならないのに、サッカー部にいて楽しいのだろうかと。大地は楽しいんでいる。ベンチを温めているだけの自分だが、いつかレギュラーになれるのではないかと諦められないでいる。いつも、レギュラーになれない自分とさげすんでいるように思える。誰...
万年ホケツの大地。私もつい思ってしまう、レギュラーにならないのに、サッカー部にいて楽しいのだろうかと。大地は楽しいんでいる。ベンチを温めているだけの自分だが、いつかレギュラーになれるのではないかと諦められないでいる。いつも、レギュラーになれない自分とさげすんでいるように思える。誰かにレギュラーになれないなら、サッカー部なんてやめちゃえと言われるのではないかと恐れて、周りの人に嘘をついてしまう。しかし、レギュラーを外されたら、部をやめるはもっと違う気がする。ということは、レギュラーかそうでないかはこだわる必要はないということか。
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文庫ではなく、単行本で読んだのだけれど、うまく検索ができず とりあえず、このままで。 この人の小説は、本当に好き。 自分が嫌で嫌でたまらなくなったとき、 それでも、誠実でありたい気持ちを持ち続けることを続けていこうと 思わせてくれるから。 既視感のあるキャラクター名が出るけれど...
文庫ではなく、単行本で読んだのだけれど、うまく検索ができず とりあえず、このままで。 この人の小説は、本当に好き。 自分が嫌で嫌でたまらなくなったとき、 それでも、誠実でありたい気持ちを持ち続けることを続けていこうと 思わせてくれるから。 既視感のあるキャラクター名が出るけれど、 どのタイトルで出会ったのか、確かめようがないのが、今の不満。 作者や本が悪いわけではなく、図書館から借りて読んでいるせい。 あ~、だ~っと本を並べて、気になったら即読み返すことが出来ればよいのに・・・
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