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信長の原理 の商品レビュー

4.2

101件のお客様レビュー

  1. 5つ

    40

  2. 4つ

    41

  3. 3つ

    16

  4. 2つ

    2

  5. 1つ

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2020/07/16

面白いと思いながら読むのに 時間がかかったなぁ なんでだろう 松永久秀のキャラクターが際立って一番印象に残ってる ストーリーは秀逸だと思ったけれど ラストに もう一山 あるいは もっとわかりやすいビビッとくるようなスッキリが欲しかったなぁ 欲張りです(笑)

Posted byブクログ

2020/06/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

・信長の幼少期から死ぬまで、どのようにして天下を取っていったのか、天下を取った人間がなにを考えていたのか。特に組織の変遷にかかわる信長の心情の様子が細かく書かれていて面白い。 ・常にパレートの法則(2-6-2)に乗っ取った考え方、判断をして、部下を登用していく。 ・また、部下側の心情が細かく書かれているのが面白い。何故2-6-2になってしまうのか。どのような心情の変化があり、優秀だった2割の部下が脱落していくのか。 ・何を成し遂げるにも必要なのは志の高さだと改めて感じた。そのためにどこまで犠牲を払う覚悟があるのか。 ・それは同じことを目標にしている組織でも人によって犠牲にできるものの限度は違ってくる。そこの違いから脱落するものが出てくるのではないかと感じた。 ・信長は天下統一のためであれば全てを犠牲にできる。一方光秀は仲間や家族までは犠牲にできない人間的な人物だったのではないだろうか。 ・トップに立つものとして、その犠牲にできる限度の違いを理解できることで、例え2-6-2の法則になったとしても、脱落する2割の質も変わってくるのではないかと感じた。例えば全体から見れば脱落した2割だが、謀反を起こすとか、完全にサボるのではなく、サボりがちではあるが一定程度働いている等? ・組織運営、マネジメントにおいて参考にしたい。

Posted byブクログ

2020/03/02

1:2:1の法則。最後の本能寺の変へのオチもこの法則がうまく使われている。 信長、光秀をはじめとした人物たちの心理を丁寧に描写しており、これまでの戦国モノとは一線を画す作品。

Posted byブクログ

2020/02/05

現代社会のマネジメントにも通ずる内容と織田信長の生涯を掛け合わせたもので、とても面白かった!読み応えもあったし、読み易かった。

Posted byブクログ

2020/01/17
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

面白かった。後半は一気に読んだ。 私は光秀が好きだから、半ばあたりから出てきてさらに面白かった。 どう謀反(本能寺の変)へ至るか、それをどう書かれているのか、解釈したのかが興味深いところ。 吉川英治の太閤記でも織田信長が書かれているかが、その時も織田信長はキライと思った。 ブラック企業のトップという感じ。 だけど、そういう人には魅力もあるものだ。 蟻の2:6:2(1:3:1)の話は面白い。 『光秀の定理』の時も確率の話が出てきて面白かった。 “死に物狂いで働くか、それとも隠遁するかの二択” 過去の謀反はその場で許されても、働きが芳しくなくなると追放されたり殺されたりする。 必要な時は褒美もすごいが仕事を過労死しそうなぐらい与えて、ダメになってきたらすぐクビ。 捨て駒。 光秀は、一度は信長を討つことを決めかけたけれど、やめようと決めた。 しかし、家老五人に相談をしてしまった。 五人にも話したことから、いつかこのことが外へ漏れて信長の耳に入る。 そうなればおしまい。 だから、やめようと決心したのに、翌日には信長を討つことに流れが決まってしまった。 運命の法則があるかのように… 突出するものは叩かれ、また元に戻ろうとする。 何の力かはわからない。 神仏ではなく、何らかの力が働いている。 こういう考え方は好きな方。 世の中には誰もが疑問にあまり思わないことが多いのだと思う。 何らかの法則の上に成り立っているかもしれない。 普通、競争心(戦い)は、持ち続けるのがしんどい。 人なら多少説明がつきそうなものの、蟻がそうなるのは、やはり何らかの法則があるように思えてならない。 遺伝子で組み込まれているのかな。

Posted byブクログ

2020/01/17

どこまで史実に忠実なのかはよくわからないが、歴史小説としては面白かった。些末ながら、集団におけるアリの理論はわかりながらも、数人レベルにおいてもその考えに縛られるのはやや合理性に欠けるようにも感じた。とはいえ、とても面白い小説であることは間違いない。

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2020/01/11

織田信長の心理を蟻の法則によって分析した歴史小説。明智光秀や羽柴秀吉らも出てきますが、詳しい戦闘などはあまり描かれていないため、歴史小説として読むと物足りなさを感じる所もあります。

Posted byブクログ

2020/01/02

「光秀の定理」では語られなかった「本能寺の変」の理由。「うつけ」とよばれた信長の苦悩は、優れた頭脳と相反する愛情の渇望からか。ジッと地面のアリを見つめ続ける姿には、才能溢れた独裁者の孤独と悲愴がある。物語の後半で、主要な各登場人物が一人称で語る、単純には割り切れない人の感情が描か...

「光秀の定理」では語られなかった「本能寺の変」の理由。「うつけ」とよばれた信長の苦悩は、優れた頭脳と相反する愛情の渇望からか。ジッと地面のアリを見つめ続ける姿には、才能溢れた独裁者の孤独と悲愴がある。物語の後半で、主要な各登場人物が一人称で語る、単純には割り切れない人の感情が描かれ、アリの法則と人の社会の相違が浮き彫りになる。理解すれとも如何ともし難い信長は暗殺される運命にあるのか?

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2019/12/01

読み応えがあった。 信長は勿論、藤吉郎、柴田勝家、佐久間信盛、など、そして明智光秀の視点からの語りもあり、物語が進む。 なかなか興味深い物語の展開だったし、明智光秀の謀反までの流れも説得力があった。 集団をまとめる時、人の考えをどれだけ読んだとて、結局はその通りにいかないもん...

読み応えがあった。 信長は勿論、藤吉郎、柴田勝家、佐久間信盛、など、そして明智光秀の視点からの語りもあり、物語が進む。 なかなか興味深い物語の展開だったし、明智光秀の謀反までの流れも説得力があった。 集団をまとめる時、人の考えをどれだけ読んだとて、結局はその通りにいかないもんだ。 あと、信長の思い描く世界で、いろんな人が徐々に首を絞められていった感じがすごい伝わった。 2019.12.1 172

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2019/11/04

このキャラ設定でこういう人、実社会でいるよね、と妙に共感できた人たち。 ・荒木村重・・・ぶっちゃけ家臣同士で競わされるの精神的に辛いから降りるわ!戦国時代だと降りるとか選択肢に無いらしいから謀反起こすわー ・明智光秀・・・頭いい人なのに、親分に自分の右腕の部下を切れとパワハラ...

このキャラ設定でこういう人、実社会でいるよね、と妙に共感できた人たち。 ・荒木村重・・・ぶっちゃけ家臣同士で競わされるの精神的に辛いから降りるわ!戦国時代だと降りるとか選択肢に無いらしいから謀反起こすわー ・明智光秀・・・頭いい人なのに、親分に自分の右腕の部下を切れとパワハラされて、テンパりすぎていろんな人にうっかり裏切り案を相談しまくって、テンパりすぎて裏切りの心情を吐露したっぽく取られる歌まで読んじゃって、引くに引けなくなった。でも、ちゃんと仕事できるから信長討ち取ったぜ!てへぺろ。 ・林貞秀←柴田勝家・・・柴「文官のじじい、昔のよしみで助言するけど、お前今の立場大丈夫か?(オレは今も第一線の戦場に老体にムチ打ってでてるからお前が切られそうなのわかるぞ)」林「は?大丈夫じゃね?」→即飛ばされて1年で失意の中、あの世へ。

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