土 地球最後のナゾ の商品レビュー
生命を育み、時に飲み込む大地。最近、食品や農業への関心も増え、土砂災害も身近になったこともあり、そもそも土のことをよく知らなくことに改めて気づいた。そんなところに本書の書評が目に留まり、読んでみました。学生のころ走り回った馴染み深い吉田山の土から北極圏、北米、南米、ヨーロッパ、ア...
生命を育み、時に飲み込む大地。最近、食品や農業への関心も増え、土砂災害も身近になったこともあり、そもそも土のことをよく知らなくことに改めて気づいた。そんなところに本書の書評が目に留まり、読んでみました。学生のころ走り回った馴染み深い吉田山の土から北極圏、北米、南米、ヨーロッパ、アフリカ、アジア、インド、オーストラリアと世界の土は12種類に分類されているそうです。細かい違いまで簡単に理解はできないが、土壌とは何々か、岩と砂と粘土の違い、肥沃な大地と痩せた土地の違い、そもそも植物が育つために土壌がどのような役割をどように果たしているかということを大凡知ることができました。新書には珍しく掲載されている豊富な写真がすべてカラーなのが良かった。カラーじゃないと”赤土”とか分からないし。大きな目標を設定しつつ、まずは地味な研究をコツコツと進めていく若手研究者の物語としても楽しめるかと思います。
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土から、地球の成り立ち、地形、農耕、社会問題まで語った書。 独特のリズム感のある語り口とユーモアでさらっと読めるのに、情報量は多くどっしりと重い本。 図表が多く、視覚的にも理解しやすい。 土壌分布と人口密度の図など、圧巻。 2018年の本当にいい本の一冊です。
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朝日新聞の書評でも紹介されていたが、世界じゅうの土が12種類もあって、ずいぶん違うものだということは知らなかった。読みやすい文章の間に笑いの要素も散りばめられていて、いっぺんに読み切れた。読後、爽快。
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大地の五億年も面白かったが、本書はより土そのものの違いに焦点をあてている。バッタの本と似ているかと思ったら、本格的な研究者のすごい話ばかりだった。各紙絶賛のわけがわかった。
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今までに読んだことないテーマだけど、文章も易しくてユーモアにあふれていてさくさく読める。 ただ、これだけで土を理解するのは難しい。 それだけ奥の深いテーマということだろうけど。
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毎日新聞 2018/09/02◆土壌について、いろいろ知る。◆カルシウムイオンを使って植物が成長するのか。◆グリア細胞みたいだ。
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