悪の猿 の商品レビュー
面白い!3部作なので続けて次の本を手に取った。 気になったのは犯人の日記。 これは、日記では無く告白だ。 それと、犯人は小説家じゃないんだから、告白の文章が上手すぎる。 告白や日記と言うなら、もう少し書き方に工夫が欲しい。 目まぐるしく視点が変わり、僕の苦手な構成だけど気にならな...
面白い!3部作なので続けて次の本を手に取った。 気になったのは犯人の日記。 これは、日記では無く告白だ。 それと、犯人は小説家じゃないんだから、告白の文章が上手すぎる。 告白や日記と言うなら、もう少し書き方に工夫が欲しい。 目まぐるしく視点が変わり、僕の苦手な構成だけど気にならない程、面白かった。 2作目、3作目と期待大だ。
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おもしろかった、1巻目はつかみの感じでした。風呂敷広めの一巻目。娯楽サスペンス小説としてとても良き。
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シカゴを震撼させてきた四猿と呼ばれる殺人鬼、警察は長年奴を追ってきたが、そうだと思われるオトコがバスに轢かれて死んだ。しかも自殺らしいが、所持品には本人の日記と誰かの耳があった。最後の犠牲者は誰なのか、どこにいるのか、調査を始めながら、四猿の日記を読み進んていく。 ネットて評判が...
シカゴを震撼させてきた四猿と呼ばれる殺人鬼、警察は長年奴を追ってきたが、そうだと思われるオトコがバスに轢かれて死んだ。しかも自殺らしいが、所持品には本人の日記と誰かの耳があった。最後の犠牲者は誰なのか、どこにいるのか、調査を始めながら、四猿の日記を読み進んていく。 ネットて評判が高く期待していたが、600ページと長く、合間に猟奇的なシーンがはさまれ、途中で読むのがつかれてしまった。三部作のはじめで紹介のような話だからか犯人にレクター博士のような魅力を感じなかった
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レビューの評価が高かったので期待し過ぎてしまったせいか、それほどでも…と思ってしまった。 猟奇的な面は確かに突き抜けているように思えるが、悪さをする人が、出てくる人皆ただただ嫌なやつで、もっと繊細な面もある、とか、多面性があるとより面白いのかもなぁと思ってしまった。 外国物はサバ...
レビューの評価が高かったので期待し過ぎてしまったせいか、それほどでも…と思ってしまった。 猟奇的な面は確かに突き抜けているように思えるが、悪さをする人が、出てくる人皆ただただ嫌なやつで、もっと繊細な面もある、とか、多面性があるとより面白いのかもなぁと思ってしまった。 外国物はサバサバしているので、日本物のようにねっとりと悪くない感じというか。 それでもやっぱり続きがやや気になるので、続きを読むかもしれない。
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視点を変えつつ、テンポよく物語が進むのはいい。 ただ、最初から見込み捜査を行い、犯人に手玉に取られる捜査陣はあまりにもお粗末。 視点の切り替えも、映画なら頻繁でも良いが、本だとたいして変化もない視点も描かれてかえって緊迫感が薄れてしまった。 それでも、一気に読ませる筆力はあるので...
視点を変えつつ、テンポよく物語が進むのはいい。 ただ、最初から見込み捜査を行い、犯人に手玉に取られる捜査陣はあまりにもお粗末。 視点の切り替えも、映画なら頻繁でも良いが、本だとたいして変化もない視点も描かれてかえって緊迫感が薄れてしまった。 それでも、一気に読ませる筆力はあるので、次回作に期待。 映画化には最適では?
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※このレビューにはネタバレを含みます
面白かった。 良くも悪くも、ザ・サイコサスペンスみたいなところはあったし、犯人も結構すぐ気づけてしまうけど、とにかく先が気になる展開で600ページをあっという間に読み終えた。 現代の事件と、四猿の過去の日記が交互になっているので、飽きがきにくくテンポ良く読めるのかなと。 ずっとハラハラ感がある。 とくに日記は面白かった。 結構グロめで拷問なので苦手な人もいるとは思う。 それといくらなんでもこんなぶっ飛んだ家庭環境ある??みたいなことは思ったし、最後の方は勢いありすぎて怖いというよりかは若干笑えてしまったけど。 ラストの贈り物は良かった。 紳士ぶったサイコパス殺人鬼がお気に入りの人間相手にやりそうなこの感じ。 これは三部作らしいので、今後四猿とサムの関係性がどうなっていくのかも気になる。
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久々に一気読みするミステリーを見つけた。 文中にも親切に登場人物のメモが出てくるが、それがなくてもわかりやすく読めた。 いろんな伏線がちらばめられている事も十分わかったため今後が楽しみです。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
久しぶりに本格ミステリーが、どうせならサイコな海外物が読みたくて手に取りました。 シカゴを数年にわたって震え上がらせた連続殺人鬼「四猿」。 その手口は三猿の 見ざる 聞かざる 言わざる にちなんで、誘拐した女性の耳を切り取り、眼球をえぐり、舌を切り取り、それらを順番に小箱に入れて家族に送り付け、その後に殺害した遺体を放置するという残虐なものだった。 その「四猿」が自殺!? 自殺した「四猿」と思われる男が所持していた小箱には、新たな被害者の耳が入っていた。 被害者を捜しながら「四猿」の思惑にはまっていく刑事たち。 そして……。 う~ん。 定型、とまで言わないが、良くありそうなストーリー。 足りない。 なにかがもの足りない。 首を傾げたくなるところもチラホラ。 サイコサスペンスにしては、悪い意味でキレイすぎるだろうか? もっと狂って、狂気や憎悪をぶちまけてほしかった。 ちなみにこれは完結はしていますが、続編、続続編と、三部作になっているらしい。 続編を読むかどうか、微妙なところです。
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サイコキラー系ミステリー 全体のストーリーや恐怖シチュエーションは、以前読んだ「その少女アレックス」と似ていて新鮮味がなかったが、突然の犯人明かしで不意を突かれ、全く予想していない人物だったのが良かった。 程よい爽快感を感じられるラストも好き。 結構長くて読むのに根気がいった。
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被害者を誘拐し、その家族の元へ切り取られた耳を送りつけ、次に目、最後に舌を送りつけるという全米を震撼させている連続殺人鬼「四猿」。 その四猿 = 4MKの自殺から物語は始まる。新たな被害者のものであろう新鮮な耳が入った小箱と共に。 4MKの過去を追体験させる日記と、リアルタイムで...
被害者を誘拐し、その家族の元へ切り取られた耳を送りつけ、次に目、最後に舌を送りつけるという全米を震撼させている連続殺人鬼「四猿」。 その四猿 = 4MKの自殺から物語は始まる。新たな被害者のものであろう新鮮な耳が入った小箱と共に。 4MKの過去を追体験させる日記と、リアルタイムで監禁されている少女を追う現在編が交互に展開される。4MKはどのようにして"造られた"のか、その手口・殺人の目的は何なのか、が日記と現代の捜査が立体的に折り重なって暴かれていく様が面白い。 なにより一番最初、連続殺人犯の自殺というショッキングな出来事から始まるプロットの巧さ。 ジャンル的にはサイコサスペンス。作中でも登場するが『セブン』を思い起こさせる。
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