人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている の商品レビュー
人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている。ふろむだ先生の著書。「勘違いさせる力」という言葉ははじめて聞いたけれど、とても印象に残るし、はっと何かに気付かされる内容でした。私はせっかちと早とちりしがち、「勘違いする力」はあるけれど、「勘違いさせる力」は足りないと反...
人生は、運よりも実力よりも「勘違いさせる力」で決まっている。ふろむだ先生の著書。「勘違いさせる力」という言葉ははじめて聞いたけれど、とても印象に残るし、はっと何かに気付かされる内容でした。私はせっかちと早とちりしがち、「勘違いする力」はあるけれど、「勘違いさせる力」は足りないと反省。
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自分の心の中にあった「実力があっても評価されないのはなぜか」という疑問に「錯覚資産」という一つの答えを与えてくれた一冊。人間の脳は、いとも簡単に自分の都合のいいように記憶を書き換えてしまうという恐ろしい性質を持つ。自分はこれを今まで認めたくなかったが、この本を読んでこの事実は認め...
自分の心の中にあった「実力があっても評価されないのはなぜか」という疑問に「錯覚資産」という一つの答えを与えてくれた一冊。人間の脳は、いとも簡単に自分の都合のいいように記憶を書き換えてしまうという恐ろしい性質を持つ。自分はこれを今まで認めたくなかったが、この本を読んでこの事実は認めざるを得ないと思わせてくれた。さらに、錯覚資産による正のスパイラル(実力→成果→錯覚資産→環境)の説明も秀逸で、これからの自分の行動を変えてくれる一冊だった!!
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人間は自分で思っている以上に非論理的で、他者について一貫した評価をしようとする。〇〇さんはすごいと皆言っている=あらゆる面で優秀な人なのだ、というように。 しかし現実はそうではなく、すごい人だと思っていたけどそうでもない、逆に実力はあるのに上司に気に入られず評価されないというのは...
人間は自分で思っている以上に非論理的で、他者について一貫した評価をしようとする。〇〇さんはすごいと皆言っている=あらゆる面で優秀な人なのだ、というように。 しかし現実はそうではなく、すごい人だと思っていたけどそうでもない、逆に実力はあるのに上司に気に入られず評価されないというのはよくある事だ。 錯覚資産というとハリボテのように感じるかもしれないが、要は実質的なスキルを高めて成果を出しつつ、それを周りにPRして錯覚資産を築くこと。どちらも重要なのだ。
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いいね! p101 シンプルにサイコロを振る回数を増やすことに時間を使ったほうが断然成功確率は高くなる。 これは運ゲーだけど、当たると当たる確率が上がる運ゲー P114 成功すると昔から優秀だった、失敗すると昔からダメだった、という記憶に書き換わる。世界5分前仮説。 P20...
いいね! p101 シンプルにサイコロを振る回数を増やすことに時間を使ったほうが断然成功確率は高くなる。 これは運ゲーだけど、当たると当たる確率が上がる運ゲー P114 成功すると昔から優秀だった、失敗すると昔からダメだった、という記憶に書き換わる。世界5分前仮説。 P202 大腸がんの話 P223 CVRが低い人はPVを増やすのを嫌がる傾向にある P248 自分にろくな肩書がないから、偉そうな肩書に価値がないという風に、矛盾が内容に脳内の価値評価を書き換える P293 自分が嫌いなものは常に嫌い、全部まちがってる。好きなものは常んいよい。全部メリット。 と思ってしまう
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最近流行りの信用経済だのインフルエンサーだの、そういったどこかモヤモヤする違和感を感じていた存在に関して明確な「カラクリ」を教えてくれる本であった。人生は見えない錯覚資産の多寡によって大きな違いを生んでいるし、SNSの影響でその多寡が影響を与える範囲が広がってきていると。 よも...
最近流行りの信用経済だのインフルエンサーだの、そういったどこかモヤモヤする違和感を感じていた存在に関して明確な「カラクリ」を教えてくれる本であった。人生は見えない錯覚資産の多寡によって大きな違いを生んでいるし、SNSの影響でその多寡が影響を与える範囲が広がってきていると。 よもや実力社会といわれているネットこそが実は実力社会でも何でもなく、試行回数と運のおかげで生み出された小さな成功から端を発するハロー効果の連鎖によるものだとは。 ただ結局何もない人間は実力のある無しでグタグタ言うのではなくあくまで試行回数を増やして純度を高めていくしかないのだなと言うことが明らかである(=PVとCVRの関係を高める) そういった意味ではインフルエンサーが言うことに関して一定の価値はある。ただしこの本を読んでからではないと単純な信用という言葉に騙されてしまうだろう。 人間の無意識というか認知の歪みを生んでしまうシステムのバグというのは恐ろしい。なぜなら本人はそれに気づけないのだから。
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- ネタバレ
※このレビューにはネタバレを含みます
本著は、錯覚資産を用いて、人生を好転させる方法を述べている。錯覚資産とは、認知バイアスにより、人々がある人に対して持つ都合の良い思考の錯覚であり、一種の資産として機能するものである。 錯覚資産が生じる原因として、脳が「一貫性・原因・結論」を過剰に求めることが挙げられる。脳は、自分に都合よく事実を書き換え、一貫したストーリーを好む(〇〇はなにをやってもできる)。また、原因を作り出す(成功したのは、(偶然であっても)実力があったからだ)。さらに、充分なデータが揃っていなくても、むりやりに結論を出す。 錯覚資産を運用していく上では、1つの良い属性値に引っ張られ、ほかの属性値も底上げされるという「ハロー効果」と、人々の脳は、すぐに利用できる情報だけを使って答えを導き出すという「利用可能性ヒューリスティック」の掛け合わせで算出することができ、これを活用することで、人生において様々な可能性に恵まれ、環境が変わり、錯覚資産も雪だるま式に増加していく。 今ある資産(仕事での成功)を、どのように魅せ、うまく錯覚資産として運用していくか。現実世界は、実力ではなく思考の錯覚を通して判断されるため、錯覚資産を最大限に作り出していけるかが成功の秘訣である。
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社会のメインストリームに乗り切れず、かつその理由は自分にあることには気づいている身にとって、うすうす感づいていたことを可視化してくれた。
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実力だけつければよいわけではない。 客観的に相手からどう思われているかも併せて考えるべきとのこと。 仕事ができると思われれば、仕事が降ってくる。いくら実績を出してても、周りから仕事できてると思われなければ、仕事が回ってこず、経験値をためる速度が遅くなる。結果的にもっと結果を残せた...
実力だけつければよいわけではない。 客観的に相手からどう思われているかも併せて考えるべきとのこと。 仕事ができると思われれば、仕事が降ってくる。いくら実績を出してても、周りから仕事できてると思われなければ、仕事が回ってこず、経験値をためる速度が遅くなる。結果的にもっと結果を残せたはずなのに、仕事がこなかったからということもある。 サッカーの本田さんのようにビッグマウスを吐くことで、チャンスが回ってくる。それはプレイヤーに限らず、監督・コーチ・経営者という角度からもオファーがくることにつながるのではないかと思う。
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自分に相いれない価値観を否定して、別の価値観を打ち立てることで精神の安定を計るやり方がある。 それは短期的には安心できるけど、続けていたら、どんどん 社会不適合になって、つまはじきになってしまう。 昔に思っていたことを、大きな文脈の中で教えてくれた。
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ベストセラーになっているので敢えて穿った見方をすると、この本も従来の成功指南書同様、「読者に夢を見させる」というフォーマットに則っている。実際問題、効果的な「錯覚資産」を作るのは難しい。だから、痛い肩書・経歴がツイッターのプロフ欄に溢れている。世の大多数の人はしょぼい経歴しか書け...
ベストセラーになっているので敢えて穿った見方をすると、この本も従来の成功指南書同様、「読者に夢を見させる」というフォーマットに則っている。実際問題、効果的な「錯覚資産」を作るのは難しい。だから、痛い肩書・経歴がツイッターのプロフ欄に溢れている。世の大多数の人はしょぼい経歴しか書けないからだ。 とはいえ、自分はこの本を実に面白く読んだ。例えば、「胡散臭い」と感じる人間(特にカウンセラーを自称する人間に多い)は、ハロー効果という張りぼてを被っている。「錯覚資産」という名称を始め、このような直感的に感じていた怪しいものの数々に名前が与えられるだけで、世の中をすっきり見通す視点を手に入れることができる。読んだ後に世界がよりクリアに見えるなら、その本はいい本だと思う。
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