夢胡蝶 の商品レビュー
09月-10。3.5点。 羽州ぼろ鳶シリーズ。襲大鳳の前に再読。 今回は彦弥のエピソード、舞台は吉原。本作も熱く、面白く、スピード感あり。 彦弥、いい男だねぇ。
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『羽州ぼろ鳶組』シリーズその六。 苦界に生きる辛さから、このまま焼け死ぬ覚悟で火事を出した妓楼の部屋に隠れていた花魁・花菊。 吉原の外に出られなければ叶うことのない夢を口にした花菊に、救いの手を差し出した彦弥は「その願い、全て俺が叶える」と約束し、炎の中から間一髪で脱出する。 その後、吉原で頻発しているという不可解な付け火の謎を解くために、源吾・彦弥・寅次郎の三人は吉原に乗り込むが… ぼろ鳶一番の色男・彦弥が大!大!大活躍。 かぁーっ、シビれるねぇ!男も女も惚れるぜ!!! 吉原特有の建物の構造や火消事情と、色男で纏師、花街にこだわる理由を持つ彦弥をぴたりと主役に据える構成の、見事に隙のないこと。 彦弥だからこそ成り立つ屋根の上の追跡劇も、迫力満点。 『ぼろ鳶組』シリーズ、どれもハズレはないが、これ一冊だけでも一本の映画になりそうな完成度。 いや〜、面白かった! 彦弥は、いつか必ず花菊との約束を全て叶えるはず。そこんとこも、続巻で読めるといいなぁ。 そして、この表紙の背中が彦弥なのね… なんつうか、きっとキュッと細マッチョで格別粋な丁髷に結っていたりするはずだけど、火消半纏をなびかせているから、よくわからないのが残念〜。 ははは。
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令和3年7月24日読了 シリーズ6作目 今回の舞台は吉原。苦界に生きる女達の嘘と誠。 火消しぼろ鳶組の纏師彦弥が大活躍。 「お前の夢は俺が全部叶えてやる。だから生きろ。」 相変わらずの無茶っぷり。そして大文字屋の 大金を生き金として使う格好良さ。 火付け犯の権謀術数に、ぼろ鳶と吉...
令和3年7月24日読了 シリーズ6作目 今回の舞台は吉原。苦界に生きる女達の嘘と誠。 火消しぼろ鳶組の纏師彦弥が大活躍。 「お前の夢は俺が全部叶えてやる。だから生きろ。」 相変わらずの無茶っぷり。そして大文字屋の 大金を生き金として使う格好良さ。 火付け犯の権謀術数に、ぼろ鳶と吉原火消し組とが、がっぷりスクラム組んで立ち向う。 今回も火喰い鳥は、火を食い尽くす。
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既刊より手の込んだ陰謀と人情味が楽しめるエンタメ作品に仕上がっていた。 舞台は吉原、主役は女好きの2枚目彦弥。 憎めないお笑い要員の彼の人情に厚い好漢ぶりが光っていたように思う。
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普通6巻も続けて読んだら飽きるやろうに。しかも「くらまし屋」も同時並行で読んでるのに。自分の中にぼろ鳶が根付いてしまったようや。夢の中にも出てきてるような気がする。知らんけど。 今回はついに吉原が舞台かぁ。細かいシキタリまで説明してくれるからリアルや。今村さんは、この時代にも生き...
普通6巻も続けて読んだら飽きるやろうに。しかも「くらまし屋」も同時並行で読んでるのに。自分の中にぼろ鳶が根付いてしまったようや。夢の中にも出てきてるような気がする。知らんけど。 今回はついに吉原が舞台かぁ。細かいシキタリまで説明してくれるからリアルや。今村さんは、この時代にも生きていたのかと思われるほど。今後は彦弥と花魁花菊の関係がどうなるのか気になる。 さて、次の7巻はまたあいつが出てくるんか?あれ?火炙りの刑になったんと違うかったん?記憶違いか……
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シリーズ第六弾。 今回は彦弥劇場inヨシワラです。 彼が、イケメンで身軽で女好きという事は知ってますよという感じでしたが、いやいや思っている以上に、めちゃめちゃ男前でとんでもない身体能力の持ち主で、とてつもなく優しくて男気のある“スーパー王子様”だったと、魅力を再認識させられま...
シリーズ第六弾。 今回は彦弥劇場inヨシワラです。 彼が、イケメンで身軽で女好きという事は知ってますよという感じでしたが、いやいや思っている以上に、めちゃめちゃ男前でとんでもない身体能力の持ち主で、とてつもなく優しくて男気のある“スーパー王子様”だったと、魅力を再認識させられました。 そして、そんな彦弥が“江戸一の男”と認める源吾って、改めてたいした男だなあと思った次第です。 このシリーズは読むたびに映画を観たような感覚になるのですが、それはクライマックスの迫力が凄いというのが理由なのかなと。今回も彦弥が鮎川を追いかけるところからの火の中に飛び込むシーンは圧巻でした。 やはり火の迫力って凄いですよね。
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【腹減り度】 なし 【1番美味しそうだったもの】 最中の月 *感想* 久々のぼろ鳶。今回は吉原が舞台ということでちょっと勝手が違くてむしろ面白かった。舞台が狭くてキャラクターも絞っていたからかいつもより新鮮な気持ちで読めた気が。今回メイン張ってたのは彦弥。このシリーズ、メイン張...
【腹減り度】 なし 【1番美味しそうだったもの】 最中の月 *感想* 久々のぼろ鳶。今回は吉原が舞台ということでちょっと勝手が違くてむしろ面白かった。舞台が狭くてキャラクターも絞っていたからかいつもより新鮮な気持ちで読めた気が。今回メイン張ってたのは彦弥。このシリーズ、メイン張ったキャラが失踪しがちですなぁ(笑)。 花菊ちゃんもいいけどここはお七を推すぜ。
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2020.12.4 もうシリーズ6冊目。主要登場人物みんなに愛着がある。 そうなるとおじさんのくせに恋の行方も気になってきてしまうから笑える。 今回の彦弥なんて本当良い2人だ、ばっちりハマる。武蔵も京都の絡繰師とバッチリ。 この事からも筆者様は登場人物に心を移しているのがよく分か...
2020.12.4 もうシリーズ6冊目。主要登場人物みんなに愛着がある。 そうなるとおじさんのくせに恋の行方も気になってきてしまうから笑える。 今回の彦弥なんて本当良い2人だ、ばっちりハマる。武蔵も京都の絡繰師とバッチリ。 この事からも筆者様は登場人物に心を移しているのがよく分かる。 いつかその辺りも進展あるのかなぁ、見たいなぁ。 てかぼろ鳶の一員になりたいなぁ。
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売られた子供たち、捨てられた子供たち。それぞれ違う立場と思いで大人になって、それぞれの生き方をする。どうか前を向いて少しでも幸せでいてください。 彦弥がいつもよりかっこよかった。
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9月-27。3.5点。 ぼろ鳶組。吉原で火付けが。郭内では「吉原火消し」がいるものの、特殊事情で機能せず。助っ人に行くぼろ鳶たち。 面白かった。彦弥の出自が明らかになり、火付けを操る犯人にも哀しい過去が。 読む前は「吉原絡み」なのでどうかなと思ったが、さすがに読ませる。上手い。
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