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ショコラティエ の商品レビュー

3.6

37件のお客様レビュー

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2021/11/30

時間を忘れて夢中で読み耽ってしまいました! 男の子の友情と夢を描いた素敵な作品。大好きな一冊になりました♪ 母子家庭の聖太郎、製菓会社御曹司の光博、光博の幼馴染みでプロのピアニストを目指す凛々花。小学生から大人になるまでの三人の成長物語。 家庭環境、才能、夢。 みんなが自分には...

時間を忘れて夢中で読み耽ってしまいました! 男の子の友情と夢を描いた素敵な作品。大好きな一冊になりました♪ 母子家庭の聖太郎、製菓会社御曹司の光博、光博の幼馴染みでプロのピアニストを目指す凛々花。小学生から大人になるまでの三人の成長物語。 家庭環境、才能、夢。 みんなが自分にはないものを持つ他人を羨んだり、劣等感を抱いたり。人生を模索しながら、友人とつながったり離れたりする様子に自分を重ねて読んでいました。 友情、家族、恋愛、夢。 人生は思うようにいかなくて、でもまわり道をしたからこそたどり着けることもある。 『お菓子は、生活必需品やない。お菓子を楽しめるっていうのは、つまり、ひとびとの生活が豊かで平和やっていうことや。うちの会社は、みんなを幸せにする平和産業なんや』 そんな風に語る、光博の祖父 源二さんがとても素敵。そして、音楽という世界で上を目指している凛々花も格好いい。 聖太郎と光博の少年時代、ラストも良かった。 聖太郎と光博のその後が気になるので、シリーズ化して欲しい! 温かくて爽快な読後感。素敵な作品でした♪

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2021/12/08

211122*読了 食べものが出てくる小説は無条件に好き。 それもスイーツが主題だと、なおさら気になってしまう。 「ショコラティエ」というタイトルだけれど、ショコラだけじゃなく、洋菓子がたくさん登場。 母子家庭で育ってきた聖太郎と、大宮製菓の御曹司である光博。 二人が出会い、...

211122*読了 食べものが出てくる小説は無条件に好き。 それもスイーツが主題だと、なおさら気になってしまう。 「ショコラティエ」というタイトルだけれど、ショコラだけじゃなく、洋菓子がたくさん登場。 母子家庭で育ってきた聖太郎と、大宮製菓の御曹司である光博。 二人が出会い、お菓子作りという共通の好きなことで親しくなり…。 それぞれの視点から物語が進んでいき、二人の全く違う悩みや葛藤に触れました。 才能に恵まれているからといって完璧ではないし、お金持ちだからといってそれだけで満足するかといえばそうではない。 誰だって悩みを抱えて、ないものねだりをしてしまう。 欲を言うのであれば、同じページ数なら物語の前半部より中盤から後半部を充実させてほしかった。その点は少し残念。

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2021/09/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

 長い時間をかけてようやく。回り道をしながらもチョコレートに惹かれた者同士の物語だったかなと。  個人的には「持っていないものを持っている」ことへの羨ましさが濃く出た作品でもあったかなと。自分にある持っているもので挑戦しようとする聖太郎。周りは「なんでも持っている」と思われているけれど、本当は何も持っていないんじゃないかと思う光博。そのことで2人はなんとなく居づらくなってしまうけれど、最終的に道が重なったのは良かったのかな。すごい回り道だったけれど。

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2021/09/16

一気に読めた!! 後味として、ワクワク感が残り、読んでよかったよー!! 柚木麻子さんの本屋さんのダイアナの 男の子バージョンって感じ。 母子家庭の聖太郎と、お菓子会社の息子の光博。 育った環境が違う二人だけど、お菓子作りという、 共通の遊びで仲良くなる。 二人で実験みたいなお菓...

一気に読めた!! 後味として、ワクワク感が残り、読んでよかったよー!! 柚木麻子さんの本屋さんのダイアナの 男の子バージョンって感じ。 母子家庭の聖太郎と、お菓子会社の息子の光博。 育った環境が違う二人だけど、お菓子作りという、 共通の遊びで仲良くなる。 二人で実験みたいなお菓子作りをして遊ぶ。 だけど、学校も変わるなかで、 二人の環境が異なることから、少しずつ離れていく。 離れていくのに、お互いの心にはこびりついてる。 聖太郎は、ショコラティエになり、 光博は、父の会社で働く。 だけど、最後の最後で光博は、聖太郎のショコラに 衝撃を受ける!! 今後の二人がどのような関係でいるのか、 その後の話も読んでみたくなったなぁー。 聖太郎くんの彼女の凜々花ちゃんが可愛いー。 ピアニストとして、頑張ってて、自由奔放で、 いい味を出してたなぁー。 本の中で、音楽もお菓子も出てきて、優雅な時間を 過ごせた感じー!! なんだか、満足です(*´艸`*)

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2021/06/14

家柄の格差や才能の有無。 強い友情で結ばれていても、やっぱり嫉妬やコンプレックスや葛藤など、いろんな気持ちが渦巻いていて。でもその負の感情は、決して家柄や才能のが「下」の人が「上」の人に対して持つものではなくて、「上」の人もいろんな感情と闘っている。 登場人物たちの、思春期から大...

家柄の格差や才能の有無。 強い友情で結ばれていても、やっぱり嫉妬やコンプレックスや葛藤など、いろんな気持ちが渦巻いていて。でもその負の感情は、決して家柄や才能のが「下」の人が「上」の人に対して持つものではなくて、「上」の人もいろんな感情と闘っている。 登場人物たちの、思春期から大人になる中でのそういった感情が、痛いほど共感できて、ストーリーに引き込まれました。

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2021/03/09
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

本の装丁が綺麗で、手に取った作品でしたが、面白かったです。 子供時代を丁寧に描いてあり、その人となりがわかりやすかった。 だからなのか敢えてなのか、疎遠になってからの方が物語が長いのに、ささっと流れていくような印象だった。 それぞれの葛藤など想いも、わかる部分もあればわからない部分もあり、そこの重なる部分が自分なんだな、と思わせてくれた。 タイトルがショコラティエなので、チョコについてやショコラティエになってからの物語も、もう少し読みたかったな。

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2021/02/21

この本の影響でボンボンショコラにはまる。 →「うっとり、ボンボンショコラ」 https://blog.goo.ne.jp/mkdiechi/e/55e4f0ffbf03b780721df7feefc04a03

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2020/09/09

他の方も書いていらっしゃいますが、続編を期待してしまう終わり方ですね。 もっと若い頃にこう言った小説があればよかったなと思うお話でした。

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2020/06/30

ーショコラひと粒に詰まった夢 大手の製菓会社の御曹司である光博と、母子家庭の聖太郎。小学生の頃に同じクラスで光博の誕生日パーティーに呼ばれたことをきっかけに2人は仲を深めていく。お菓子づくりを通して距離が近くなる2人だが、些細な出来事で少しずつ光博との格差を感じるようになる聖太...

ーショコラひと粒に詰まった夢 大手の製菓会社の御曹司である光博と、母子家庭の聖太郎。小学生の頃に同じクラスで光博の誕生日パーティーに呼ばれたことをきっかけに2人は仲を深めていく。お菓子づくりを通して距離が近くなる2人だが、些細な出来事で少しずつ光博との格差を感じるようになる聖太郎。そして2人は疎遠になってしまう。 菓子職人になるという夢を追いかける聖太郎、会社の跡継ぎとして期待をされる光博。大人になっていく2人の道は再び交わっていくのか……。 見事に装丁に一目惚れしてしまい、購入した1冊です。 軽い感じの物語と思っていましたが、戦後から平成にかけての描写等もあり、時代を追うごとに変わる嗜好品の存在を感じます。 タイトル通りショコラに関する場面が、魅力的です。口に入れた瞬間、チョコレートがほどけて広がっていくのを想像してしまいます。 チョコレートって幸せですよね、、お菓子やケーキに関する物語を読むといつも、嗜好品ほどわたしたちに夢を与えてくれるものはない、と思ってしまいます。夢が詰まってますよね、ひと口にこんなにも期待してしまうこともそうそうないというか。 いいところでお話が終わるので、その先をもっと読みたい〜と思いました。

Posted byブクログ

2020/06/13
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

昨冬チョコレートボンボン作りに凝った私なので、「ショコラティエ」というタイトルを見た瞬間手に取ってしまった。装丁もレトロな日記帳みたいで可愛い。 冒頭に主人公が生まれて初めてチョコレートファウンテンを見る描写があるが、想像をかきたてられるような文章で、そこからずっととろとろのチョコレートが食べたいなぁって気持ちのまま読み進めてしまった。作中に様々なお菓子の描写が出てくるが、どれも本当に美味しそうで、筆者のお菓子への愛を感じた。 この物語のテーマの1つとして、「才能」が挙げられるとおもう。わたしは、趣味でもなんでも、ひたむきに努力を重ねられる人を間近に見ると、それに比べて自分はなんて中途半端で、何も特別秀でたところのない人間なのだろうと思ってしまう。光博が聖太郎や凛々香を見て苦しくなる気持ちがよく分かった。ただ光博は無気力すぎて、彼に対しそこまで感情移入はできなかった。努力を続けられる才能と、その物事に対する本質的な才能の、両方が備わった人がその分野の第一線で活躍するのだろうな…とこの話を読んでしみじみ感じた。 最後の部分で怒涛の動きがあり、無理やりいい感じで終わらせたのでは?と疑いたくなる。幼少期は心理描写とかとても丁寧にやってたのに!たぶんお菓子の説明に尺を取りすぎたのだろう。

Posted byブクログ