1,800円以上の注文で送料無料

下町ロケット(2) の商品レビュー

4.4

94件のお客様レビュー

  1. 5つ

    44

  2. 4つ

    34

  3. 3つ

    11

  4. 2つ

    0

  5. 1つ

    0

レビューを投稿

2023/04/02

池井戸潤さんの20冊目。直木賞「下町ロケット」の続編でロケットから今回は医療。 大企業に振り回わされたり、知名度で舐められたりと中小零細企業の立場の弱さや、病院内の権力争いなど、立ちはだかる壁が描かれ、それに向かう佃製作所とその仲間達の奮闘は読んでいて気持ちよかった。仕事に情熱を...

池井戸潤さんの20冊目。直木賞「下町ロケット」の続編でロケットから今回は医療。 大企業に振り回わされたり、知名度で舐められたりと中小零細企業の立場の弱さや、病院内の権力争いなど、立ちはだかる壁が描かれ、それに向かう佃製作所とその仲間達の奮闘は読んでいて気持ちよかった。仕事に情熱を注げる環境は素敵ですね。胸を打たれる場面もあります。勧善懲悪で最後は悪い奴が全滅する気持ちの良さもあります。 苦手意識もあり、ずっと積読になっていました。「下町ロケット3ゴースト」も発売されて5年近く。早速、読み始めました。

Posted byブクログ

2023/03/24

後味のスッキリできる作品。 医療と技術を題材にされており、利権が絡むドロドロさ加減がとても面白かった。 単純に様々な技術が大きさや方法を変えるだけで役立つ用途の可能性が広がることにも感心させられた。

Posted byブクログ

2023/02/24

ロケットの部品メーカーが医療機器に挑戦。胸が熱くなる設定です。巨悪と対峙する佃航平率いる雑草軍団。池井戸作品は悪の面々の描き方が秀逸で、リアリティがありゾッとするものを感じます。腐れて辞めていく社員に佃は「苦しい時はある。拗ねるな、逃げるな、人のせいにするな。そして夢を持て」と言...

ロケットの部品メーカーが医療機器に挑戦。胸が熱くなる設定です。巨悪と対峙する佃航平率いる雑草軍団。池井戸作品は悪の面々の描き方が秀逸で、リアリティがありゾッとするものを感じます。腐れて辞めていく社員に佃は「苦しい時はある。拗ねるな、逃げるな、人のせいにするな。そして夢を持て」と言う。ガウディ計画の根幹を成し遂げる立花と加納の若い2人の情熱に感動しました。仕事に意味を見出すと言うことは何にも変えられないかけがえのないことだと思います。話の構成やスピーディーな展開、佃の信念とそれを愚直に信じる部下達。第1作に引き続き最高中の最高です。大好き度❤️❤️❤️❤️❤

Posted byブクログ

2023/02/06

下町ロケットの続編(2作目)。 これも以前、ハードカバーが出たときに、 すぐに読んだことがありましたが、再読。 以前、読んだことあるとはいえ、 完全にストーリーが頭から消失していたので、 ゼロから楽しむことができました。 ※下町ロケット https://booklog.jp/u...

下町ロケットの続編(2作目)。 これも以前、ハードカバーが出たときに、 すぐに読んだことがありましたが、再読。 以前、読んだことあるとはいえ、 完全にストーリーが頭から消失していたので、 ゼロから楽しむことができました。 ※下町ロケット https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4094088962#comment 今回はロケットではなく、医療機器がテーマ。 人の命を扱うテーマなだけに、 重みのあるストーリー展開になっていて、 何となくストーリー展開が見えるにも関わらず、 感動的な場面がチラホラあります。 分かりやすい正義vs悪の構造や 最後にはやっぱり正義が勝つ!という鉄板も変わらずで、 読んでいて安心感のあるストーリーです。 (自分はこういう分かりやすい話が好きだったりする。) 巻末にはないですが、間違いなく著者の池井戸さんは、 医療関係や病院の構造についてリサーチしているし、 そういう見えない土台がしっかりしているからこその エンターテインメントがハマる理由なような気がします。 ちょっと元気がないときにも 元気のもらえるサプリのような小説。 3作目以降は、完全に味読なので、 読むのが楽しみで仕方ありません。 ※下町ロケット ゴースト https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/409407063X#comment ※下町ロケット ヤタガラス https://booklog.jp/users/noguri/archives/1/4094070648#comment

Posted byブクログ

2022/09/04
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

物語中盤まで佃製作所がピンチでモヤモヤするけどそれを後半で一気にスカッとさせてくれるのがたまらん! 内容は知っててもドラマで阿部さんが演じしとるバージョンも見てみたいな〜

Posted byブクログ

2022/08/22
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

今作も池井戸潤らしいハラハラドキドキの作品であった。佃製作所が金や権力に執着した者に翻弄され、ねじ伏せられたかと思いきや、正義は我にありという言葉通りの結果になった。夢を大きく持つ佃製作所の社員が輝いてみえ、つまらぬ権力者に情熱や誠意で立ち向かっていく佃達を応援せずにはいられなかった。

Posted byブクログ

2022/07/06

今回も面白かった、、、!! 読み終わってから、映像版のキャストを見て納得する、というようなことをしました。笑 ドラマも見てみたいなー。 今作は人工弁技術に挑む佃製作所。 あまりにきもちのいい勧善懲悪で、逆転するって信じて読み続けていくけど、本当に最初の方は読んでいてハラハラする...

今回も面白かった、、、!! 読み終わってから、映像版のキャストを見て納得する、というようなことをしました。笑 ドラマも見てみたいなー。 今作は人工弁技術に挑む佃製作所。 あまりにきもちのいい勧善懲悪で、逆転するって信じて読み続けていくけど、本当に最初の方は読んでいてハラハラする。笑 佃さんと社員たちが、やるべきことを粛々と行って、汚い手口には手を出さないところが、芯が通ってきて気持ち良い。そしてそれが大逆転に繋がるという。こういうふうに仕事がしたい。

Posted byブクログ

2022/06/18
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

続編があるのを知らず、図書館で見かけたので借りてみました。 フィクションとはいえ医療においてデータ改竄や出世のために新しい技術を妨害したり、読んでてモヤモヤしたけど最後の勧善懲悪っぷりがやっぱり楽しいてすね。 佃社長は復讐するでも攻撃するでもなく、ただ自分に出来ること、周りの人を信じて努力してるだけなので感動しました。

Posted byブクログ

2022/03/01
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

実は前作は読まずに、本作を読んだ。 池井戸潤のことはもちろん知っていたし、他の作品は読んでいた。 なので、おおよそのストーリー展開は想像できたし、オチもある程度予想できた中で読み進めた。 それなのに、結果が気になって気になって、一気読んでしまった。 どうやって逆転していくんだろうか、これでいけるかと思っても、まだどんでん返しがあるのではない、そんなドキドキを募らせながら読んだ。 とても面白かった。 なにより佃社長や、佃製作所の社員、開発パートナーのみなさんの人間性が好きになった。 誠実さと熱意、信頼関係、そういったものがビジネスを成功させると私も心から思う。 読んでいるほうもとても熱い気持ちになった。 池井戸潤の作品を全て読みたい、と思った。

Posted byブクログ

2022/02/19
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

貴船の妨害によってガウディ計画が実現不可能になりそうなときでも、病気の子供たちを思いながら試作品の設計を進めていった立花と加納。 人工心臓の部品を製造していたサヤマ製作所が問題を起こしたことで地位を失い地方病院に飛ばされた貴船は医師としての初心を思い出すことで逆に清々しい気持ちになっていた。 長いこと同じ仕事に携わっていると仕事の本来の目的を忘れてしまい、地位や名誉などに囚われてしまうが、初心を忘れないことの大切さを教えてくれる物語だった。 佃社長も前作での怒りっぽさはなくなり、取引先との駆け引きや営業が上手くなっていて、会社としてしっかりしてきた印象。 次の3巻目も期待!

Posted byブクログ