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宝島 の商品レビュー

4.2

357件のお客様レビュー

  1. 5つ

    148

  2. 4つ

    114

  3. 3つ

    58

  4. 2つ

    12

  5. 1つ

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話が難解だった

直木賞受賞作品ということで読もうと思った。最初は、グイグイ読み進めていたが、途中から場面が色々と変わってなぜそうなったのか、どこにいるのかわかりにくかった。 方言もあり最後まで自分が本の中に入り込めなかった。 沖縄の歴史がわかったのは収穫だった。 歴史を知った上で沖縄を見る...

直木賞受賞作品ということで読もうと思った。最初は、グイグイ読み進めていたが、途中から場面が色々と変わってなぜそうなったのか、どこにいるのかわかりにくかった。 方言もあり最後まで自分が本の中に入り込めなかった。 沖縄の歴史がわかったのは収穫だった。 歴史を知った上で沖縄を見ると、違った視点で今を見れると思う。 歴史を踏まえたうえでストーリーも硬派なので文学としては名作だと思う。

ゆう

2025/12/22

映画になることを知って、軽い気持ちで読んだが、自分たち本土の人間が思いもしなかった沖縄の苦難の歴史を知る契機となった。

Posted byブクログ

2025/12/21

戦後混乱期の沖縄の空気を知ることができた。とはいえこの感想も本土の人間ならではの目線でしかない。知ったことに後悔はないが。

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2025/12/17

戦後の沖縄本島でのアメリカに支配される沖縄人の苦悩と戦いを描いている。 一方でアメリカ人をバカにするように盗みなどを繰り返し、沖縄人にものを配る英雄もいて、その人物を中心にその後の沖縄の様子がわかる。 オンちゃん、ヤマコ、レイ、グスクなどの幼なじみと兄弟の人間関係が、沖縄の事...

戦後の沖縄本島でのアメリカに支配される沖縄人の苦悩と戦いを描いている。 一方でアメリカ人をバカにするように盗みなどを繰り返し、沖縄人にものを配る英雄もいて、その人物を中心にその後の沖縄の様子がわかる。 オンちゃん、ヤマコ、レイ、グスクなどの幼なじみと兄弟の人間関係が、沖縄の事情の移り変わりと共に色々と変化しながら生きている様子が描かれている。 戦争での沖縄での被害やその後の占領下での被害など、広島・長崎の原爆被害とともに、なぜもっと早く日本は降伏しなかったのかと嫌な思いばかり浮かんでくる。 この本の描写は真実に近い話だと思うのだが、同じ日本人として知らなかったことが多すぎる。 戦時中のみならず、戦後も沖縄では悲劇が何度も起こっており、基地が残る今でも続いていると思うといたたまれない。 読後感に爽快さはないが過去を振り返ることはできたと思う。

Posted byブクログ

2025/12/19

これまであまり沖縄に関する話を読んできませんでしたが、「フェンス」と言うドラマを見て沖縄のことに興味を持ち、この本も映画化されたので、こちらの原作を先に読みました。 沖縄の本土復帰前後の話で、かなり厚みのある本ですが、語り口が明るくてとても読みやすく、読み出すと止まらないです。「...

これまであまり沖縄に関する話を読んできませんでしたが、「フェンス」と言うドラマを見て沖縄のことに興味を持ち、この本も映画化されたので、こちらの原作を先に読みました。 沖縄の本土復帰前後の話で、かなり厚みのある本ですが、語り口が明るくてとても読みやすく、読み出すと止まらないです。「フェンス」で語られたように、「基地問題は沖縄の問題ではなく、日本の問題」と改めて感じました。沖縄がこれまでたどってきた苦難の歴史をこのように素晴らしい小説にしてくださった作者さんに感謝です。 「沖縄アンダーグラウンド 売春街を生きた者たち 」を次は読んでみたい。

Posted byブクログ

2025/12/19

第一部を読み始めると、いきなり渦中に放り込まれたような感覚になりました。飛び交う沖縄の言葉。緊迫した場面······。アメリカ統治下の沖縄のある日の夜、戦果アギヤー(戦果をあげる者という意味)達が嘉手納基地に侵入し、倉庫から様々な者を奪おうとしたところを見つかってしまい、必死で逃...

第一部を読み始めると、いきなり渦中に放り込まれたような感覚になりました。飛び交う沖縄の言葉。緊迫した場面······。アメリカ統治下の沖縄のある日の夜、戦果アギヤー(戦果をあげる者という意味)達が嘉手納基地に侵入し、倉庫から様々な者を奪おうとしたところを見つかってしまい、必死で逃げます。先頭を走り続けたオンチャン、そしてグスク、レイ達。そして基地の外で待つヤマコ。彼らは、この日を境に状況が変わってしまいます。 その後、理不尽な日々が続きます。綺麗事ではすまないことのあまりの多さ。アメリカ兵の犯罪が犯罪として認められず、日本の警察は手出しができない現実、野蛮な心理による行動、あまりにも悲惨な出来事と犠牲の多さに驚きました。 その後、グスク、レイ、ヤマコが歩んだ道も決して平坦ではありませんでした。戦争が終わってもまだ続いている感じがぬぐえませんでした。戦後の沖縄の現実を少しは知ることができたように思いました。 あまりにも凄まじい出来事が次々と起こり、それにも屈せずに立ち向かう人たちのことが書かれていた小説でした。命どう宝(命こそ宝)という沖縄の言葉が、改めて重くのしかかってきた小説でもありました。沖縄戦で生き残った人たちの思いを簡単に理解できるといってはいけないと感じました。 そして沖縄の人々が「なんくるないさ」という言葉でやり過ごしてきたことの多さを知り、単におおらかさを表すだけの言葉じゃないと気づかされました。 そして、オンチャンが手にした“予定にない戦果„には、人が大切にするべきものを教わったように思いました。 〈目次〉 第一部 リュウキュウの青 1952―1954 第二部 悪霊の踊る島 1958―1963 第三部 センカアギヤーの帰還 1965―1972

Posted byブクログ

2025/12/04

最近はAudible、Kindle、紙の本を並行して読んでいるので読書が捗っている。Audibleでは『黄色い家』に続いてのタイトルとなる。 映画『宝島』はどちらかといえば重苦しい雰囲気の映画だった。序盤オンちゃん(永山瑛太)の英雄譚が語られる場面ははっちゃけ感じがあるが、後...

最近はAudible、Kindle、紙の本を並行して読んでいるので読書が捗っている。Audibleでは『黄色い家』に続いてのタイトルとなる。 映画『宝島』はどちらかといえば重苦しい雰囲気の映画だった。序盤オンちゃん(永山瑛太)の英雄譚が語られる場面ははっちゃけ感じがあるが、後半は常に重苦しい雰囲気が表現される。小説版では語り手のカチャーシーの掛け声のような合いの手が頻繁に挟み込まれていて、沖縄の空気感というのが表現されていて、Audibleで聴くとその合いの手がより一層際立って聞こえる。最初はちょっと邪魔くさい感じもしていたのだけど、後半物語が重くなってくるにつれて、少しまぜっ返すような感じが少し救いのように感じて、それこそが沖縄の人たちの明るさの背景にあるように感じる。 物語としては多少の脚色はあるが、大きな筋は変わらないし、コザ暴動や宮守小学校への飛行機墜落の描写など映像化されていることで伝わる場面も多かったように思う。それだけに、やはり映画版を見た時に感じた「沖縄にゆかりある役者」で映画を楽しみたかったという思いはより強くなった。この小説には戦後の沖縄を生きた人の思いとか生活が立体的に浮かび上がるような魅了があると思う。それをやまとんちゅの役者が演じてしまうということにどうしても失望を感じ得なかった。 また『沖縄現代史』も併読したのだけど、こちらは教科書的な内容で勉強にはなったが、政治の話が中心の内容だったのでもっと生活史のようなものを読んでみたいと思っている。何かおすすめの本があれば教えていただきたいのでコメントなどいただけると嬉しいです。 『沖縄現代史』の中で「摩文仁」でも語られていた「平和の礎」について下記のような記述もあり少しずつ多面的な理解をしていければと思っている。

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2025/12/03

アメリカ統治下の、また返還前後の沖縄の人々のおかれた不条理で残酷な歴史はまさに教科書には書かれていない心を抉られる内容でした。 そこにオンちゃんの行方、ウタの出自、「もうひとつの戦果」に関するミステリーでもあり、グスク、レイ、ヤマコのヒューマンドラマでもありました。 あまりにも辛...

アメリカ統治下の、また返還前後の沖縄の人々のおかれた不条理で残酷な歴史はまさに教科書には書かれていない心を抉られる内容でした。 そこにオンちゃんの行方、ウタの出自、「もうひとつの戦果」に関するミステリーでもあり、グスク、レイ、ヤマコのヒューマンドラマでもありました。 あまりにも辛い内容でしたが、語り部の軽快で、スピード感のある語り口でずっしりと重い本でしたが夢中になって読み終えました。 映画で分かりにくかったところの補填として読んでみましたが、映画では語られていない部分や登場していない人物などもあり、これは読んで本当に良かった。

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2025/12/02

アメリカ統治下の沖縄。基地から盗んだものを人々に配り英雄と呼ばれたオンちゃんが行方不明になった。恋人、弟、親友がオンちゃんの消息を追いかけながら、それぞれの道を進んでいく。当時の沖縄の苦しさ、理不尽さがベースとなっています。 ユンタ―(語り部)目線で描かれていて、重い内容にもかか...

アメリカ統治下の沖縄。基地から盗んだものを人々に配り英雄と呼ばれたオンちゃんが行方不明になった。恋人、弟、親友がオンちゃんの消息を追いかけながら、それぞれの道を進んでいく。当時の沖縄の苦しさ、理不尽さがベースとなっています。 ユンタ―(語り部)目線で描かれていて、重い内容にもかかわらず、ユンタ―の口調に乗っかりながら次々読み進めることができました。 ヤマコのオンちゃんを想う気持ちには、何度も泣きそうになりました。 映画を先に観ました。映画で入りきらない内容が原作にはあります。オンちゃんをの行方を捜すことについてはミステリ感があり、結末を知らずに読みたかった感はあるものの、映画を観ていたおかげで基地や町の雰囲気がわかりやすかったのかな、とも思います。 映画も原作も素晴らしいです。

Posted byブクログ

2025/11/29

中々の長編だったけど、頁を捲る手が止まらなかった。 沖縄返還、一言では言い表されない心を打たれるものがありました。 ずっと苦しんでいる沖縄の人達の想いに触れる大事な一冊になるのではないかと思います。 親友、実弟、恋人の行く末から目が離せませんでした。どのようにして消えたオンちゃ...

中々の長編だったけど、頁を捲る手が止まらなかった。 沖縄返還、一言では言い表されない心を打たれるものがありました。 ずっと苦しんでいる沖縄の人達の想いに触れる大事な一冊になるのではないかと思います。 親友、実弟、恋人の行く末から目が離せませんでした。どのようにして消えたオンちゃんと再会するのか。ラストに来てやっと解き明かされていくオンちゃんの足跡に熱いものが込み上げてきます。 映画も是非見てみたいと思いました。

Posted byブクログ