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ハーバードの人生が変わる東洋哲学 の商品レビュー

3.9

36件のお客様レビュー

  1. 5つ

    8

  2. 4つ

    17

  3. 3つ

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2018/12/13

★は、3.5 東大、京大ときて、最後にハーバード。ハーバードと言えば、マイケル・サンデル教授の白熱教室が有名ですが、こちらは、もう一人のマイケルのマイケル・ピュエット教授の授業のお話です。こちらのピュエット教授の授業もサンデル教授の授業に負けず劣らず人気なのだそうです。 孔子...

★は、3.5 東大、京大ときて、最後にハーバード。ハーバードと言えば、マイケル・サンデル教授の白熱教室が有名ですが、こちらは、もう一人のマイケルのマイケル・ピュエット教授の授業のお話です。こちらのピュエット教授の授業もサンデル教授の授業に負けず劣らず人気なのだそうです。 孔子、墨子、孟子、荀子・・・中国の思想家の話なのですが、こういう形で話を聞く(読む)と、改めて、それぞれの思想の語っているところの理解が深まります。ただ、東大、京大の話に比して、ちょっと難しかったので、★は3.5です。

Posted byブクログ

2018/12/05

ハードカバーで発売されていたころから興味を持っていた本が文庫本になっていたために購入しました。 孔子、老子、孟子、荀子、荘子といった東洋哲学(中国のみしか出てこない)の考えを西洋人が解釈しているのでまずそこに面白さがあると感じました。 文章としては回りくどく書かれている場所も...

ハードカバーで発売されていたころから興味を持っていた本が文庫本になっていたために購入しました。 孔子、老子、孟子、荀子、荘子といった東洋哲学(中国のみしか出てこない)の考えを西洋人が解釈しているのでまずそこに面白さがあると感じました。 文章としては回りくどく書かれている場所も多く、自分なりにここはどういう意図なのかと考えながら読むのが重要なのではないかと思います。 特徴的な文章 ・私たちの考える「自発的」は、荘子の考える「おのずから」とほとんど正反対だ。荘子の「自発性」は、みずから進んで自分の好きなことを好きな時にすることではない。【中略】真の「自発(=おのずから発する)」のためには、世界での考え方とふるまい方を改め、終わりのない流転と変化に絶えず身をさらさなければならない。

Posted byブクログ

2018/09/30

「?」と感じた箇所がちょっと多すぎた一冊。 まず、本書の帰結である現代中国と南北朝鮮の社会状況と完全に切り離して論じている点。そのため描かれている儒教や論語があまりに美化されすぎている。 これでは「さすがに中国政府から3億6000万ドルの寄付を受け取った学校で行われた中国関係...

「?」と感じた箇所がちょっと多すぎた一冊。 まず、本書の帰結である現代中国と南北朝鮮の社会状況と完全に切り離して論じている点。そのため描かれている儒教や論語があまりに美化されすぎている。 これでは「さすがに中国政府から3億6000万ドルの寄付を受け取った学校で行われた中国関係の講義をまとめただけはある」と指摘されても仕方あるまい。 つまりは「礼」は過去においては書かれている通り「安全」なのだが、現実には現代の中国・韓国(朝鮮)の国家体制や状況を見てわかるとおり「服従」に近いものに変化してしまっている点など、現代の社会での問題点を挙げずに単に「礼は素晴らしいでしょう?」という物言いをしまうところに拒絶反応を起こした。 なんだかプラグマティズムの国でもっともプラグマティックな大学での講義とは思えなく残念。とはいえ、もともと東洋哲学に対して浅く感じる自分だけの感想なので、「有用」だったという人も多いようだし、読んだ人がそれぞれ自分で判断すれば良いかと。 有用という点でいうと、普段から西洋哲学しか読んでいない自分のような人にとっては、西洋哲学との比較においては参考にはなることは間違いない。しかしながら本書の中で行われている比較と批判は、かなり荒い内容で「哲学的な」深さはない点は残念。 本書においてはロナルド・レーガンは「聖人」と書かれている。確かにレーガンは有能な大統領だったかもしれないが、「聖人」まで持ち上げるような人物だっただろうか?という疑問は該当する箇所を何度読もうと拭いきれない。そのほかにも、マインドフルネスや禅は否定するが、スティーブ・ジョブスは孔子の教えの体現者として持ち上げる(ジョブスは禅の実践者だったと思うが)。 あと「ディランを全曲聴いてみる」とか軽く書いてあるけど、ディランて(うちのiPodに入っているだけでも)500曲以上あるんだけど。。 ハヤカワノンフィクションは編集者が自分で訳したいものを訳して出版すれば良いのであれこれいうのも何だけど、「レーベル買いしている」こっちとしてはためにハズレも引くんだな、と、ちょっと期待が大きかったか。残念。 https://twitter.com/prigt23/status/1046352353476014082

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2018/09/19

孔子をはじめ、様々な中国古典が分かりやすく紹介されていた。古典というと、分かりにくく読んでもピンとこないという印象だったが、この本では実際の生活でどういうことを大切にすればいいかが書かれていたのがいいと感じた。

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2018/09/04

面白かった。 とくに、論語というか、孔子の思想の解釈が参考になった。今の自分は、過去におけるパターンの積み重ね。パターンとは、ある出来事に対する反応の仕方。 パターンをかえるには、そうであるかのように振る舞う、儀式として振る舞うことが大事とする。これを、礼としている。礼を行うこと...

面白かった。 とくに、論語というか、孔子の思想の解釈が参考になった。今の自分は、過去におけるパターンの積み重ね。パターンとは、ある出来事に対する反応の仕方。 パターンをかえるには、そうであるかのように振る舞う、儀式として振る舞うことが大事とする。これを、礼としている。礼を行うことで、他人を思いやる仁となる。

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2018/08/28

自分にとって初めて東洋哲学に触れた本になった。もちろん孔子や孟子など、また礼や仁などについても聞いたことくらいはあったけど具体的に言及されている著作を読んでみて非常に新鮮な驚きと興味を覚えた。分かりにくい事をとても身近な話に置き換えてくれるから少し分かりかける。それが楽しい。でも...

自分にとって初めて東洋哲学に触れた本になった。もちろん孔子や孟子など、また礼や仁などについても聞いたことくらいはあったけど具体的に言及されている著作を読んでみて非常に新鮮な驚きと興味を覚えた。分かりにくい事をとても身近な話に置き換えてくれるから少し分かりかける。それが楽しい。でもそれとともに当然深遠で広大な東洋哲学の世界が広がっているのだろうという気配も感じれた。今回はその周りをただウロウロさせてもらっただけ。まだ中に入ってもいない。映画館でいうところの予告編。著者の最後の言葉「世界を新たに構築するチャンスはいくらでもある。はじめは日々の生活のほんのささいなことから。そこからあらゆることを変えていく。そうすれば、あとはすべてわたしたちしだいだ。」こういう本を読むことも自己成長を果たしていく一つの方法ではある。またいつか読みたい。

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