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ハーバードの人生が変わる東洋哲学 の商品レビュー

3.9

36件のお客様レビュー

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2019/09/07

「わたしはなんだろうとなりたいものになれると考えるのではなく、自分がなにになれるかは、まだ自分でもわからないという気持ちでいろいろ試してみる。」本文 p109参照  著者は自分を農夫だと考えてみる。そして様々な趣味や興味を有機的に育てることを勧めている。  つまりはじめから自分自...

「わたしはなんだろうとなりたいものになれると考えるのではなく、自分がなにになれるかは、まだ自分でもわからないという気持ちでいろいろ試してみる。」本文 p109参照  著者は自分を農夫だと考えてみる。そして様々な趣味や興味を有機的に育てることを勧めている。  つまりはじめから自分自身を箱に押し込めるのではない。私達は常に変化するものと思えというのである。  私達はとかく自分はこういう人間だからこうしなくてはいけないと思ってします。  こんなことを学んだからこうなる。とか、自分は外交的だから営業だとか。  でもそうではないのである。自らを変化し、成長させていくことが必要である。  それを古典から紐解いているところに説得力がある。    また、中国の古典にたいして興味をもてるそんな一冊である。 「孟子にとっての命は、人生の偶然性を意味することであった。」(本文110P) 「なすべきことに力を尽くしてから死んでこそ、天命をまっとうしたことになる。(孟子)  生きていると色々なことに遭遇する。予期しないことが多い。それでもそれに対して対処できる人になること。

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2019/07/22
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内容としては、絶えず変化する世界に対して、常に「礼」「徳」「仁」を意識した振る舞いを重ね、「道(タオ)」に従って今を生きる事が大切である、ということを貫いている。 孔子、孟子、荘子について、もう少し整理した項目が置かれているとよりわかりやすかったと思われる。 特に新しい着眼点や考察があるわけではなく、良くも悪くも整理されているため、書物として読むよりも、講義として聴くべき内容なのだろうと感じた。

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2019/05/25

いかに日本が西洋•欧米的な価値観を猿真似しているかがわかった。 今日本で課題だと叫ばれていることは実は、 国民性に合致しないシステムからもともとの自然な姿への回帰を行う自然なサイクルのように思えてきた

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2019/05/25

中国の思想に触れたことのない欧米人向けなのかな。マインドフルネスなど流行している思想が、知らないうちに自己を制限し得ることなどの気づきにはなる。 しかし、哲学書としては内容が浅く、自己啓発書としてはすぐに活かせると感じる人は少ないのでは? 「かのように」の理論以外は、「バランスよ...

中国の思想に触れたことのない欧米人向けなのかな。マインドフルネスなど流行している思想が、知らないうちに自己を制限し得ることなどの気づきにはなる。 しかし、哲学書としては内容が浅く、自己啓発書としてはすぐに活かせると感じる人は少ないのでは? 「かのように」の理論以外は、「バランスよく生きよう」と言っているだけで、読む労力の割に深みに欠けた。

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2019/03/19

この本で人生が変わるのは間違いないと思う。 世界で良いとされている考えに対して抱えていた感情が、この本を読んですっきりした。 特にポジティブシンキングに対しては疑問に思っていたし、就活中に何回も行った自己分析に対する疑問も、この本を読んで解消された気がする。 自分を制限しな...

この本で人生が変わるのは間違いないと思う。 世界で良いとされている考えに対して抱えていた感情が、この本を読んですっきりした。 特にポジティブシンキングに対しては疑問に思っていたし、就活中に何回も行った自己分析に対する疑問も、この本を読んで解消された気がする。 自分を制限しないこと、変化を受け入れること、物事をつながりのあるものとして捉えること。 この3つが印象的だった。 今からでも世界を構築しよう。

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2019/01/19

 老荘思想含め、中国発の各種思想をもとにした、考え方に関する本。禅問答のようなところもあるが、熟読をくりかえし、徐々に理解を深めたい。

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2019/01/10

東洋の哲学者たちが説いた教えを基にした人生を変えるエッセンス書。 登場するのは、孔子、孟子、などの有名な偉人。 孔子は、仁で他者の心を理解し、礼で相互理解のための儀礼(儀式、習慣)を設けることで、互いの関係を改善する。 孟子は、世界は理りと法則で成り立つ不変の世界であることを否定...

東洋の哲学者たちが説いた教えを基にした人生を変えるエッセンス書。 登場するのは、孔子、孟子、などの有名な偉人。 孔子は、仁で他者の心を理解し、礼で相互理解のための儀礼(儀式、習慣)を設けることで、互いの関係を改善する。 孟子は、世界は理りと法則で成り立つ不変の世界であることを否定し、決断や思いこみで自分を限定せず、どんな状況で臨機応変に対応する能動的な生き方を推奨する。 哲学者もまた僕らと同じ人間であり、地名度は高くとも、生き方は僕らと全然同じだった。 宇宙や神を信じてる訳でも、天才的な能力の持ち主でもない。 人生とは何か、自分とは誰か、理想の生き方は何か、それを追求しただけに過ぎない。 例えば、孟子の教えは現代にも多いに通ずる。 宗教や固定観念を信じれば、絶対的な法則に従えばいいだけなので精神的に安定する。 しかし、それは自分を限定しているに過ぎず、そもそも今信じている固定観念が真に正しいという保証などない。 なぜなら、1人の人間が作り上げた法則に過ぎないのだから。 だが、孟子の教え通り、世界は常に変化しており、その変化する時代を生き抜くには、生き抜くだけの感情と理を修練する必要がある。 就職すれば安泰、日本は先進国、勉強すれば報われる、果たして今でも同じことが言えるだろうか? 1つの法則に従った生き方は自分を限定するだけでなく、感情と理性を殺すことでもあり、望まぬ結果を生むことになる。 だからこそ、日々の行動や選択で生じる感情に着目し、その経験を積み重ねることで、どんな状況でも自分が望む行動ができる。 天職という絶対的な職業を求めるのではなく、今の自分が望む職業とは何かを求めればいい。 つまり、主体的な行き方こそが理想の行き方なのだ。

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2019/01/05
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

京大で一番読まれた本、という触れ込みだったので読んでみた。西洋哲学をこれまでとは違った観点から捉えるハーバードの人気講義をまとめたもので、非常に興味深い内容だった。 中でも、孔子の教えにある「かのように」と礼を元にしたより良い人生を切り開く方法については、多くの人に一読の価値があるものだと思う。冠婚葬祭のような決まった行事や子供との茶番、日常の挨拶など、一見形式だけの行いも、私たち人間同士の関係に大きな影響を及ぼしている。そのことを自覚し、相手の心情を慮った行動をすることで、自分と自分を取り巻く環境を変革していくことができるのだ。 まだまだ自分にとっては難解な部分も多かったが、これからの人生で行き詰まった時、またこの本を読み直すことがあるだろう。持っておいて損はない一冊である。

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2018/12/31

かつてハードカバーでも読んだことあったが、文庫で出たもので再読。ハードカバー時代から内容の追加は無いように思う。 東洋哲学と言いつつ実質中国の話ではあるが、内容に引き込まれるのは確か。特に仁という考えは、個人的に共感している。

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2018/12/26

京大生に最も読まれた本に惹かれて購入。 変わっているを褒め言葉に生きる彼らが1番読んだ本ってなんなんだ?と思い手をつけ始めた。 これは、本当に人生が変わる。 「かのように」振る舞うことが大事であり、それにより世界が一体となるという。 本当の自分なるものはなく、自己修養により自己...

京大生に最も読まれた本に惹かれて購入。 変わっているを褒め言葉に生きる彼らが1番読んだ本ってなんなんだ?と思い手をつけ始めた。 これは、本当に人生が変わる。 「かのように」振る舞うことが大事であり、それにより世界が一体となるという。 本当の自分なるものはなく、自己修養により自己を形成していく。 確かに人間性の部分には先天的なものもあるだろうけど、後天的な部分も大きい。 そして、後天的なものは日常で形作られていく。

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