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金魚姫 の商品レビュー

3.8

68件のお客様レビュー

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2018/08/16

ブラック企業に勤めている。 人生に希望はない。毎日苦しくて。 しかしお祭りですくった金魚によって 救われる。 最後は切ないような、苦しいような ちょっとほっこりするような。。。 こういう物語、好き。

Posted byブクログ

2018/08/15
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ブラック企業、仏壇会社営業の江沢。失恋もしてうつ状態。コンビニより近いということで空腹を満たすためにお祭りへ行く。そこで金魚の光に惹かれて、金魚すくいをして琉金をとった。その夜、謎の美女(リュウ)が現れるが、実はその琉金の化身であった。それよりこの世に残る霊が見えるようになり、会社の成績も上がってゆく。実はリュウははるか昔、中国で人間だった時の恨みが心の底にあり、その記憶をなくしているが生き延びていた。全てが偶然のつながり。リュウの記憶は戻るのか、そして江沢とリュウの未来は…。ファンタジーものですが、ラノベっぽくならず、堅苦しく重くならず、残虐なものなく、軽やかに描いているのは荻原さんの力ではないかと思います。リュウと江沢のやり取りも可笑しいのですが、何と言ってもリュウの可愛さがよく出ていました。その他、鬱の状態やら、様々な悲しさ、よく表現されていて、いたるところに作者のメッセージがありました。リュウの最後は悲しいね。少々詰め込みすぎなのが玉に瑕かなあ。

Posted byブクログ

2018/08/23
  • ネタバレ

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リュウがとても可愛いのです。 コマーシャルのマネをして「新麦、冷えてるよぉ」とポーズをとっている姿を想像するだけで、キュン♥としちゃうくらい可愛いのです。 あまりにカワイイ2人だから「王子様とお姫様は幸せに暮らしました」という結末で、おとぎ話を終わりにして欲しかったな~と思ってしまいました。 とっても素敵な、そして、とっても切ない、ひと夏の恋の物語

Posted byブクログ

2018/07/31

社会から落ちこぼれそうな潤。夏祭りで金魚すくいに出会う。すくえたのは一匹の紅い金魚、リュウと名付ける。その夜現われたのは赤い衣の変な美女。とんちんかんな同居生活が始まる。潤に少しずつ少しずつ生気が戻ってくる。 この現代でのひと時リュウは幸せだったかな

Posted byブクログ

2018/07/25
  • ネタバレ

※このレビューにはネタバレを含みます

ラストもグッとくるが、自殺した亜結が部屋に現れる場面はコメディな展開を予想してたので、ふいをつかれて泣きそうになった。

Posted byブクログ

2018/07/20

ラスト切ない。 けど、金魚の本と、リュウの過去の場面が読みづらかった。 暑さで集中力なかったから、涼しくなったら再読しよう。 潤の転職先はなるほど。

Posted byブクログ

2018/07/19

ブラック企業に勤める潤と、金魚の化身のリュウのお話。テレビのない時代からきたリュウが、一日中テレビを見てCMを真似したりするのがかわいかった。 潤のだめだめぶりや、仕事にやる気を見いだせない毎日の描写がリアルで面白かった。

Posted byブクログ

2018/06/21

アラサーの主人公相手に適した表現だとは言い難いが「押入れのちよ」と同系統のひと夏のボーイ・ミーツ・ガールなファンタジー小説。ハートフルな現代パートとミステリアスな過去パートを時空を超えて行き来しながら進むものの、過去と現在が交わるべき終着地点が見えないまま、終盤はかなり駆け足で終...

アラサーの主人公相手に適した表現だとは言い難いが「押入れのちよ」と同系統のひと夏のボーイ・ミーツ・ガールなファンタジー小説。ハートフルな現代パートとミステリアスな過去パートを時空を超えて行き来しながら進むものの、過去と現在が交わるべき終着地点が見えないまま、終盤はかなり駆け足で終幕。序盤から随所に散りばめられた思わせぶりで不穏な過去パートの描写が実はストーリーの核心に全く影響しないことが判明した際の衝撃は大きかった。要素を絞り、もう少しコンパクトに纏めた方がラストシーンの余韻も味わい深かったのではないか。

Posted byブクログ