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猫を拾いに の商品レビュー

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29件のお客様レビュー

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2023/06/08

川上さんの作品は、いつもハッとさせられる。これまで気が付けなかった視点や、言語化できなかった気持ちに出会える。

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2023/04/25

よかった。 21篇。とくに“はにわ”が好きだった。 壇蜜の解説も面白くて、この人の文章も読んでみたくなった。 ・地球上の生活には金がかかるかもしれないけど、太陽のまわりを年に一周する旅が無料でついてくる

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2023/04/18

さくさく読めた 全体的にこれと言った盛り上がりもオチもない 当たり前に不思議なことが存在する日常を覗き見ている感じで良かった まあ人生って続くからなって思った。 しょっちゅう会って、打ち明け話とかもして、メールもいつも交わす友だちと、全然会わないのに、何かにつけて思いだす友だ...

さくさく読めた 全体的にこれと言った盛り上がりもオチもない 当たり前に不思議なことが存在する日常を覗き見ている感じで良かった まあ人生って続くからなって思った。 しょっちゅう会って、打ち明け話とかもして、メールもいつも交わす友だちと、全然会わないのに、何かにつけて思いだす友だちの違い わかる

Posted byブクログ

2023/03/30

詩のようなちょっと余白のある川上弘美さんの文章が相当好きです。 しかも不思議なお話が多いところも個人的にとても好みです。 何度読んでもまた新たな感想が生まれそう。

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2023/05/12

掴めそうで掴めない、ほんわか優しい短編集。 小人だったり、お盆からずれて帰ってくる霊だったり、人の色が見えたり、カチカチ感情の数を数えたり。不思議なはずなのに、さも「日常のストーリですけど?」という感じで普通に書かれているストーリーだらけで、現実世界でも、私の知らないところでこん...

掴めそうで掴めない、ほんわか優しい短編集。 小人だったり、お盆からずれて帰ってくる霊だったり、人の色が見えたり、カチカチ感情の数を数えたり。不思議なはずなのに、さも「日常のストーリですけど?」という感じで普通に書かれているストーリーだらけで、現実世界でも、私の知らないところでこんな世界が実は繰り広げられているのではないか、と思えてしまう。 お気に入りは「ぞうげ色で、つめたくて」「クリスマス・コンサート」「9月の精霊」。

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2022/11/28

自分の中の星新一はこういうお話を書きそうだなあと勝手に思ってしまうような、ひとつひとつの話が不思議でふわふわしていた。 詩集みたいな、突拍子もないけどそういう世界なんだなと納得してしまう馴染み深い味わいがあった。

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2022/04/06

面白い話もあったけれど、めちゃくちゃつまんない話もあった。 読んだのが少し前になるので記憶が曖昧なんですが、 ハイム鯖 誕生日の夜 猫を拾いに が特に面白くって印象に残ってる、が、金色の道がめちゃくちゃつまんなくて読むのをやめようと思った記憶がある。

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2020/04/12

川上さんならではの不可思議な世界と、レンアイの話を、一つ一つ丁寧に読むのが楽しかった。 恋人の弟、丹二さんを好きになってしまった衣世の、せつない恋の話 「ぞうげ色で、つめたくて」 地球外生物が出てくる不思議な話 「誕生日の夜」 修三の母の心の内を綴った「はにわ」 気持ちが動くたび...

川上さんならではの不可思議な世界と、レンアイの話を、一つ一つ丁寧に読むのが楽しかった。 恋人の弟、丹二さんを好きになってしまった衣世の、せつない恋の話 「ぞうげ色で、つめたくて」 地球外生物が出てくる不思議な話 「誕生日の夜」 修三の母の心の内を綴った「はにわ」 気持ちが動くたびに、カウンター機をカチカチと押している女の子の話 「真面目な二人」等々、21篇が収められている。 それぞれ深く考えさせられたり、最後まで飽きることなく楽しめました。 川上さんの掌小説、好きです。

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2020/01/16

いろんな色の恋がある。小さな人や地球外生物、そして怨霊も現われる。表題作をはじめ、「朝顔のピアス」「ハイム鯖」「ぞうげ色で、つめたくて」など心がふるえる21篇を収めた、短篇小説集。『クウネル』連載を単行本化。

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2019/06/12

1作目を読んだ時、ツバキ文具店を読んだ直後だったこともあって、あら、また、代書屋さんのお話か・・・風合いが違ってこれも面白いと思っていたら、独立したお話(1箇所のぞく)の短編集でした。 3作目の「ぞうげ色で、つめたくて」は短編なのに、一組の男女が、恋に落ち、流され、もがき苦しみ...

1作目を読んだ時、ツバキ文具店を読んだ直後だったこともあって、あら、また、代書屋さんのお話か・・・風合いが違ってこれも面白いと思っていたら、独立したお話(1箇所のぞく)の短編集でした。 3作目の「ぞうげ色で、つめたくて」は短編なのに、一組の男女が、恋に落ち、流され、もがき苦しみ、決断しようとした遠い日々と、それが今も二人の背中にのっかっているのが見えるようでした。一瞬の火花のような情熱と、長いときを経た思いが交錯した恋愛小説。川上さんの恋愛小説はいいですね。あのセンセイの鞄を描いた方ですものね。 巻末の解説は壇蜜さん。彼女も「ぞうげ色で、つめたくて」がお気に入りなのでしょうか。なんか、うれしいです。 心のひだを丁寧に写しとるようなお話がたくさん。 色を使った喩えがいくつか、かな。

Posted byブクログ