dele(1) の商品レビュー
ドラマから気になり購入。ドラマが圭の事務所から視点が動かないのと違い、小説では祐太郎の視点で進んでいき、祐太郎の生活や飼ってる猫さんを知れる。圭と祐太郎は考え方や行動が正反対ながらも、うまくやっていく相棒感があって面白い。圭の考え方が少しわかるドールズ・ドリームがこの中では好き。...
ドラマから気になり購入。ドラマが圭の事務所から視点が動かないのと違い、小説では祐太郎の視点で進んでいき、祐太郎の生活や飼ってる猫さんを知れる。圭と祐太郎は考え方や行動が正反対ながらも、うまくやっていく相棒感があって面白い。圭の考え方が少しわかるドールズ・ドリームがこの中では好き。 俺は、死ぬ時何を消して、そして何を残したいだろうか。
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連作短篇集 死んだらパソコンや携帯のデータを削除してくれる、そんな会社が舞台の話。 社長は車椅子に乗っている 圭司 、従業員はこの物語の最初に社員になった祐太郎。 社長の姉はこの会社が入っているビルのオーナーでもあり、弁護士事務所を経営している。 この設定で依頼主が死んで、様々...
連作短篇集 死んだらパソコンや携帯のデータを削除してくれる、そんな会社が舞台の話。 社長は車椅子に乗っている 圭司 、従業員はこの物語の最初に社員になった祐太郎。 社長の姉はこの会社が入っているビルのオーナーでもあり、弁護士事務所を経営している。 この設定で依頼主が死んで、様々なデーターと消去することになるのだが、いつも消去する前に祐太郎は依頼人の人間関係等から即削除を躊躇い、圭司は「依頼はデータ削除なんだから、詮索しなくていい」、祐太郎は「依頼主の為にも中身を知って役に立つべきだ」といつもたいりつするが、結局データから依頼主の為になろうと走り廻ることになる。 面白いのだけど、ワンパターンなので、この評価になった。 最後の一遍はどんでん返しもあり、面白かった。
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死後、誰にも見られたくないデータを依頼人に代わってデバイスから削除する。 ただのデータのはずが、そこに込められた想いの尊さに涙腺が緩んでしまう。 死んでから判明する真実はただ切なくて、隠しておきたい理由も様々で、その秘密を探ることで依頼人の人生を追いかけているみたいだった。 続編...
死後、誰にも見られたくないデータを依頼人に代わってデバイスから削除する。 ただのデータのはずが、そこに込められた想いの尊さに涙腺が緩んでしまう。 死んでから判明する真実はただ切なくて、隠しておきたい理由も様々で、その秘密を探ることで依頼人の人生を追いかけているみたいだった。 続編も読もう。
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友人に勧められて。 自分も万が一に備えてデータの整理とかしようと思わせられた、、、、 ストーリーとか設定は面白かったけどキャラクターのリアリティというか、ここでこんなことする…?みたいな描写が多くて違和感盛りだくさんだった 圭司がすぐ祐太郎に乗せられてるのがちょっと残念という...
友人に勧められて。 自分も万が一に備えてデータの整理とかしようと思わせられた、、、、 ストーリーとか設定は面白かったけどキャラクターのリアリティというか、ここでこんなことする…?みたいな描写が多くて違和感盛りだくさんだった 圭司がすぐ祐太郎に乗せられてるのがちょっと残念というか だって仕事でしょ?って思ってしまった しばらくして読んだら感想も変わるのかな 祐太郎の過去に関する大きいストーリーは気になるけど、一旦続編はパスかしら
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『dele』本多孝好 著 1.職業 消去屋 弁護士事務所を経営する姉。 その弟が経営する事務所はその姉の事務所と業務提携をしている。 職業は消去屋。 依頼者が死亡後、依頼者の指示した時間以内に、指定されたデバイスのログを消去するという内容。 2.2人の登場人物。 消去屋の所長...
『dele』本多孝好 著 1.職業 消去屋 弁護士事務所を経営する姉。 その弟が経営する事務所はその姉の事務所と業務提携をしている。 職業は消去屋。 依頼者が死亡後、依頼者の指示した時間以内に、指定されたデバイスのログを消去するという内容。 2.2人の登場人物。 消去屋の所長は、仕事のプロフェッショナル。依頼人との契約を遂行するために、どこまでも理論的にかつ理性的な思考の持ち主。 一方で所長のアシスタントは、消去する範囲そしてその理由に曇りがあれば、調べないと気がすまない情緒性豊かな思考の持ち主。 対極にある2人。 仕事を通じて、お互いのポリシーの明らかな違いを認識しながらも、あゆみ寄りが始まる。 3.消去できることと、消去出来ないもの この世界から物理的なものは消去できる。 ログもそして生物としての存在も。 一方で、往きし人々との生前の思い出は、プラスもマイナスも消去できづらいものである。 この『dele』の世界では、残された人々が、往きし人々に想いを馳せる物語でもある。 タイトルがdelete /完全な述語ではないこと。 そこに、勝手に意図を想像をしてしまうのは、小説を閉じてしばらくしてからのことであった。。。
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重い過去を抱えているであろうクールな仕事屋と、人情派のフリーター(?)による相棒型のミステリー。人の死なないミステリではなく、人が死んだ後のミステリとでも呼ぶだろうか? 圭司と祐太郎のコンビの登場に、ホームズ&ワトソンのような超古典的役割分担か、はたまた杉下右京&亀山薫的な...
重い過去を抱えているであろうクールな仕事屋と、人情派のフリーター(?)による相棒型のミステリー。人の死なないミステリではなく、人が死んだ後のミステリとでも呼ぶだろうか? 圭司と祐太郎のコンビの登場に、ホームズ&ワトソンのような超古典的役割分担か、はたまた杉下右京&亀山薫的な頭脳&肉体的役割分担か?と想像していたが、読み進めていくと必ずしも謎に対する役割が明確でなく、二人三脚で謎に挑んでいく姿が面白く、こういうのもあるんだなーと思った。ミステリに造詣が深い人には当たり前かもしれないけど。 ついでにドラマの感想(1話のみ視聴) 謎の手がかりや真相が感情に訴えかけるものが多く、ドラマ版でも映えており、アクションも加わり原作以上に熱い展開だった。
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とても興味深い職業。 ケイのビジネスライクな対応が正しいのもわかるし、祐太郎の心の葛藤もよくわかる。 次作でケイと祐太郎がどうなっていくのか楽しみ。
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金城さんファンとしては読まざるを得ない作品。山田孝之と菅田将暉で脳内再生されて、ドラマの続きを見れた感覚になれました。 ありがとうございます。
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現実のちょっと裏、ギリギリありそうでなさそうな感じが引き込まれる。こういう仕事って実際あるんだろうか。 気になったのは、何気に主人公も万能過ぎる点。あらゆる場面で社交性やマナー対応が出来過ぎ、更には駆け引きも出来る。特異的な人になっていて、「普通」を発信するキャラクターとしては適...
現実のちょっと裏、ギリギリありそうでなさそうな感じが引き込まれる。こういう仕事って実際あるんだろうか。 気になったのは、何気に主人公も万能過ぎる点。あらゆる場面で社交性やマナー対応が出来過ぎ、更には駆け引きも出来る。特異的な人になっていて、「普通」を発信するキャラクターとしては適さない。「器用」というキャラクターにしては人情に揺れすぎる。いまいち立ち位置が定まらないと感じた。 話は要素の引き出し方が上手いな、と思った。ついついちょっとずつ釣られて続きが気になる。続編もそのうち読もうと思った。
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依頼人の死後に残されたデータから浮かび上がる謎を元にした連作短編で、この作者らしいミステリ要素にハートウォーミングを交えて無難に面白くはある。 ただ個人的には職業倫理が希薄すぎて納得いかなかった。
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